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ただの日常、時々ご飯。  作者: モリガン
本編③
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第57話「僕の大事な天使」

綾華:大事な人と一緒にいる天使えたいのしれないぶったいを殺したったんだがww


速人:は?何してんの?


隆:笑えない…草も生えない…


初音:早く自首したら?


「おはよう…」

「飛翔さん、おはようございます…」


これは一体どういうことなのか…結花さんの身体には多数の切り傷が…


「あ…これは…リスカではないですよ…実は…」


実は、とある人間に殺されそうになったそうだ。この世界には人間なんていないのになぜ…しかもよりによって狙われて…


「…病院に行こう。」

「いえ、もう行きましたわ。でも…わたくしは…人前に出られない…」


…きっと精神的に大きな傷を…さすがに大学を休むべきか…と悩むしかなかった。僕にはどうすることもできなそうだから…


「そんなに落ち込まないでください。飛翔さんはいつも通り大学に行っていいですから…わたくしで悩まないでください…」


…気づけばもう夜の中、明日からまた一週間が始まるというが一日家を任せただけでこうなるとは…彼女は悪くない。きっと、そうだろう。眠りから覚めて雨の中、今日も学校に向かった。学食のバイトの面接の悔過を出さなくてはならないが、どうしてもそんな気分になれなかった。


「ひーくん、どうしたの?元気がないね。」


そりゃぁ…同居人が何者かに刺されてケガしているというのに…雪ちゃん…心中察してよ…


「そうなんですか…それはお気の毒に…」

「犯人はわかっているの?」

「あの子は…誰よりも飛翔さんを思っているのに…」


みんな…ごめんな…こんな所見せて…


「そういえば、わからないですけど昨日の新聞にこんな記事が。」


そう言って涼が見せたのは昨日の新聞の記事だ。そこには見出しで“天使の抗争か?何者かに刺される”とかいう記事があった。ありえない…絶対にありえない…こんなこと書くのは…きっと…と思ったが、天使たちに話さなければいけないとまずは事情を説明しようとした。一応その記事の写真を撮ってメールに送った。


それから数時間が経っただろうか。学食の営業が終わり、帰るときに電話が鳴った。初音さんからだ。電話の内容はこんなものだった。


「飛翔、結花を傷つけた犯人と思われるネットの書き込みを見つけたぞ。どうやらそいつはかなり自慢げに書いていたみたいだ。」


まじか…信じられない…それを聞いた時に絶句しかけたのは言うまでもない。家に帰るとすでに夕飯の用意が終わった結花さんがいた。


「今日は家に余っていたもので作ってみましたわ…こんな傷のついた女なんて…好きじゃないでしょう…嫌なら言ってください…わたくしはいつでも消えることができますので…」

「そんなわけない!大丈夫だよ、一緒にいてほしい…」

「…わたくし…でいいんですか…?」

「そうだよ。結花さんがいるととても心が安らぐんだよ。」

「…ありがとうございます…飛翔さん…これからもよろしくお願いします…!」


僕は、結花さんに会えてよかった。彼女がいることでここの生活がより良いものになった。これからも大事にしていきたいと、前より強くそう思った。それと同時に、彼女を傷つけた人を許さないと思った。

真音:ただ君のために星が降り…


雪:それ何の歌?


真音:いや夏が終わるからちょっとね。この大学に夏休みなんてほとんどなかったのよね…


飛翔:…あれ?あの人影は?

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