第61話「天使の会合」
篤史:我々も悪魔の会合開きましょう?
魔王:えぇ…めんどくさい…ていうか全体的に多すぎるんだよね…
篤史:そこを何とか…
魔王:…今度やるか。
「ここが梅野か…すごい街だね…」
神楽阪から1時間、ここは天使の住む街梅野。僕と結花さんは二人で天使の本部となる教会に向かった。そこにはすでに呼ばれた者達がいた。
「みんな来たか。ここは天使の中で一番偉い場所だ。ここに選ばれたのはとても光栄なことだ。これからどうぞよろしく。大丈夫だ、気を楽にしてもらってよいぞ。私はここの天使長、大島初音だ。」
「あ、わたくしはここのサブリーダーの楠結花ですわ。みなさまよろしくお願い致しますわ。」
「僕は神崎飛翔です。天使らしく、自分らしく頑張りたいと思います。」
「初めまして、私はみんなの教育係、春日原魅華子よ。大丈夫よ、怒ってないわ。顔見知りなので…」
「あ、みなさんどうも、宇田川遥希だぞ。よろしく~」
「…佳奈は?」
「初音様、佳奈はたぶん電車の写真でいっぱいになって忘れてるのでは?」
「だから特別列車のスジにかぶらないようにしてたんだけどな…」
「遅れました~!いやぁ…写真を撮って帰ろうとしたら梅野を通過していたんですよ~」
この人…特急に乗ったな?
「あ…初めまして、西園佳奈です。今回は記事を書かせていただきますね。」
記事…うっ、頭が…って、なぜ呼ばれたんだ。
「さて今回みんなを呼んだのは、飛翔の役職についてだ。」
「…ガブリエルはいかがですか?」
「…確かにあるな。ほかに案は?」
「あ、飛翔さんはもしかして役職を知らないのでは?」
「…そうじゃないか!飛翔、実はな、天使は固有名が役職になるんだ。例えば魅華子はミカエル、遥希はラファエル、結花はウリエル、私はコカビエルという風にな。あ、あそこの記者はマスティマだよ。」
「私遅刻しただけなのに~!」
「まぁまぁ…いいじゃん、存在を認められてるだけさ。」
「で…役職案は他にあるか?」
「バラキエル?」
「ハニエルとか。」
色々あったが、僕はこの意見しか出なかった。
「天使長がガブリエルとなったうえで僕がコカビエルになりますよ。ガブリエルの方が強そうですし。」
みんなが驚いた。どうやら天使の中でガブリエルの役職は数年ぶりだそうだ。それを断ろうとしていると思われたそうだ。しかし…
「私は主であり天使長だ。これでいいだろう…先輩、夢がかないましたよ。」
これはいい話だったのかな…でも、よかったと思う。帰りは居酒屋に行こうとしたが、後日に歓迎会をするので問題ないそうだ。最後に天使長に僕の使命を伝えられた。
「飛翔、あなたはこれから君の作る料理でみんなを笑顔にしなさい。」
浮かれてるわけではないが、これからのモチベーションになる。さぁ、前を向いて生きよう。あの綺麗な夕陽を眺めながら。
飛翔:あ、夕陽が綺麗。
佳奈:やっぱり癒されますねぇ…
魅華子:そうだね。まるでオレンジみたい。
遥希:卵の黄身にも見えるねぇ…
初音:…やっぱり綺麗だな。




