異次元
「えっとね、魔術を出すのにコツとかはないの。慣れることも無い。常に緊張感を持って常に何かを考えてやらなきゃお姉ちゃんやカロさん。ましては私にもなれない。」
ココも魔術師界トップだろ、、
「魔術を使うのに決して、慣れようとか、体で覚えるとか、コツとか。そんなことは考えちゃダメ。実際ね、コツ掴んだと思っても本番で出来なきゃ意味は無いからね。」
「「「「はい!!」」」」
その通りだ。
「だから、慣れないためには毎日毎日練習!これしかない!」
「あの!ココ様はどんな練習をしてるんですか?」
「私は、お姉ちゃんと手合わせしたり、筋トレは全部(腹筋、背筋、腕立て伏せ、懸垂)100回くらいで、まぁ時に走りまくったり10000kmくらい?」
ーーは??
んなもん走れるわけねぇし。
「「「「,,,」」」」
流石にみんな沈黙だ。
「あ、あれ?」
「あ。ちなみに、流石にカロさんや僕もそこまでは走れないから、安心しろ。」
「え、、いや、、なんでそんな走れるんですか?!」
「なんでだろ、、分かんないや」
「箒を使う術は足を使いやすい、ココの魔術は特別足を使うからな」
「そうかな?」
「あぁ。中々ココの魔術を使うって人はいないと思うぞ、猫が付く魔術は足を特化しないとなれないし、まず大前提に出来もしないからな」
「まぁね。」
「ロン様とココ様の魔術を見せてください!」
「あ、なら、手合わせでもする?」
「やりたいです!!」
「勝てるわけなくね?」
「まぁまぁ、なんでも挑戦が大事だからね!」
「そうですね!!」
「うんうん、シュファンちゃんも頑張ってね、応援してるよ〜」
「,,,はいいぃぃぃぃぃ!!!」
「う、うん、、」
ココもみんなの心を掴んでるなぁ、、流石、、
「んじゃ、まず僕とココでやって見るか。」
「そうだね。」
「誰か審判頼む」
「僕がやりましょうか?一応そういう関係の仕事してますし。」
「「「「バリーさん!!」」」」
「本当か、ありがとう。」
「すいません、ありがとうございます。」
「いいえ、ロン様とは長い付き合いだからね。」
「そうだな、」
「長い付き合い、、?」
「あぁ、ロン様がまだ無名の時からの友達なんだよ、」
「敬語なんて使わなくていいのに、一応同期だろ」
「いや。そういう訳にも行かないでしょう」
「そうか、、?」
「でも手合わせって言ったって、そこら辺のもの壊しちゃいそうだよね。」
「あ!!」
「ど、どした?」
「なら!ロン様とココ様にロボットと戦って欲しいです!!」
「あれって、、第1次試験の時のあれか、いいぞ。」
「どっちからする?」
「ん?僕からやるよ。」
「OK」
「審判はどうするんだ?誰か出来る人いるのか?」
「ちょっと待ってくださいよ、僕がいるじゃないですか。一応僕プロですよ。」
「プロ?」
「バリーさんの仕事は実技の試験の監督!だからプロなんです!」
ココにいい所を見せたいからか、自信げにシュファンがそう言った。
「そうなんだ、教えてくれてありがとう。シュファンちゃんは物知りだね。」
「いいえ?!!」
「んん?」
シュファン見事に撃沈してるね、、
「バリーさんいいですか?」
「もちろん!じゃあ、入っていただいて、それでは始めますね?」
「あぁ。」
"全篇魔法 碍豪懝目"
ダァァァン!!!
「一撃。」
「「「「,,,?!」」」」
「え?!いまっ、なんもいって、、え?!」
「これを上術って言うの。上術は心で思って声に出す間に術を発生させるの。サフィーがやった下術と反対ってこと。」
「えぇ!!」
「じゃあいつ来るか分からないって事ですか?!」
「うん。」
「これ一撃入れても続けていいのかな?」
「もちろん!」
「じゃあ、、」
ダンダン!!ドンッ!!
ダァァァン!!!
「一撃。はい、時間終了。」
え?今魔術も出さずに一撃入れた??
「凄かったです!!」
いやいや、バケモンだよ、、
「えーと、1撃2回で完全勝利。でもって点数は98くらいかな。」
「そうか、」
「じゃ、次私!」
ロンはあんまり魔術は得意じゃない。って言ったじゃん!!何がだよっ!!
「じゃ、行きまーす!」
「頑張ってくださァァい!!」
シュファンのココ好きは変わらないようだ、、
「うん!」
「じゃ、行きます。」
「猫欧跋雁」
ドゴンッ!!!!!
鈍い音が響きわたる。
「一撃!」
「何今の音」
「ぶっ壊れたんじゃね?」
ダンッ!!ドン!!
「壊れてはないと思うよ?」
「んな簡単に壊れるわけないだろ。」
「でもココ様だよ!」
「まず壊れる仕様になってんのかな、、?」
「確かに」
ーーー
「終了!一撃1回の、99。1点はあと1回くらい攻撃してたら良かったですね。」
「お姉ちゃんに勝った。」
「一撃は2回入れたからおあいこだろ?!」
「いやいや、やっぱり点数だから。」
「いやいやいや!だって一撃の方が難しいだろ?!」
「まぁ、総合評価が点数だから、一撃よりは大事かなぁ。」
「嘘だろ?!」
「おい、そこの生徒達。もう下校の時間はとっくに過ぎてるぞ!!下校の用意をして早く帰りなさい!」
校長、、?先生、、?誰だっけ。あの、、担任、、
「あの人誰だっけ」
仲間がいてよかった。
「お前、、担任だぞ?!なぁ、サフィー言ってやってくれ。」
「え?!ここで任せるとかカディー本当は分かってないんじゃないの?」
挑発気味に言ってみた。
「まさか?!シュファンは分かるだろ?!」
「も、もちろん?!」
「なら言ってみろ。」
怒った口調で担任が言ってきた。
「何回も何回も言って覚えろとあれほど言ったのに」
「さ、最近課外授業が多くて、、あはは、、」
カディーは一見真面目そうでThe優等生って感じがするんだが、見た目と反し意外とガサツな人である。
「私の名前は、フィンファーだ。ちゃんと覚えるように。あと早く帰りなさい。」
「「「「はーい!」」」」
「ロン様!ココ様!」
カディーが代表してそう言う。
「「「「ありがとうございました!」」」」
「いいえー。」
「またなんかあったら言ってくれていいぞ。」
「すいません。ロン様にココ様、」
「大丈夫ですよ。」
外面"だけ"はいい、ロンがなんだっけ、、あの、担任に向かって言った。
帰り道。
「あれ、担任の名前なんだっけ?」
「あぁ、あれだろ、、あれ、、」
「ファンファー?」
「そんな感じだったよね!」
「ピンファーじゃねぇの?」
「そんな名前だっけ?」
担任の名前は今後も多分、誰も覚えれることは無いだろう。
「あ、バイバイ、サフィー!」
「うん。ばいばーい。」
「また明日!」
「明日休みじゃね?」
「「「確かに」」」
「みんな分かってなかったのかよ?!」
「ダルフォンありがと!!」
「お、おう??」
なんで明日休みなんだ??
家にて
「明日が学校休みの理由?知らん。1年の時なんてほとんど休みなんてないのにな、ココ、なんでか分かるか?」
「明日って、多分、環誕制の日じゃない?」
「あ。環誕制の日か。」
「かんたんせい、、?」
「環誕制って言ってね、ここの世界の環境が整った日。まぁつまり誕生日みたいな感じ。で、その数年後の明日に制する物、えーと、法律みたいなやつが出来た日だからかな」
相変わらずココの説明は上手い。なんにも知らない自分にも分かりやすい。流石ココ。ロンとは違う(笑)
「環誕制って、、なんで休みになんの?」
「,,,敬老の日って、なんで休みなの?って言ってるのと同じだね。それ、」
「たしかに。」
「ま、意味分かんないことが多いんだよ、」
「へー。」
適当だなぁ!!
作者の蒼です!
人間(?)って10000kmって走れるんでしょうか??
というか敬老の日って休みなんでしょうか??
敬老の日が休みなのか誰か知ってる人、教えてくれたら嬉しいです!!
休みじゃなかったらすいません。