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ただの日常、時々ご飯。  作者: モリガン
本編③
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第76話「魔弾の射手」

飛翔:この話はもう一人の“神崎”の後日談です。あの後兄を殺したのは…僕なのかもしれない…


「大学は明日まで休学だという。なら、今日はどこに行こうか…時には一人旅もいいのかな…」


 朝8時、暇になった飛翔はどこかに旅に出た。昨日は兄との死闘の末に兄に勝ったが、実はその攻撃で兄は死ぬことになった。この世界を追放されたり刑務所に入れられたりするのは噂に聞いたことがあるが、死ぬことはないと思っていたのでまさか死ぬとは思わなかった。でも、死んでくれて助かったという


「ここまで来れば忘れられるかな…」


上天を過ぎ、来たのは石森。小金森と同じような涼しい気候だが、ここは観光名所でもある。特にバスで30分位行ったところにある石森神社は願いが叶うという。ほかにも石森にはいろいろと有名なものが多い。


「バスに乗るか…まだ朝10時過ぎだし…」


意外にも神楽阪と石森は距離が近いので一時間と少しで着いたそうだが、神社に行って何をするんだろうか…


「神様…みんなが怜の存在を忘れますように…」

「…飛翔さんが幸せになりますように…」


誰かいる。しかも僕への願いだ…あ、隣に見覚えがある…


「飛翔さん、頑張りましたね。結局死人は出てしまったけど、他を救えたならよかったじゃないですか。」


…そうだ、近所の公園に住む千歳さんだ…ここが地元なのかな…


「えへっ。実は結花さんに頼まれたんです。たぶん飛翔さんはここに来るだろうってね。私の地元がここだったの…知ってたのかな…?」


合ってたんだ…ていうかこれでいいのか…?


「さて、ご飯でも食べに行きますか?」


いや早いよ!まだ11時…昼にするか。混み始めるだろうし。


二人が歩いていると、神社の参道に食堂があった。人も少なそうだし入ることにしたようだ。


「…ここって何かの舞台でしたっけ?」

「さて…?わからないですね…」


そのあと二人は名物のカツ丼を頼んだ。しかし、飛翔はまだどこか落ち込んでいる様子だった。


「飛翔さん…あれはあなたの兄のせいでした。怜さんってザミエルだったでしょう?」

「…そうだよ。でも、なんでそれを?」

「こんなお話があります。発射すればその人の狙った標的に必ず当たる弾丸、いわゆる魔弾と呼ばれるものがありました。しかし、その弾は最後に悪魔の望むところに命中するのです。怜さんは何回攻撃しましたか?」

「…7回だ。8回目で打ち返したらしい。」

「多少異なりますが…魔弾の射手という物語みたいですね。」


そうこう言っているうちにカツ丼が来た。味噌汁がついていたのでうれしかった。カツ丼はカツが柔らかく味が染みていて美味しかった。


「もう電車の時間ですね…私は早く家が見つかるといいのですが…」

「ははは…願いが叶うといいね…」

結花:千歳ちゃん、飛翔さんはどうだったの?


千歳:少し病んでたけど、大丈夫そうですよ。


結花:それじゃあ飛翔さんの笑顔も…!


千歳:そこらへんは結花さんがやってください。

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