四話
時間がない!執筆力がない!文字数もない!大変!
「おはようございます!」
「おはようございます」
勢いよくドアを開け部屋に入ってくるセシルさん。今日は昨日と打って変わってYシャツにフレアスカートと私服のようだ。日の角度と仮眠室にあった時計からして今は朝の10時くらいか。確か今日はセシルさんの案内で街を回るのと仕事を見に行くんだった。
「着替えも済んでるようですし早速いきましょう!まずはこの街の中心街からです!」
「おねがいします!…あ、多分年齢が同じくらいだし敬語はつけないでもらっていいですか?オレもつけなくしますから」
「はい!じゃあそれで…じゃなくて、うん!行こう!」
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「というわけでここがこの街、セレスティアの中心街。鍛冶屋とかレストラン、果てには奴隷商もいるから大抵はここで揃うかな。まあ飛鳥君の場合は娯楽目的で来ることが多いかな?」
「そうだなぁ、奴隷とか興味ないし武器は勝手に整備されるっぽいし。中心街以外はどんなところがあるんだ?」
うーん、と腕を組み考えるセシル。見た感じ結構街は広いから説明するとなると大変なのかもしれない。
「ここが街の真ん中だから起点にして話すと、西と北側は居住区だね。東側が農耕地帯、南側は工業地帯になってるよ、で君にこれから紹介する仕事の職場の冒険者ギルドは真ん中寄りの西側にあるよ」
「へぇ、冒険者ギルドかぁ…誰でもなれるものなのか?資格とか必要そうだけど」
「特にはいらないよ。健康体なのとある程度信用できるなら誰でもできる」
「身寄りもツテもないオレにはうってつけの仕事だな、早速だけど案内頼めるか?」
「いいよ、じゃあお昼買ってから行こうか、奢るよ」
「異世界最初の昼飯が奢りか…後で返す」
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さて、昼に牛串みたいな奴を奢ってもらいギルドに着いた。外観は落ち着いた色の木材で出来ており、野蛮なイメージなどは一切感じられない。
「ようこそ私たちのギルドへ!歓迎するよ!」
果たしてこの先にどんな人が待ち受けているのか、期待に胸を膨らませ歩を進めギルドの中へと入っていった。