第73話「もう一人の“神崎”~中編~」
「おい!裏切ってんじゃねぇよ…たぶらかしたガキ…てめぇ許さない…」
「本当に、飛翔を知らないんだね。最近思い出したんだよ。本当に飛翔は誰にだって優しいことを。それなのにその優しさを裏切ったのは誰だよ!」
「…つぶす。ぜってぇつぶす。」
そういうとなんと近くにあった電車を持ち上げて殺そうとした。しかし、みんな生きていた。電車を持ち直すと夜晴が守っていた。
「なんだよ。弱いじゃねぇか。怜、私を騙した罪は重いぞ。」
「夜晴ちゃん…!」
「みんな…私は大丈夫だ。みんなは怜を攻撃しろ。私にかまう必要はない。」
「ええ…でも…」
「私は死なない。いや、死ぬわけにはいかない。」
夜晴の漢気に感化されたのかみんな攻撃して善戦する…なんて話が普通の物語だが、そうは怜がさせない。気づけば3発目の攻撃でみんなが吹っ飛ばされて飛翔の方に向かった。
「ごめんな…守れなくて…」
「いや、そんなことないよ。きっと怜は誰か倒すから。」
飛翔がいたと思われる場所に、今度は強そうな5人が来た。みんな飛翔を守るために来たようだ。
「怜、久しぶりだな。」
「ええ、飛翔はここだろうと思ってるだろうな。」
「残念だけど、飛翔のように見える私だよ。」
「あすなさん!?それありなの!?」
「美紀…実はかくかくしかじかで…」
「なるほど…あと全員誰なの!?」
「あ、飛翔のアパートの大家です。隣は俺の友達の漁師。」
「私はアパートの住民です!光ちゃんです!」
「で、私は説明不要の明日奈だな。」
「あ…美紀です。」
「…追いついたよ!父さん!」
「拓哉…なぜ折り返した!それと…隣は」
「我は神の河田大志なり…」
「こいつはガードになりそうだ…うん…」
「あ、遅れました!飛翔の嫁です。」
「あ、天狗の子だよね。あまり嫁と公言しない方がいいよ。」
「てか今回は味方なんだ…」
「怜さん、終わったら取材に付き合ってください。」
「…みんなまとめてぶっ潰す!」
そういうと4発目にみんなを丸ごとつぶしに来た。しかし、道路が陥没するレベルでもみんな生き残っていた。
「みんな、大丈夫か。」
「おお!陸じゃないか!ありがとう!」
「我が助けた。ではこれで。」
「あすなさん、やっぱすげぇや。」
「ありがとな!…ちょっと待って、怜って…!」
「どうした。我が聞こう。」
「一人称…オリジナルじゃないんだ…(´・ω・`)」
「…私の友達に連絡してもいいか?」
その言葉にみんなが驚いた。明日奈はその驚きを無視して連絡をした。
「もしもし、あやめ。話がある。」
「あすな!?もしかして…」
「話が早いな。あの悪魔は今、神楽阪から上天に向かっている。」
「…なら、順辺田に引き留めてくれない?今上天発車したから。」
「言われなくても、今向かっているぞ。」




