第1話「ここは…どこ…?」
どのように書くかまだ分からない初心者の主が、適当に日常な小説を書くとどうなるのか知りたい。それが理由でなろう系作者になった。
※注意
・拙い文章が続くので、見るときは自己判断でお願いします。
・荒らしや冷やかしは普通にダメです。
・時々設定崩壊やキャラ崩壊、メタ発言などがあります。
「ここは…どこ…」
僕は神崎飛翔。大学2年生のごく普通の人間だ。いったいなぜこんな突拍子もないことを言ったのか。その理由は数時間前にさかのぼる。
僕は寝ていた。いつも通り夜の12時にだ。それから…いつも通りに目が覚めた。目が覚めたその瞬間はいつも通り、自分の部屋の光景だった。しかし、どこかが違う、何かが違う、でも何がどう違うのかが分からない。
そして今に至る。そういえば、親の元から離れてもうすぐ2年になる。親とは時々連絡しているが、連絡をしようとした。机にあったスマホで親の連絡先を探すが…
「ない。親の連絡先がない。どうすればいいんだ…」
焦りと不安の中で色々なアプリを開いては、現在地を調べることを繰り返した。それから何時間立ったのだろうか。家のチャイムが鳴った。とりあえずドアを開けることにした。
「すみません!神崎さんの部屋はここですか?」
聞き覚えがない、けどとてもかわいらしい声がした。舞い上がる心を抑えて扉を開けると…!?なんなんだこれはぁ!?髪の上からイカのミミのような…いやエンペラか…おっと、そこじゃなくて人間じゃない!間違いなく僕はそんな気がしたので聞いてみた。
「はい、僕が神崎です。」
「そうでしたか。初めまして、私は最近ここに越してきた蟹江京子です。よろしくお願いしますね。」
どういうことなの!え…イカなの?カニなの?それとも…困惑する中で、彼女は僕に彼女の大好物だという手作りのエビチリをおすそ分けしてもらった。…どうなってんの!え…これもうわかんねぇなぁ…
そのあと困惑しまくっていた僕はその後に何を言ったのか、何をしたのか覚えてない。彼女はもう部屋に帰ったそうだが、帰るときに“今後もよろしくお願いします。”と言っていたので、怒っていないのは確実だ。そりゃあ、彼女は悪い人ではないし、悪いこともしてないからね。だけど、美味しいエビチリをもらったから次会った時にお礼を言おうと思った。
困惑状態から目が覚めて、ふとスマホを見るとロック画面は夜を指していた。まったく気づかなかったが、言われてみれば外の明かりがついていた。ロックを解除すると混乱していた時に開いていたと思われる地図アプリの画面があった。あの時と違い、電波が入ったのでよく見るとここは…
「…!?もしかして異世界に来ちゃった?」
まるで小説の世界じゃないか。でも、来てしまった以上は仕方がない。この世界で自分らしく生きていこうではないか!
異世界に来たと知った飛翔君。異世界でどんな生活をするか、次回をお楽しみに!