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ただの日常、時々ご飯。  作者: モリガン
本編③
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第67話「謝罪より美味しい笑顔」

澪:笑顔?それよりも学食にバターフライとチーズバーガー、あとは牛脂の無料サービスがいいわ。


ゆりね:さすがにダメ。


ノエル:許されない。


澪:会長権限で強行します!


真音:サークル権限でアウト!


「飛翔君、災難だったね。」

「本当にそうですよ…なぜ憎い人に会わなくてはいけないのか…」


帰りの車中、そんな愚痴ばかりが聞こえた。家に着くと冷えた空気の中、特に何もなかった。家の冷蔵庫も残りわずか。どちらにしても食欲なんてなかったから眠りについた。


朝の秋風が吹いた。時計は朝の9時を指していた。そういえば住民はどうなったんだろう…そう思っているとドアのチャイムが鳴った。


「飛翔さん、ただいまですわ。」


結花さん、おかえりなさい…!?


「結花さん…うしろうしろ!」

「あぁ、駅で困っていたので助けるついでに連れてきちゃいました。」

「こんにちは、お邪魔します。」

「私たちは神崎飛翔という人を探しています。ご存じですか?」

「…この人たちは駅で何を聞いてたの?」

「えっと…あ、美味しい料理を作ってくれる人はいるかという話でしたわ。」

「…それ僕たち関係ないよね?ま、それは結花さんに任せるとして、神崎飛翔は僕です。どうしましたか。」

「…それでは部屋にお邪魔しますね。」


「…先日は申し訳ありませんでした。」

「彼は教育して一人前の悪魔にするつもりです。」

「ちょっと待って、それを天使の前で言って大丈夫ですか?」

「あ、大丈夫ですよ。というか…怜と違って優しそうですよね。」

「確かに…ところで怜とは兄弟関係ですか?」

「そうですよ…僕は弟ですが…」

「やっぱりそうでしたか。いつも怜がうるさいので…」

「しかも怜ってさ、セクハラとかパワハラとかして困らせているんです…まったく、だから見習のままなんだけどね…」


兄についての悪評は非常に多かったみたいだ。やっぱり優しいとか言ってるあの女たちは嘘だったんだな…と思っていると…


「皆さん!ただいまスコーンとパウンドケーキが焼きあがりましたわよ。紅茶と一緒に持ってきますのでごゆっくりどうぞ!」


ありがとう結花さん!うん、美味しい。やっぱりいつも作ってるからなのかな…どうもお菓子作りは苦手なんだよな…


「美味しい…これ、智也にあとで食べさせたいわ。持ち帰りできるか後で聞こうっと。」

「あ、申し遅れました。私は小見川水輝。お好きにお呼びください。隣にいるのは笹川あやめ。私たちのリーダーです。そして私たち二人と智こと滑河智也が怜の教育係です。」

「水輝、色々紹介ありがとう。というわけで私たちで怜を育てていくから飛翔さん、これからもよろしくね。」

「あの…もし何かあったらどうすれば…」

「ああ…神川さんか明日奈に話せばいいわよ。明日奈…ってあの熱血漢て言えばいいかな。あの子はこっちの大学にいるから。じゃあ、また会いましょう!」

「あ、お持ち帰りのパウンドケーキですわ。また機会があればうちに来てください。」


これが見たかった。笑顔が。

大志:われは神だ。我を信仰しろ!


綾華:私は天狗の子、飛翔を信仰しろ!


大志:え…なぜ?


綾華: 私のわがままを、どうかお許しください…しかし、貴方の存在があってこそ、この料理の味わいも 初めて完璧なものにn…


大志:うーん、帰っていい?

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