再生怪人部隊
一方、2号は多くの再生怪人に対して見事な戦いを繰り広げていた。6体の怪人を相手にしてもひるむことはない。奴らが取り囲んで間合いを詰めてきても、四方に注意を配って応戦している。
「死ね! ラインマスク!」
前方からオオカミ怪人が叫び、咬みつこうと鋭い牙を向けてきた。2号はその顔にパンチを放って退かせた。するとすぐに後ろからキノコ怪人が襲い掛かってくる。それに対して2号は体を返して蹴り上げた。するとキノコ怪人は後方に吹っ飛ばされた。
「ピュン!」
風を切る音が聞こえた。間隙をついて蜂怪女がムチを振るってきたのだ。2号はさっと下がってそのムチを避けた。
「バーン!」
地面が砕けて裂ける音が響き渡った。さらに蜂怪女はムチを振るってくる。2号はそれを転がって避けながら、ムチが地面を叩いたところを両手でしっかり受け止めた。そしてぐっと引き寄せるとて蜂怪女は前に転がってきた。そこを捕まえて空高く投げ飛ばした。
「毒針を食らえ!」
今度はサソリ怪人が右手の毒針を向けてきた。だが2号はそれをさっと避けて、サソリ怪人との間合いを詰めてその体を捕まえた。そしてまた上に投げ飛ばした。すると空中で蜂怪女とぶつかった。
「ドッカーン!」
空中で爆発して2体とも消えていった。
「おのれ!」
クモ怪人が叫んで挑んできた。パンチやキックを放ってきたが、2号は連続パンチで圧倒した。
「ぐぐぐ・・・」
苦悶の声を上げるクモ怪人を捕まえて投げ飛ばした。「ドーン!」と地面に叩きつけられて強いダメージを受け、クモ怪人は地面に倒れ込んで起き上がることができない。
その隙に後ろからキノコ怪人がそっと忍び寄って、2号を羽交い絞めにした。動けなくして他の怪人に攻撃させようというのだ。それに合わせて前からカマキリ怪人が自慢のカマで切りつけようと近づいてきた。鋭いカマが鈍く光り、それが振り下ろされんとしていた。だがその前に2号が腰を浮かせてキックで蹴り上げた。その衝撃でカマキリ怪人は後ろ向きに倒れた。
それからすぐに羽交い絞めにしているクモ怪人を2号は返して後ろからぐっとつかまえた。武闘術が使える2号には簡単なことだった。そしてキノコ怪人を投げ飛ばした。その体は倒れたままのクモ怪人に重なってぶつかり、両者とも爆発して消滅した。
残るはオオカミ怪人とカマキリ怪人だ。2体は前後からはさむように慎重に2号に近づいて行った。オオカミ怪人はその鋭い牙で食いちぎろうと、またカマキリ怪人は両手のカマで切り裂こうとしていた。
「はさみ打ちだ! どうにもできまい!」
2体の怪人が同時に前と後ろから攻撃を仕掛けてきた。だが2号をさっと横に動き、それを避けた。するとオオカミ怪人がカマキリ怪人の肩に食いつき、カマキリ怪人のカマがオオカミ怪人の背中に突き刺さることになった。
「今だ! トオオオォー!」
2号はジャンプして態勢を整えると、2体の怪人に向かって
「ラインキック!」
を放った。すると2体は離れないまま吹っ飛ばされて空中で爆発した。こうしてせっかくジョーカーが用意した再生怪人部隊は壊滅したのであった。




