表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
55/182

スーパーオオカミ怪人

 だがそれを快く思わない者たちがいた。それはジョーカーだ。いきなりサウロン伯爵とオオカミ怪人が姿を現したのだ。サウロン伯爵は忌々しそうに言った。


「役立たずめ! キングウルフならラインマスクを叩きのめすと思っていたのだがな。」

「サウロン伯爵! お前だな! 今回のことを仕組んだのは!」

「ふふふ。そうだ。子連れのメスのウルフを殺し、その子供のウルフを町の人間に拾わせたのにだ。 ウルフたちが町を襲撃するようにな。なかなかいい作戦だろう。」


 サウロン伯爵はステッキを手で遊ばせていた。俺にふつふつと怒りが湧いてきた。


「許さん!」


 俺はそう声を上げた。グレートウルフたちもサウロン伯爵の言葉が分かっているようだ。うなり声をあげて次々に襲い掛かっていった。


「よせ! よすんだ!」


 俺はグレートウルフたちを止めようとした。あのサウロン伯爵に敵うはずがないと・・・。しかしその言葉は届かなかった。


「バカ者め!」


 サウロン伯爵は右腕を大きく伸ばしてその手を開いた。すると黒い糸のようなものが束になって飛び出し、向かってくるグレートウルフたちに絡みついた。


「ぐううっ・・・」


 グレートウルフたちは動くことができない。いや、その力を吸い上げられているようだ。やがてその黒い糸が外されるとグレートウルフたちはそこでうずくまった。


「まずい! 打撃力(ヒットポイント)が搾り取られてしまったようだ!」


 勇者ノブヒコが言った。次にサウロン伯爵はその黒い糸をオオカミ怪人に巻き付けた。するとオオカミ怪人の筋肉が盛り上がり、体が一段と大きくなった。莫大な打撃力(ヒットポイント)を与えたのだ。打撃力(ヒットポイント)は攻撃力と防御力の合わさったものだ。これでオオカミ怪人は数倍のパワーと強靭さを持つことになってしまった。


「グレートウルフたちの力はオオカミ怪人に与えた。これでこいつは無敵になった。ラインマスクよ! ここがお前の墓場だ!」

「なにを!」


 俺は身構えた。パワーアップした狼人に俺は敵うのか・・・だがヒーローとして敵に後ろを見せられない。


「せいぜいもがいてみるんだな。行け! スーパーオオカミ怪人よ。」


 くどいようだが、悪の組織は大げさな冠をつけるのが好きだ。その方が強力になったとアピールできるからだ。だがこのスーパーオオカミ怪人ははったりではない。本当に強くなっている。

 その証拠に向かってくる奴のスピードが違う。放つパンチやキックも数段破壊力が増している。俺は何とかそれを受け止めたが、その衝撃力で後ろに下がってしまった。まともに食らえばラインマスクと言えどもただでは済まない。

 不利を悟って俺はジャンプして逃れた。だがスーパーオオカミ怪人もジャンプしてきて俺を空中でとらえた。そしてその大きな口で俺の右肩に咬みついた。


「うううっ!・・・」


 俺は鋭い痛みで声を上げた。そのまま地面に着地したが、スーパーオオカミ怪人は俺を離そうとしない。奴の鋭い牙が俺の体の中に食い込んでいく。暴れようがもがこうがその牙を外すことはできない。


「ラインマスク!」


 勇者ノブヒコやミキ、アリシアが助けに来るがスーパーオオカミ怪人の一撃でのされてしまった。奴の牙は深く刺さった俺は激しい痛みに苦しめられ、次第に体の力が抜けていった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ