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ただの日常、時々ご飯。  作者: モリガン
本編①
33/104

第26話「抗争(茶番)」

真)ちょっとみんな集まって、抗争が始まるわよ。


浩)…ちょっと待て…誰に向けて言ってるんだ…


真)さぁ?事務所に帰りましょう。


「チッ…やっと着いたぞ!てこずらせやがって!」

「って、ここ事務所じゃないわよ!ったく、あんたがお腹を空かせたから見失ったじゃないの!運良くカフェが見つかったからよかったけどさ。」


こんな感じで、中村さんと倉田さんはさっきから喧嘩をしています。あ…初めまして。西村心美と申します。先日はどうもお騒がせしました。まさか夜晴ちゃんのやっていることが悪いことだったなんて知らなかったです。いろいろな人に迷惑をかけてしまいました。まともに話すのは初めてですが、みなさんとても良い方たちですね。夜晴ちゃんの場合はいいことだと言って店の物を盗んだり他の人を病院送りにしたりしてました。しかも彼女は指示するだけ指示していつも実行するのは私たちなんです。自分は直接手を汚さないから罪も丸投げにしてしまうのです。正直逃げたかったです。でも逃げた子は精神的に追い詰められて…あとはお察しください。私は今まで夜晴ちゃんが一番の親友だと思っていました、でもあの子は結局私を良い道具のようにしか見ていなかったということを知りました。サーシャちゃんやさくらちゃんは神崎さんと仲良くしていると言ってましたが…私は仲良くしてもいいのでしょうか…


「もしかして…ここですか…?」

「たぶん、私もここだと思います。」

「…浩介!ここって白金組の事務所?」

「…そうだ!ありがとな!」


さて、抗争の準備ができたようですわ。みなさん一斉に駆け出していくようです。


「おや…バレてしまいましたか。」

「今から昼飯なんだよ?もう…」

「来客にはたっぷりおもてなししないとな?」


これは…飛翔さんを助けるため!全力を出します!


「ぐへぇ…みんな強いじゃないかよ…」

「ふっ、少し本気を出しますか。この毒ガスで君たちを殺しましょう。っ―!」


“とりゃ―!”と真音は持っていたバックで飛んで来た玉を打ち返すと毒ガスの入った玉は久保田さんの顔面で爆発しました。じょじょに減っていく白金組のメンバー…しかし、この若頭はやばかったです。


「ほう。攻撃する前に私の名を教えよう。なぜならここが最期の場所になるからだ。私は進藤浩義。あの毒ガスを作った者だ。大久保はすぐに死ぬし、津野は逃げたし、久保田は結婚したいとうるさかったから逆に死んでくれてせいせいした。…どうだ、少しずつ苦しくなってきただろう、ここは私の作った毒ガスを大量に流している。さあ、攻撃してみなさい。まあ、このままじゃあ無理だろうけどな。」

「うう…」

「ああ、神崎のことは気にするでない。何ならこの毒ガスもこの程度じゃ死ぬものでは無い。実は…」

「ヒロ、もういいだろ!ここに呼んだのは私だ。まさかここまで来るとは思わなかったけど。私は中村家の総長に話があってきたんだ!浩介、いるか?別の場所で話そう。皆も来るがいい、悠一がペスカトーレを作ってくれたようだからな。あと飛翔君はもうそこにいるからな。今日も彼は手伝っていたようだぞ。それと…ヒロ、また実験したのか?この話が終わったら私の部屋まで来なさい。」


こんな形で抗争が終わるとは思わなかったです。というよりも拷問とかに近かったのでしょうか。さて、組長に案内された場所には飛翔さん、それからおいしそうなペスカトーレが置いてあった。


「皆様この茶番に付き合っていただきありがとうございます。私は白金組の組長、白金慎一郎と申します。まず初めに、神崎さんとそのご友人の方には多大なご迷惑をおかけしました。その責任として、本日をもって白金組の組長をやめさせていただきます。今後は会社の社長としてまっとうに生きていきたいと思います。それと、中村家の皆様におかれましては今後は良い関係を築いていきたいと思います。長年にわたって敵対関係にありましたが、今日から友達同士でお願いしてもいいですか?」

「…その言葉を待ってたぞ!慎一郎さん、あんたが昔から仲良くしたいのは知ってたぜ。俺も同じ気持ちだったからよ!これからよろしくな!」


久々にしゃべった…あ、飛翔です。拉致されてる間、ずっと手伝いばっかりやってたんですよ。学校行こうにもお金が実はなくて…まあ、理由は次の話で分かるけど。そしたらこんな大ごとになるなんて…でも、みんなハッピーならいいのかな。本当は中村さん家でパーティやるみたいだったけど、後日にするって。じゃ、今回はこれで終わりにしますか。

ふぅ…やっと帰れるけど…何だ、茶番かよ…

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