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ただの日常、時々ご飯。  作者: モリガン
本編②
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第48話「炉心融解」

李々花:やっぱり言いすぎちゃったかな…


美悠:そんなわけないでしょ〜…でも、最近夜晴ちゃん…学校に来てないよね…


美紀:君たち…入院したこと知らないの?


李々花:そんな…


「うぐっ…」


…うう…うう…


目が覚めると病室のベッドの上、また殴られた。覚えているのは…西町駅で電車を乗り換えた時だ…西町から急行に乗るべく乗り換えようとしたとき…誰かに殴られた…僕は本当に命を狙われているんだな…もう誰も見舞いに来ないのかな…そう思うと悲しくなってきた。せめて…誰かいたらな…


「え…なんであんたがいるんだよ…ちぇ…」


うわ…夜晴もいるのか…疲れるな…てか、殴ったのこいつだろ。詰めようかな…


「…飛翔か、私は何も守れないんだな…」


うっす、私は高嶺夜晴。あの悪名高き高嶺家の長女にして次期家長だ。


「どうして入院しているの?」

「私は裏切られたんだ…そもそも、神崎という名前だけで勘違いしてたな…本当につぶすべきなのは飛翔あんたじゃなかったんだ…」


僕以外に…神崎がいる?


「それでも小海速人はあんたをやりたかったみたいだ。毎日起こしに来てうるさかったからだそうだ。でも、あいつは引きこもりだ。引きこもりはこの世界じゃ禁止だからな。私は一応学校に行っている。まあ、だからどうしたって話だろうけどな。」


速人君…やっぱりそうだったのか…


「思えば本当に色々と悪いことをしてしまったなぁ…少し前まではみんなをいじめていたんだけどな…今じゃ友だちなんていない。みんなと仲良くする方法なんてわからないからああすることしかできなくて…ごめん、飛翔は私の話を聞いてくれてたんだ…」


そりゃ…あたりまえだ。誰もいないんだから。


「…本当にごめんなさい…今更謝っても許されないと思うけど…」

「…あの時殴ったのは夜晴か?」

「いいや。私はあの学食の小火の後から入院しているからな…」


…結局何があったんだ…


「その小火の時、警察から船堀尚人が脱獄した。私は美悠とりりかを守ろうとしたんだ…でも、私は殴られた。一発で倒れたんだ…その間に二人はやられたよ。入院してた時、二人は見舞いに来て怒られたよ。絶交されたよ。やっぱり私は…ハハッ…」


そんなこと…


「そんなの本当の友達じゃない…」

「…だよな。所詮、私はみんなの嫌われ者だもんな…でも飛翔といると、なんか心が少しだけ楽になったよ。」


良かった…でも…あんなこと言ってよかったのかな…


「…そんな浮かない顔するなよ、私も同じこと思ってたんだからさ。悲しいけど、これが現実なんだからさ。」


その後はかなり語り合ったな。途中で島野さんがお見舞いに来てくれた。学校の話を聞いてると、実は今、学食が大変なことになっているんだそう。


「行かなくちゃ…」

「飛翔さん、やめた方がいいです…!」

「いや……行かせてやってくれ。飛翔、あんたが学食を変えるんだ!」

美紀:…夜晴…どうして…


夜晴:いいんだよ…飛翔ならきっと、きっと勝ってくれるから。


美紀:そう…変わったわね…


夜晴:…本当に憎むべき相手って、飛翔だったのかな…

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