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ただの日常、時々ご飯。  作者: モリガン
本編②
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第35話「胃もたれに効く天使とサンド」

慎一郎:さて、新しい(株)白金組はどうだ。


浩義:なかなかいいじゃないか…あ、新システムなんだけど…


慎一郎:却下


浩義:早いですよ!社長!


「うう…」


まだ胃もたれがする…新メニューの試作会議のはずがマヨネーズの大食い大会になるなんて…家に帰ってそのことを結花さんに話すとかなり心配された…明日の朝まで何も食べずにゆっくりすることにした。意外と朝が来るのは遠いようで近い。飲み物は飲んだが何も食べずに寝てしまい、気付けば朝の7時30分。いつも思うが、どうして結花さんと一緒にいると落ち着くのだろうか。抱きしめても苦にならないし一緒にいても癒される…別にいやらしい意味なんてない。本当に落ち着くのだ。


「おはようございますわ。飛翔さん、先ほどから本音が漏れてますわよ。」


おっと、出てしまったようだ。それよりも今日は何もないぞ。でも、家にこもるのもあれだしな。そうだ。まだ行ったところのない場所に行こう!そうだな…そういやいつも乗っている電車の終点ってあまり行かないな…それをなんとなく結花さんに伝えると左右町って何があるのか気になるという話があった。確かによく見る行先だったので二人で左右町に行くことにした。すると道中で京子さんと真音ちゃん、それに雪ちゃんを見かけた。話を聞くと上村に用があったみたいなのでそこまで同じ電車に乗ることにした。話を進めていくうちに雪ちゃんがこんなことを言い始めた。


「結花ちゃんだっけ…あまり監禁しない方がいいよ。ひ―くんは、私の物なんだからね。」


僕含め他の人はみなポカーンとしてた。みんなのものだし取り合いにならなくても…そう思っていると、電車は間もなく西町に着くことになった。西町でさくらちゃんが乗り込んできた。どうやら彼女も上村に用があるようだった。今日は上村でダンスの教室があるようだった。なぜみんなダンスサークルに行かなかったのか…それはそうと、僕の所有権についての話だが、さくらちゃんは話を振られてこういった。


「飛翔さんは…仕方なく二人にやさしくしてるだけですよ…私が一番好きなのは知っているでしょ?」


知らなかったよ!そうこうしているうちに間もなく上村駅に到着しようとしている。ここで真音ちゃんが一言


「いい加減にしなさい。もうすぐで上村よ。また今度ゆっくり話し合えばいいじゃない。これからダンスに行くわよ。」


…やっと嵐が去った。気づけば終点の左右町だ。列車内が恋の修羅場みたいでびっくりしたがやっと左右町に着いた。二人ともお腹が空いたのでまずは駅の周りを探すが…見渡す限り一面のシャッター街だ。西口も東口も。だが、駅についていたステーションデパートはかなり店が多かった。そこの喫茶店で昼飯を頂くことにした。僕はコーヒーと卵サンド、結花さんはカモミールティーと季節のフルーツサンドを頼んだ。すると、この前学校であった島野さんが声をかけてきた。どうやらここでバイトしているみたいだった。僕はこの街はなぜシャッター街か聞いた。


「ああ、私もこの街に長く住んでないからわからないですが、マスターが言うには昔ここはかなり大きな町だったそうです。大橋を超えるぐらいにね。しかし、路面電車の影響もあって町の中心が大橋駅へ移るとここはどんどん廃れていったのです。今では駅前にはシャッター街が広がるだけです。でも、ここの近くに鉄道博物館を作っているので、もしかしたら…」


…左右町は、もう少し後に行ってみようかな。そう思いながら喫茶店を後にして、ステーションデパートにて買い物をして18時過ぎの左右町発の列車で神楽阪に帰ったとさ。


「毎日変わらない日々…悪くはないな。」

真音:ったく…困るわね…せっかくみんなの分のスポドリ買ってきたのに…


京子:真音さん…私も持ってきましたよ!コンポタ風味のやつ!


雪:それなら私も明太子風味の


さくら:…それスポドリじゃなくてうまいやつでは?

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