第28話「天使が堕ちる瞬間。」
どうも、慎一郎です。飛翔君の部屋に謎の天使が来たようです。さて…ツノケン、君はクビだ。
「おい、こっちにこい。」
急になんだ?このちんちくりんは。風が吹けば倒れそうな女を前にして、結花さんと初音さんはひれ伏していた。ちなみに昨日から初音さんは結花さんを指導するためにこの部屋に泊まっていた。で、突然自己紹介が始まった。
「私は佐々木空。ウリエルだ。ふっ、ひれ伏せ。おい、どうなってるか分かってるな?」
あ、忘れてた。そういえば初音さんが出張していたのは天使が多いとされる梅野という町だそうだが、そこで聞いたのはウリエルは空さんじゃなくて別の人になったような…そんなことを言っていた気がする…すると、
「さっきから聞いていれば、飛翔さんにひれ伏せですか…?自分がどの立ち位置かわかってるのですか…?」
「そうだ。あなたはもう、ウリエルではない。ウリエルは結花になったのだから。」
え…?結花さんが?…だからこのちんちくりんが強そうに見えなかったのか。納得はしたが…じゃあなぜ初音さんがやらないんだ?
「そんなわけないだろ!!私はウリエル様なんだぞ!お前らよりも偉いんだぞ!大体、役職は死ぬまで変わらないだろ!」
「あなたはウリエルになった後、何かしましたか?…何もしてないから役職をはく奪されたんです。」
「嘘だ…嘘だ、嘘だ嘘だ嘘だ…」
「ちなみに私はウリエルになろうと思ったのですが、他の天使たちに天使長にならないかとお誘いを受けて…その誘いを受けたので結花に譲ったわけです。ちなみに飛翔にも今後役職が付与されると思うので、お楽しみに。」
僕にも役職が…じゃなくて、じゃあ、空ちゃんはどうなるのか。僕は初音さんに聞こうとしたが空ちゃんを連れてどこか行ってしまった。そこで結花さんに聞くことにした。
「…空ちゃんはどうなるのですか?」
「今の飛翔さんと同じ…いや、もっと低い階級の下級天使になるのですわ。でも…空様は役に立たなそうなので、たぶん堕ちてしまうでしょう。そうなると、わたくしにもわかりませんわ。」
なるほど。これからわかるのかな。しかし…初音さんがまさか天使の長になるなんてね…
そして後日、初音さんの部屋に行こうとすると結花さんが話しかけてきた。
「飛翔さん。もうそこに初音様は住んでいませんよ。彼女は天使の街、梅野に引っ越しましたわ。代わりに空がその部屋に引っ越しましたわ。わたくしたちも今度お祝いの品を送りますわよ。それと…わたくしはこの神楽阪から引っ越しませんわよ。」
だと思った。もう慣れたからいいのかな。料理がうまいし、家事も協力してくれるし、何より天使同士だし…そう思い今日は寝ることにした。明日も学食づくりが忙しくなりそうだ。
…え!?次回ですか?えっと…なんかやります!




