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ただの日常、時々ご飯。  作者: モリガン
本篇④
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第83話「大森行進曲 第2章~幸せの電車~」

早苗:まさかここに来るとは思わなかったです。


海美:時間もかかるしね。でも来てよかった。


昴:真相を解き明かさねば。ね。麻依。


麻依:私実は…


「あけましておめでとうございます!」

「あけましておめでとうございます!」


ここは由緒あるお狐様の総本宮、伏見八幡。ここは千本の鳥居とおもかる石、歴史ある本殿が有名な由緒正しい神社だ。さて、稲荷と八幡は違うのではないかという話は抜きにしてそんな神社の中で探し人をしている人たちがいた。


「記憶をなくした…?」

「どうやらそうらしい。早苗が同級生だったらしいから調べてやってほしい。」

「…この文字が頼り…?でもこの字って…」

「うち…その人知ってるかもしれへん。」

「やっぱりね。先輩は知ってるでしょう。」

「大森行進曲の話は関係するのか?」

「…飛翔、田澤由依って知ってる?」

「由依さんですか?知ってますよ。」

「…できたら連れてきてほしおす。その人やったら知ってる思う。」


そういうと飛翔は由依を呼んだ。たまたま今日は近くに用があって来ていたようなのですぐに来た。海美と昴は来て早々に事情を話した。


「…これ、私の後輩でしょ。でもその子は引きこもったからこの世界から消されたわ。記憶が無くなったというのは、そういうことだわ。だって、あの子は爆発事故に巻き込まれて顔に消えない傷ができて、みんなにいじめられて引きこもった結果消されちゃった…でも、あの子は思い出してほしかった、あの事故があったことを。忘れないでほしかった、あの子のことを。…消されたから名前はもう思い出すことは不可能だわ…みんなも気を付けてね。存在を消されるとこうなるからね。」

「…その子って戻れないの?」

「戻せるなら戻してた!…あの時私は気づかなかった…どう見ても大丈夫じゃないから心配したのに…」


…時計は昼になった。麻依さんが仕事の交代を教えると僕たちが仕事を始めた。参拝客の案内や社務所の運営などをやっていた。そして夕方になり社務所を閉めると結花さんが帰ろうと手招きした。そして臨時列車の時間が近くなったので八幡を離れることになった。


「飛翔さん…演劇の話って本当でしょうか…?」

「そうだね…あまり思い出したくないけど…」

「…どうしてですか?」

「いい思い出がないんだよ…演劇部なだけで兄さんもクラスもみんな引いてたなぁ…誰も理解しなかった…」

「そうなんですね…でもわたくしの転生前に比べたらまだいいじゃないですか。」

「どういうこと?」

「わたくしはバスケットボールをずっとやってました。でもレギュラーになれず…部活内にも外にも居場所がなくて…気づけば転生していました…もしかしたらこの世界に住む皆さんもどこか闇があるのかもしれませんね…」

「闇をすべて聞いた方がいいのかな…心の中の…」

「…実はこの列車、こういった悩みを聞ける列車なんです…しかも各駅にゆっくり止まって、降りる人が気がすむまで話してその客が降りてから発車するんです…」

結花:この電車、実は毎週日曜日に運行されるんですよ。


飛翔:臨時の表示ならもう確定ですね。時刻表は予約しないと見れないけど。


結花:…でもこの電車って何のためなんだろう…


???:みんなが幸せな世界になりますように。

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