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【完結済】槍の新兵は夢を見ない  作者: 牛乳太子
第4章 【王女と届かぬ子守唄】
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27話 【アバドンの狼】その① 十天ゼファー戦

ケイン『人がゴミの様に飛んでます!』


ルッカ『どうやったらあんな綺麗に吹き飛ぶの?』


ナッツ『直撃すれば簡単ですよ』

『私たちの力見せるのだ!』


そう言いながら向かってくるゼファーに走るルルカ

俺たちも全力で走る


『避けれぬだろう!受けて見よ!』


一瞬速度を爆発的に高めて俺たちの目の前に現れる


『なっ!?』


『ええっ!!?』


グスタフとナッツが目を開き驚いている

その感情もつかの間、彼の右足が迫る

ぶん殴る気だ!

グスタフと俺は避けれない、間に合わない


『くそったれがぁぁぁぁぁ!!』


グスタフに向けて放たれるゼファーの拳

ナッツとルルカはターゲットにされなかったので彼に飛び込んだ

近くにいた俺もグスタフと一緒に武器を拳に突き立てた


『グアゥ!!!!』


『うわっ!』

『キャ!』


ゼファーの短い咆哮でナッツとルルカは吹き飛ばされ後方に消えていく

俺とグスタフだが、器用に彼は俺の槍とグスタフの大剣を爪を出して防いだ

俺の槍がゼファーの爪で外に槍が抜けてしまい

グスタフの大剣が彼の爪で止められた感じだ


『嘘だろ!?』


『器用だな』


俺とグスタフが口を開くと

ゼファーもそれに呼応し口を開いた


『いくぞ?』


『!?!?!?!』


右足で防いだ爪を軽く後ろに退き

次の瞬間には爪を収納して普通に俺たちを殴ってきた

退いたと言っても数センチだ

あの一瞬で爪をしまい、俺たちの武器をすり抜けて殴ってきた


『かっは・・・』


俺は肺から全ての空気が出た様な感覚になり後方へ吹き飛んだ

グスタフもそうだ、彼は外側にある曲がりくねった木にぶつかり倒れた


一発で・・・か?嘘だろ?


俺は木にぶつからず、そのまま吹き飛んだのだ

奥まで吹き飛ばされてやっと木にぶつかり勢いが止まる

体が震える、大きなダメージなのだろうな

ゆっくりと呼吸をして立ち上がる、まだいけるぞ


素早く戦場に戻るとグスタフが立ち上がろうと必死に膝を叩きながら頑張っている

ナッツとルルカは交戦中だった

2人は俺たちほどじゃないがダメージは少ないらしい


『十字斬り!!!』


ナッツがゼファーの斜めに振り下ろした爪を何とか流して技に持っていく

ゼファーが笑いながら彼に口を開いた


『技が足りない』


『ぐぇ!』

そう言うとゼファーは鼻先でナッツをルルカの位置に吹き飛ばす

ルルカは魔術を使おうと力を込めている最中だった


『えっ!?キャ!』


『ぐはっ』


ナッツはルルカにぶつかり10メートルほど飛びながらゴロゴロと転がり倒れた

ゼファーがナッツを攻撃した瞬間には俺とグスタフは彼に走り

攻撃態勢に入っていた


『ほう!案外タフなのだな』


『しゃらくせぇ!!!』


ゼファーの言葉にグスタフが反応する

俺は奴の攻撃を誘うことにした、俺はグスタフを追い越しゼファーの前に走る

攻撃してくると感じた瞬間、斜め走りこむ


『むっ?』

ゼファーが反応する

グスタフも俺の真似をして反対の斜め方向に走る

そしてゼファーが一瞬ブレた?と思ったら俺たちをすれ違う形で走り抜けていた


『な・・はぇえ』


『くそ』


俺たちの後方にいるゼファーが後ろを向き俺たちを見て呟いた


『おや?攻撃はしないのか?』


俺は舌打ちをして狼撃破を5発槍で突いて出現させる

グスタフがシャドーボールを放ち、それに続いてゼファーに向かう

グスタフが前衛、俺が中衛みたいな形になってしまう


『可愛い狼だ』


ゼファーは強く息をフッ!!と思い切り吐く

そうすると俺の狼撃破は全て吹き飛ばされ粒子の様な状態になり消滅した

吐息で消すとかありですか・・・

シャドーボールは吐息で方向が変わったが

グスタフが人差し指をクイっと曲げるとシャドーボールはゼファーに向き直す

そんな事も出来るのかお前


ゼファーは俺に走ってきた、速い!ギリギリ見える速度だ


『邪魔なボールだ!どけ!』


ゼファーはこちらに走りながら向かってきたシャドーボールを難なく鼻先で弾き飛ばす

彼は俺の目の前まで来ていた、グスタフを無視して俺に来たのだ

グスタフが側面から鬼無双を放とうとしたが後ろ脚で腹部を蹴られ

苦痛を浮かべて吹き飛ばされるが足で踏ん張り地面を抉りながら5メートルくらいで耐える


『楽しいな、また殴るぞ?』


そう言ってゼファーは爪を出さずに右足で俺に殴りかかる

俺は槍でその拳と接触した瞬間に狼気を爆発的に流して技を放った


『シルバーバスタァァァァ!』


『むっ?』


彼の右足で中規模爆発が起きる、彼の攻撃を弾いた

そして素早く彼の右足の手の甲にバゴンと槍を打ち込ながら俺はゼファーを駆け抜けて後方に着地し


声を出した


『全力斬歩!』


『おっおおおおおうおう!?』


ゼファーの周りで無属性の爆発が多数起きるが少しよろけただけだ


『ファイアバレット!!』


ルルカの声だ、どうやら起き上がったらしいがボロボロだった

全力で撃ったのだろうその術はゼファーの側面に当たった

彼は笑った、不気味な笑みだった


『もう少し強く練れるはずだ・・・ショック』


ゼファーがその言葉を言い放った瞬間

ルルカから放電が起きた


『あっ・・かっ!』


ビリビリと感電してルルカは前のめりに倒れていった

そしてゼファーは頭上を見上げた


そうナッツが彼の上を飛んでいたのだ


『本気だぞぉぉぉ!!唐竹割ぃぃ!』


ナッツは真下にその剣を思い切り振り下ろす

ゼファーがフンッと鼻息を吐きながら前足の爪で防ぐ


ガキィィィィィンと交わる音が鳴り響く

ナッツはその技も受け流しに使い

流しながら体を回転させて前足の甲を斬った


『くっ・・硬い!?』


『大技を囮に使うか?ジャムルフィン同様に良い作戦だ、しかし!』


『ぐあっ!?』


ナッツを軽く噛んで投げつけたのだ

投げられたナッツは地面を軽くバウンドしながら遠くに吹き飛ぶ

バウンドの途中で剣を落としていた

大丈夫だろうか?


『さて・・・サーチ』


ゼファーは倒れているルルカを見て

立ち上がってヨロけるグスタフを見て

体を引きずって放してしまった剣を拾おうと頑張るナッツを見て

そう言葉を放った、ブォッと風が突き抜けた

ステータスを盗み見している


『ほう!なかなか皆優秀じゃないか・・・して・・・わかったかな?』


最後に俺を見て口を開く


『これが十天最弱の雷帝ライテイゼーブル・ファー・テンスの力だ、半分の力だぞ?予想より強いのだなお主たち、流石だ』


雷・・・か、最初のバチバチとかはそれか

俺は彼に聞いてみた

『それで本当に半分なのか?遊んでるようにしか見えないぞ?』


『そう見えているなら戦況の見方が間違っているのだ』


『?』


彼は起き上がったグスタフが突っ込んでくるのを見て彼を向く

俺もゼファーに突っ込む


『一発当てるまで倒れるかよぉ!』


『クハハハハ!良い!良いぞ!悪童の道の者よ!イビルハイドの先にある道を目指すか!?』


『!?』


グスタフが一瞬止まる、俺も彼の立場なら絶対止まる

上位職のイビルハイドの・・・・先だと!?


『一瞬の隙は命とりだぞ!』


『オラァァァァァァ!』


ゼファーが体をひねり後ろ脚で蹴飛ばそうとするが

グスタフは耐えきった、鬼無双を放ち耐え抜いた


『ぐぐぐぐぅぅぅぅ!』


『なんと!?!?』


『パワァァァァァァブレァァァイク!!』


『ぬぅ!』


後ろ脚の足首周辺にその技は炸裂した

ズドンと音を出しグスタフの拳が彼に当たった


『貴様も歴史と共に歩む資格者か、良いだろうもう休んでいろ!』


『ゴフッ!?』


そのままゼファーは反対側の後ろ脚を軽くトンッとジャンプし

着地するまでにグスタフに蹴りつけた


グスタフは一瞬で後ろに消えていった

ゼファーは後ろ脚が・・片方地についていなかった


『暫く力が入らないか、全身全霊で撃ってきおって・・・クククク』


どうやらグスタフの全力のパワーブレイクで暫く後ろ脚の片方が機能しないらしい

これは相手の筋肉を一時的にマヒさせる効果もある拳技だ

ナイスだグスタフ


『どうだい?自慢の悪友なんだ』


『ハハハ!羨ましいぞ?奴はイビルハイドの先を目指すのか?』


『初めて知ったぞそれ』


『その様な反応だったな、先ほども』


彼は返事をした瞬間ダンッ音と共に俺に走ってきた

いや走っているんじゃない、片足を使って大地を蹴って低く飛んだのだ


『片足でもまだ動けるぞ?』


『片足ならいけそうだ』


『何?』


俺は静かに囁いた



『シルバ・シルヴァ』



白銀武槍でのこの奥の手でお前に一泡吹かしてやろう

ゼファー『片足痺れて力でない』

ジャフィン『ギブ?ギブ?』

ゼファー『全然元気だぞ?』


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新作ですがこの小説を見てる人ならわかる部分が多い内容になってます 勇者ですが指名手配されたので逃亡ライフをはじめます
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