あなたをおもう
厄介な気持ちを抱えてしまった。
あたしは正直そう思った。
彼氏とは4ヶ月前に2年の恋愛に幕をひいた。
原因は、遠距離だったからともきれいな言葉でも片付けられるけど。
あたし自身の問題だ。
あたしを好き過ぎる彼が怖かった。
だから、色んな理由をつけて別れた。
向き合うことを怖がったあたし自身の問題。
彼と別れる前から1人とセフレの関係を続けている。
もう彼とは、10ヶ月ズルズルと続いている。
1ヶ月に1、2回予定の合う週末に会って
デートをして、ホテルにいく。
体の相性だけは今までの彼氏と比べても一番だと思う。
性格は、彼氏にはしたくない。
あわないわけではないが、会うと疲れてしまうから。
だからセフレ。
もう1人、彼氏と別れたあとに遊んでいる人がいる。
真面目な人。
毎日メールをくれて、何回かデートもしている。
大企業に勤めているし、マメだし、優しいのに。
彼の手に触れたいとは思ったことがない。
きっと付き合えば大事にしてもらえる。
そうは思うのに。
やっぱりキープでいい。
今の生活はそれなりに楽しい。
週末の予定は埋まっているし、寂しくない。
でも、それを捨ててもいいから
あなたにもう一度、もう一度
あたしにむかって笑って欲しい。
彼の体温は暖かいのだろうか
彼はどんな風にあたしの本当の名前を呼ぶのだろう
彼はどんな声で好きと囁くのだろう
彼の手は優しいのだろうか