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ただの日常、時々ご飯。  作者: モリガン
本篇④
96/104

第89話「大森行進曲 第3章~転生してもずっと一緒~」

早苗:麻依さんの耳って少し独特ですよね。何かあったんですか?


麻依:えっと…これには色々ありまして…


昴:麻依って演劇だったっけ?お姉さんは知ってるけど。


麻依:実は…あの映画に私も出る予定だったんです。監督に誘われるがままに…


「えぇぇぇぇぇぇぇ!?!?!?!?!?」

「もしかして…早苗か?」

「そうです…そうですよ…!皆さん、この子が同級生の桃園くるみです!」

「ふふふ、どうやら会えたようね。」

「知ってたんですか?」

「いや、たまたまでしょ。」

「これが感動の再会なんやなぁ…おねえ、涙止まらへんで…」

「…でも…なぜあの後姿を消したのですか?私、気になるんです!」

「…なんか曲流したほうがいい?」

「昴、それはたぶんどっかでやってくれるから…」

「…誰にも言わないか?」

「言いません、聞くのはこのメンバーとこの店の人だけですから。」


と言われ、困惑する悠一と明日奈。しかし、気になっていないわけでもなかったようで、むしろ“一緒に働くから”という理由で結局一緒に聞くことになった。


「爆発事故の起きたあの日、あの場所では撮影が行われていた…私は…ごめん、思い出せない…」

「大丈夫です、ゆっくりでいいんですから。」

「あぁ、何時間でも話してくれ。店長が臨時休業にしてくれたから。」

「…そういえば、くるみちゃんだっけ、他にその場所には誰がいたの?」

「うーん…二人しか思い出せない…身長が大きくて胸が大きい人と、薄ら笑いをした天使…みたいな人…」

「身長が高くて胸が大きい…ねぇ…」

「なんでうちのこと見る!?」

「いや…こんな品性がない人ではなかったような…」

「それ…妹かもしれへん。昔目の前でなんかが爆発して…あれ以来耳少し欠けて、耳鳴りが止まらへんくなったんやで!」

「確かにそんな気もするね…」

「…ねぇ、本当の名前は…何?」

「由依さん…突然どうしたのですか…?」

「もしかして…その声って田澤先輩ですか!?それに…海美、昴に帆花先輩まで…それに…飛翔さん…そうか…じゃあ、あの手紙を見つけたのかな…」

「はい…これを…」

「虹の森よ光の森よ、映画の天地…」


手紙を受け取ると、すぐに続きを歌いだすくるみ。最初とは違う、まるで昔に戻ったようにはっきりとした声で歌っている。歌い終えるとその場にいるみんなが静かに涙を流していた。


「ありがとう。もう忘れられたのかと思っていた…そう、私は桃園くるみ。大森行進曲の主人公です。あの爆発で全てを失ったように思って引きこもってたけど、今思えば部活の人がいたのを忘れていたよ!魔王様もこの時のために残してくれたのかな…じゃあ、今みんなで歌いたい歌があるんだけど…海美…いいかな?大森行進曲最終章の主題歌、“恋塊”を…!」

「…あの曲は封印する予定だったんだけどな…いいよ!歌おうか!」

「その曲って…みんな、行くわよ。」

「…ありがとう!みんな!」

海美:忘れないわ貴方の頬を撫でる仕草を…


くるみ:いいねぇ!持ち歌持ってるの!


早苗:ただこの曲パート多いんだよね。


悠一:…いや人の店で歌うな!

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