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気だるい毎日  作者: ちゅうか
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私には、どっちが腐っているのか分からない

「竜祖さぁ、あんな目に遇っててよく学校に来れるよね。本当、感心する」

クラスメイトの利華りかがそう言った。

私は気にせず読書を続けた。

「ちょっと聞いてんの!?」

利華りかが本を取り上げてきた。

「うるさいな…!!」

冒頭に戻るが、『あんな目』とは、集団無視だったり、

悪口を言われたりとお決まりの事である。

私は本当に友達だと思っている、違うクラスの子達を思い浮かべて、

「ああ、あんな目、に会ってる人間を平気で見てられる心ないクズのあなた達とは別で、心配してくれる本当に優しい人達がいるから」

と、笑顔で言い返してやった。

だが何故か利華と、利華と一緒にいた紀大きひろの二人は

『はぁ?私たち?何か勘違いしてるよ、うざー』

みたいな表情を浮かべて目配せをしていた。

私は心の中で、

『安心しなよ、間違っててもあんたたちじゃないからサ』

と呟いた。

私はどうよ、ただの一度もあんた達から優しい言動された事なんてない。

それどころか死んだ方がいいんじゃないだとか、死ねよとか、死、ばかり。

三途の川渡し守を紹介しろってのよ。

ついでに渡し守に使うお金をちょうだい。

あんたらがそうしてくれないんじゃないのよゴミ。

それから本を強引に取り返して、二人を視界から外して続きを読み出した。

「今から配る用紙に記入するように」

先生が教室に入ってきて、プリントを配った。

配られた用紙を見ると、そこにはクラスにいる友人を書けとあった。

私は心の中で焦っていた。

『どうしよう…私に友人なんていたっけ?』

何も書かないのもあれなので、とりあえず喋った事のある数名を書いてみた。

前の席の牙武英奈きばたけえいなが振り返ってプリントを見て、他の子にこう言った。

「ねぇ、この人と私、友達らしいよ」

そう、英奈と喋った事はあった。

「えっそうだったんだー知らなかった」

周りの人間が面白そうに笑う。

私もつられて笑った。

心の中で

『うん、私ったら何嘘を書いてるんだろうねー』

と思った。

その子達に見られてない隙に書いていた名前を全部消し、代わりに[いません]と書いて白紙で出した。

後日、先生に呼び出されて交友関係について聞かれた。

そんな、聞かれても私はどうしようもないことでしょうに!

先生方、もう少し生徒の道徳教育の仕方があるでしょうっ。

先生は私の現状を知らなかったから、それに知っても何もしないから更に状況悪くなったけど…。

竜祖には申しわけなかった、いじめは知らなかったけど、今まで沢山迷惑かけられてきたね…。

これが普通の人間の言い草ではないの?

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