第68話「いつから転生ものじゃないと錯覚してた?」
初音:私は昔、飛翔に伝えたんだよね…
佳奈:なんですか!?
初音:あなたは天使になったと。
佳奈:そんなこと覚えているんですね…
初音:今では覚えている人も…そもそも読んでないか。
今日はテストの返却日。というか、返却というより結果が貼り出される日。プライバシーなんて知ったこっちゃないみたいだ。僕は番号が200番台なのでそこへ見に行くことにした…しかし…
「嘘だろ!」
なんと300人中17位だった。ここまでの順位は久々だった。実は上位100位以内を初回で取るのは珍しいことらしい。一方250位以下を取ると確実に留年になるためかなり怖いのである。こうなったら学食のメンバーで集まって結果を聞くことにした。結果を聞くのはよくあることだからね。しかし600点満点のテストで17位か…
集まろうとは言ってないのにみんなすでに来ていた。そして点数と順位を発表し始めた。
「まずはあたしね。あたしは479点よ。」
「すごいですね…でも、私は480点。一点上です!」
「二人とも100位以内なんだ…あたし…340点…175位です…」
「あの…あたし…101位ね。京子が100位よ。」
「僕は380点です!順位は148位です!」
「涼…私は387点よ。141位だけどね…」
「飛翔…あんたすごいんでしょ?噂になってるらしいじゃない。」
「僕は…555点、17位です。」
「私でも300点がギリだったのに…ちなみに237位だよ。」
「…250位以下じゃなくてよかったよ…」
「私は548点…だけど、33位ですよ。」
「実は550点が結構多かったみたい。しかも頭のいい人が軒並みそれ。」
「テストの見せ合いですか?」
「わたくしは496点ですわ。67位ですわ。」
「みんなすごいね~私は…267点。249位だよ~」
「すごい…ギリだったわね…」
「私は550点…23位よ…私含め10人ぐらいいたわ。」
「会長はすごいでしょうね…」
「絶対すごい。僕よりもね。」
「私か?私は583点。でも3位よ。」
え…会長頭良すぎん?てかそれ以上の人って誰…?
「2位は私の友達の子が590点だったわ。1位は…600点らしいよ。」
「もしかして…あの貧乏の子?」
「ノエル…その子が2位だよ。」
「え…じゃあ…1位は…」
何とも言えない静寂が流れた。すると噂をしていた子が来た。
「あの…」
「ああ、天ケ瀬さん。君は1位の人を知ってる?」
「うん、知ってるよ。澪、私たちの後ろにいた秀才だよ。最終日の高校棟の2階にね。」
「…飛翔じゃなくて?」
「飛翔の隣の悪魔だよ。」
「足立?あ~確かに頭はいいよね。素行に難があるけど。」
あ、あの時先生にたてついてた子だ…でもどうして…
「俺を呼んだか。でも、君たちはもう帰るところだろ。」
「ええ、そうだけど。」
「ふん、とっとと帰りな。」
「…何なの…あの子…」
とっとと帰りな…さもないと、あいつはまた来るぞ。飛翔、君を狙いにね。
昴:ところで4位って誰?
宏:それは誰にもわからない。
澪:なんで?
宏:…それは説明できない。




