第81話「忘却の大晦日」
真音:初詣どこに行く?
京子:石森でどうでしょうか。
真音:雪もさくらも…私たち二人だけだけど…
京子:なら伏見八幡ですか?
真音:そうね、麻依に顔出さねばだし…
「え…今日って大晦日なの!?」
すっかり忘れていた。今日が大晦日だということに。もういくつ寝ると…って寝れないよ!寝たら年越しちゃうから…
「飛翔さん、初詣はどこに行きますか?」
「…どこがある!?」
「え…っと…石森神社はいかがですか?」
「先日行った。却下で。」
「なら…伏見八幡はどうでしょうか?」
「それは…八幡駅の近くのデカい神社?」
「そうですね…そこに行きましょう!」
「初詣はそこに行くとして…今日はどうする?」
「なら、家の大掃除はどうでしょうか?終わったら私がそばを作りますわよ。」
「いや大掃除は昨日終わった…」
「…そうでしたね…今日がゴミの日なの、思い出しましたわ…」
「でも…念のため家の中をもう一度確認しようか。」
「わかりましたわ!ではわたくしはそばを打ってきますね!」
家の中を探索するが、特に何も見つからなかった。しかし、本棚の中だけは見ていなかった。そこを見ると嫌なことを思い出す気がしたからだ。
「飛翔さん~?そばできましたわよ~」
「お、ありがとう。」
昼飯…という時間は終わり、もうすぐ夜になるという頃にそばができたようだ。久々に美味しい蕎麦を食べた気がする。そう思っていると、時計は20:00を指している。
「そろそろ初詣に行きますか?」
「行こう!」
「準備はできました?そろそろ電車に乗りますわよ!」
「神楽阪から八幡まで遠いよね。この時間にあったっけ?」
「言うと思いました!なので…帰りはこれで帰りますわよ!」
「これって…臨時列車のチケット!って、2日に帰るのかよ!」
「これしかなかったんです…!」
「そうだよね…ごめん…」
「あ、電車が来ましたわ。混んでなくて良かったですわ。」
それから電車に揺られて一時間ぐらい経っただろうか。電車は八幡駅に着いた。
「結花さん、飛翔さん、お待たせしました。私は神辺美白と申します。本日は私が伏見八幡まで案内させていただきます!」
「ええ、お願いしますね。」
突然の新キャラ…と思っているとどこかで見た影…もしかして…
「到着しました!ここが伏見八幡です!…私もよい天使になれますかね…」
「天使だったんだ…きっといい天使になれるよ。」
「そうですわね。美白さんだっけ…天使長に挨拶しに今度梅野に来てください。」
「わかりました!」
「あの~飛翔さん?」
「あたしたちも来たわよ!」
「真音がどうしても来たかったからさ。友だちがここで働いているらしいから挨拶しようと思って。」
「…行こう。でも、今の鐘って108つ目だよね。」
「そうですわね…みなさん…」
『あけましておめでとうございます!今年もよろしくお願いします!』
雪:バイトだったんです。
さくら:まぁ、いいじゃない、神楽阪の神社でも…
雪:伏見行きたかった!
さくら:だよね!まぁ、甘酒飲んで帰ろう?明日もバイトだし…




