私のパッケージ
掲載日:2026/05/13
酷い、酷いよ.....
私はこの1着しか纏っていないのに
薄いヴェールをその汚らしい指先で
【破って引き裂いて..捨てて.....】
確かに私にだってほんの少し
罪があったのかもしれないわ
だけど、だけど、、
頭皮を引き剥れて覗くだなんて
『『この悪魔、非道、心無し!』』
口元の緩んだこの悪魔は熱湯を沸かし
嘆く間も無く
私の【中身】へと注いでいく
『『いやだ、いやだ、熱いよぉぉぉぉ』』
何をしたというの
幸せになりたかっただけなのに
幸せになって欲しかっただけなのに
どうしてこうなってしまったの...?
意識が途絶えてまた目を開けた
2分と50秒
鋭い先端を私に向ける手
目尻を下げ、今か今かと伺う目
覚悟しました
幸せでした
私のパッケージは何でしたっけ?
それだけはどうか憶えていて..
.....それでも愛し続けてくれるのですか?




