第52話「それは作者の…」
作者(代読:飛翔):えーっと…この物語の展開に行き詰まったのでどうにかしたいです…なんだこれ?
京子:それ…どうして作者がこんなこと書いたのか…気になりません?
真音:飛翔はたぶん灰色とかになりそうじゃない?
雪:…それなんて既視感?
「最終回…か…」
僕は悩んでいた。前から書いていた小説のアイデアが思いつかないからだ。だからと言って最終回にもいくつかパターンがある。それを誰かに相談しようと思った。
「誰か最終回のアイデアを教えて。」
すぐに返事が来た。
「わたくしなら…魔王を倒して姫を救って結婚するというものにしますわ。」
結花さん…この世界の魔王は弱いんだよね…それに姫がいない…このエンドは参考にならないな…
「天使が世界を壊すというのはどうだ?」
初音さん…絶対にそれはない。それじゃあまるで僕たちが悪者みたいじゃないか。
「思いつかないわ。自分で考えなさい。」
「私も思いつきませんね…」
「結婚なら私でもいいよね?」
この人たちに聞かなきゃよかった…
「みんな石化させればいいのでは?」
…この案はボツで。そんな最終回はない。
「もう…最終回じゃなかったの?」
ことりちゃん…泣 そんなわけないんだよ…すべての伏線がまだ回収できてないんだよ…
「どうしたの…?もしかして疲れちゃった?」
心美ちゃん…泣 ほんとにその通り…
「生徒会の一日にすれば解決ですよ。というかもっと出させてください…」
会長の意見に賛同して今後の出演を減らすか。会長だけね。(やりません)
「そうだ。ルーナに行こう。」
思い出したかのようにルーナに着くと、先日とは別の新人店員がいた。
「こんにちは!初めまして!渋谷花桜梨です!」
積極的だな…苦手だ…かおり…って読むの?そう考えながら相談を聞いてもらった。今日はいちごミルクを飲みながら相談した。
「それなら“今までありがとうございました”とかそういう感じのことを言えばいいじゃないですか。」
この店員…たぶん人を見て態度を変えてる?
「それよりも二人で相談しません?」
「はぁ…?」
なぜ二人きりの相談になるのか…
「かおりちゃん!いい加減にしなさい!」
「店長…!」
「由依さん…!」
その後かおりちゃんは裏でかなり叱られたみたい。その後由依さんにも相談すると…
「うーん、やっぱり日常を書いて終わらせるのがいいんじゃないかしら。むしろ書かなくてもいいと思うわぁ~」
なるほど…!参考にしよう…
これを考えているうちに夕方になってしまった。夕飯を食べに家に帰った。帰ろうとするときに見たことある人影にあった。話しかけると答えてくれた。
「我に何か用か?」
うん、大学で見てるからね。
「そうか…お主には見えるのか…我は浦野陸。夜叉の者だ。我とは関わらない方がいい。厄介なことに巻き込まれるぞ。」
まじか…どんどんキャラが増えれば終われないね…最終回なんて考えず美味しいご飯を食べに帰ろうか!
ことり:なんかこういう場面で最終回らしい曲流れるよね。
みなみ:じゃあ、私たちが歌う?
ことり:そうね!今夜恋にかわる…しあわせな夢で…
俊一:だからやっぱり既視感。




