表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

賢者の独り言

作者: 冬咲 桜戯



これは私の教訓である。



一つ

晴れ間は追いかけなければ続かない、悪天候は受け入れ立ち止まり思考せねば立ち去らない、空は時と共に移り行くものである。

今の環境に甘え、己を磨き次へ行く努力を止め、思考を止めて終えば好調の時は終わってしまう。

調子の悪い時に思考を止め自棄糞に過去の晴れ間を追いかけていては何も変わらない、時には立ち止まり思考し、己が周囲を見渡せよ。止まない雨など無いのだから、次の晴れ間はきっとやって来る。


そして二つ

前進するというのはただ前に進み続けることではない。

阿呆の様に前だけを見て進み続け効率だけを気にしていては見識は身に付かず偏った思考の人形が出来上がるだけだ。

それは目的への最短距離かもしれない。だがよく考えて見てはどうだろう。ゴールへたどり着くのに何月も、何年もかかるジグザグの山や谷を想定して欲しい。

その道程は知識や知恵等を身に付ける為の道である。それを直線に最短距離でゴール、僅か一時間程、最低限の知識や知恵を詰め込んだだけ。

そんな人間が世にでて何が出来るというのだろう。私にはわからない。

時に急ぐのは仕方の無いことだ。時間は有限である。

だからといって必要なものを無駄と言い捨て削ぎ落とし残った枝では肝心で重要なときに何も支えられずいずれ崩れ去る。

時には周り道をして時間をかけ進んでみて欲しい。街灯の中だけを歩くのではなく、少し高い山を登るだけでいい。

ほの暗い道程は辛く厳しく諦めたくも成るだろう。だが、頂上で見る星々はどんな人口の明かりより人生の景色を彩り記憶に残り経験として残るだろう。



少し長くなったがこの二点が私の忘れてはならない教訓である。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ