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ただの日常、時々ご飯。  作者: モリガン
本編③
82/104

第75話「もう一人の“神崎”~完結編~」


そう、来たのは宏と飛翔だ。宏は怜が来てリコリスに隠れている時に飛翔を見つけると何も言わずに連れ出し、明日奈に伝言と変装のコツを教えて隠したようだ。


「宏…!智也が…」

「ああ、かわいそうだな…本当に…かわいそうだ…なぁ…怜…わかっているよな?」

「は?ザコが死んだところで何もないだろ。飛翔の次はお前を殺そうか?」

「…勝手にしろ。」

「…それじゃあやってやる!」


怜は飛翔を殺すために最大火力の波動を放った。飛翔はまだ致命傷ぐらいだ。しかし、怜もその反動で体力がかなり減った。兄弟同士の対決、どうなるのか?


「大体なぜ僕を殺そうとする?」

「お前が昔からうざいからだよ。」

「いや、なぜ?」

「いいよな、お前は親にちやほやされてさ。俺から何もかも奪っていくんだと思ったからさ。」

「…なぜ親は僕に好かれたと思う?」

「知らないね。もしかして俺より頭がいいから?」

「違うよ。僕に何をしたか覚えてないの?」

「は…何だよ。」

「僕の彼女を盗んだ、彼女だけじゃない、地位も友達も、金も全て盗んでいった。奪ったのはどっちだよ。」

「実際俺がやったのに、兄だからごまかすことができたんだ。年上だから彼女を盗めた。カンニングも万引きも弟が指令したと言えばごまかせる。友だちも金も嘘を付けばこっちのものになるんだよ。」

「でも、バレたんだよ全部。彼女は罪悪感から死んだ。カンニングは別の先生が真実を知って密告したら懲戒免職になったよ。盗んだ店の店員さんも辞めさせられたよ。味方した人は全員不幸になったよ。友だちもみんなね。だから親はお前を転生させようとした。」

「転生なんて嫌だったから、その時も俺はお前を代わりにいけにえにした。そのあと俺が転生してお前を殺して俺の世界にする予定だった。なのに…なぜおまえが全部壊す!」

「…」

「何も言えないんだな。俺がそんな怖いのか!いや…壊したいからか?俺が嫌いだからか?…答えろよ!年上の質問にはちゃんと答えろよ。俺の方が偉いからな!」

「…いい加減にしろよ。」

「答えになってねぇよ!ちゃんと答えろよ!」

「お前マジでいい加減にしろよ。」

「誰に向かって口きいてんだよ…わからされたいか?美春、やるぞ…美春…美春!?」

「はぁ…サイテーだね。なんでそんなことができるの?その考えが理解できない。大体何歳だよ。」

「24…です…」

「同い年じゃん!余計に見損なったわ。というかさ、あやめとか水輝だっけ、あの子たぶん同い年だよ。あやめに関しては年上だし…何してるの?気に食わないからって町を破壊するとか意味わかんないから。じゃあね。あと、兄弟対決は怜の負けだよ。」

「どうでもいい…足手まといが消えた…俺が殺す!」


そう言い放つと駅舎の上には閃光、周りの地上が浮き出すように揺れる…怜が7発目の必殺技を放った…しかし、飛翔は怜の技を打ち返した。打ち返した弾は怜に直撃した。身体が焼けるように消えた。


「やったんだ…」


怜の姿が消えると黒い空は青く晴れ、戦闘不能だった人も元気になり、街もほとんどが姿を取り戻した。みんなから称えられる声が響く。

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