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気だるい毎日  作者: ちゅうか
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友人って何?

あなた達は私を嫌ってると偉そうにずっと言うけれど。

もし少しでも心があるなら、倍以上あなた達は私に嫌われてると理解して。

いつもそうだった、私はあなた達と最小限の付き合いしかしたくないと思ってるしそうしてきたつもり。

その日もいつも通り、私は一人で机に座って本を読んでいた。

途中まで読んだ時、突然、予州よしゅうがやって来てこう言った。

「竜祖、バーカ、デーブ、ぶりっ子、死ね」

ちょうど自殺を考えていたが実行する勇気がなかった私は、こりゃ好都合だなと笑顔で答えた。

「じゃあさ、殺してよ。私、遺書にあんたに殺されても罪に問わないって書くからさ」

予州よしゅうは、

「キモッ」

と呟いて、こちらの様子を伺っていた仲間達の元に帰って行った。

ねぇ予州。

私以外の人に、いい子ぶるのやめてちょうだい。

いつもいつもいつも私以外の人間に愛想振りまいて。

私には思い切り冷酷。

信じられ無いわ。

よくそれで…。

私はそこで考えるのを止め、次話に進む。

その本の中では、テレビのチャンネルが無数にあって、誰かへの悪口が常に流れ続けている番組がある、と言う内容だった。

こんな世の中になったら誰も悪口言わなくなるかな、と考えていたら、

「どうだったどうだったー?」

「やっぱりあいつ、おかしくてキモかった」

こんな会話が聞こえて来た。

あんたはさっさと仲間の所に逃げて、標的がズタボロになるのを待つのよね。

ごりっぱ。

自分が被害にあわなければいいものね。

私は今耐えてるだけ、いずれ堂々と牙を向けてやるわ。

それがあんた達と私の違いなのよ。

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