第69話「出番が欲しい者たちの物語」
飛翔:出番が欲しいなら欲しいと言えばいいのに。
結花:それを伝えても意味ないでしょうに。
飛翔:…まぁ、欲しい気持ちはわかるよ。
結花:そうですね…
「は~い、いらっしゃい。」
こんにちは。ルーナにようこそ。私がマスターよ…最近出番がないわぁ…ね?作者、もう少し私が出てもいいんじゃないかなぁ~?…と言いながらも店を持たせていただけるだけありがたいと思わなくては…あ、お客さんが来ました。
「おっす、姐さんやってるか?二人なんだけど?」
「浩介…ラーメン屋じゃあないんだからさぁ…」
「あ…すまんすまん。」
あの二人…仲良しですよね…たまには相談じゃなくて雑談でもいいかしらね…
「おや、マスター。今日も実は相談が…」
「奇遇だわ。私も相談があるのよ…」
「そうだな…せーので言うか。」
‐せーの‐
“出番をください!”
「…ふふっ。そうだ、私たちで小さなパーティーをしましょう!」
「もちろんです。時間はこのあとでいいですか?」
「…?みなさんこのあとパーティーですか?」
「そうよ、かおりちゃん…今日は上がっていいわよ。」
「いや出ますよ。わたしと夏葉ちゃんの歓迎会も兼ねて!」
「ええ!?ゆたさるがやー?…にふぇーでーびる。手作りぬサーターアンダギーちゅくてぃちゃびらやー。」
「そうと決まれば早速始めるか!料理は夏葉ちゃんと俺に任せろ!」
「…そうだ、浩介は一時期沖縄って場所に住んでたわ。」
「…あの子が沖縄出身ってよくわかったわね。」
「いや…沖縄ってこの世界にあるの!?」
※転生前は現実にいた設定です。ちなみに神崎家は成田線の下総神崎駅の近くが出身という設定です。でも駅名の読みは「こうざき」だけどn
「さて、料理するか!夏葉、まじゅんしむんかい行ちゅんどー!」
「…はい!」
あ…浩介さんって沖縄語できるのね…知らなかったわ。
「…みんな、できたぞ!」
「まーくなやびたん!むるっしまじゅんかまびら!」
「そうだな。絶対美味しいから。で、誰を呼んだんだ。」
「…父さん!?探してたよ?」
「みなみ…ごめん、許して。」
「…それにかおりちゃん、君はまた学校サボってるの?」
「…ひえっ。」
「まぁまぁ、みんなで楽しみましょうよ。」
「…親分!呼んだ理由って…?」
「ヒロ、今日は目いっぱい食べるんだ。」
「…はい!」
「美味しい。これはとても美味しい。懐かしいな…」
…おいしいわ。浩介はどうしてこんなに料理できるのかな…
「姐さん、俺は元から料理ができたわけじゃねぇ。昔、長く付き合って結婚したやつがいる。その時イタリアンのレストランでシェフをやっていたから自然と俺が家事をやることになった。ただ、あの嫁は色々あって…自分から…な。」
「それは…重かったね…」
「でもいいんだ。あの嫁は浮気してたからな。その不倫相手の兄が、真音の父だ。」
「…あの人ね。でも、その人は慎一郎が…」
「ああ、間違いない。」
今度二人で…ふふふ。
真音:初めて飛翔が全休してたわね。
京子:どこかに拉致られたりルーナ回だったりすれば…初めてではないのでは?
雪:そうだね…
さくら:次回は…飛翔は泣くよ…




