25話 【アバドン】その⑧ 白銀武槍
ナッツ『人間やめるんですか?』
俺は道の最後だろうと思う銀の道の先の扉を見つけた
思う点は色々ある、起きたら話し合わないと
結構複雑な状況に巻き込まれるだろう
ガウガロでもそう思う、感じる
そして扉を開くと今度は真っ白だ
眩しい
顔の前を手で俺は覆い隠す
そうしていると声が聞こえた
さっきの女性の声だ
『始まりの道から努力の道へと到達しました』
俺は心が躍った、大人しく聞いておくことにしよう
言葉は続く
『次の道、白銀武槍に到達しました』
『それに伴い、全体的にステータスが上昇します』
『呪いにより戦術スキル進化不可能、不可能・・・加護を大にして解呪を推奨します、次に移行します』
やっぱ加護じゃないと呪い解呪できないのね、ははは
『能力向上に伴い威圧を中に上昇、魔力感知を中に上昇、我慢を中に上昇します』
『逃げ足スキルが大になります、次の道到達で俊足に進化します』
なんか凄そうだな、頑張るか!
『オリジナルの技を2つ取得しました、銀超乱』
おお!なんだそれ少し気になる
『オリジナルの技を取得しました、銀彗星』
なんか凄い変わっていくと思った
こんな状況だけどなんかこの瞬間は好きかもしれない
『最後に称号スキルを1つ取得しました、武人を取得します』
最後か、起きたら皆心配してるだろうな・・・
『ステータスを表示します』
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ジャムルフィン・フォースター(男18)白銀武槍
☆戦術スキル
槍術 【7】 槍の熟練度、恩恵により素早さが大アップ
銀の意思【4】 身体能力が全体的に中アップ
体術 【5】 体術熟練度、恩恵により耐久力と素早さが中アップ
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☆補助スキル
逃げ足 【大】 対象から離れる際の速度が大アップ
予見 相手の行動を感じ取ることが出来る
運 【中】 少し運がいい
努力の極み【中】 熟練度補正により上昇率が中アップ
気配感知 【中】 それなりに生物の気配を察知
魔力感知 【中】 体内の魔力の流れを感じとることが出来る
威圧 【中】 相手を恐怖状態にする
我慢 【中】 耐久力が少しあがる
痛覚耐性 【小】 僅かに痛覚を軽減する
☆称号スキル
狼王の加護【中】 全ての身体能力が中アップ・呪い耐性が少し上がる
生還者 【中】 素早さが中アップする
解放者 【銀】 身体能力が大アップする
武人 【槍】 槍の熟練度が上がりやすくなり、恐怖無効
☆技スキル(ステータスに表示されない部分)
狼撃破・銀の爪・残歩・シルバーバスター・シルバーダンス
銀超乱・銀彗星
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うむ良い感じだ
俺は、このままどうなるのか不安でもあるが
期待もある、良いバランスでやりたいことをやり
見たことも無い世界を見てみたい
そうして俺は目覚めた
そこはまだアバドンの墓の前
俺はルッカに寄りかかっていてを取り戻したようだ
『あっ!!!ジャン!!』
『すまん・・・また同じ現象になったか?』
そういうとルッカは俺に抱き着いてくる
俺はルッカの頭を撫でながら口を開く
『どんくらい寝てた』
『Ⅰ時間』
『今回は短いな!』
『でも心配する・・・』
『そかそか』
そうすると皆が俺に近付いてきた
ゼーブルは横にも浮いた
『小僧は、いや・・・話は聞いたが銀の狼の道であったかジャムルフィン・・・』
そう言ってゼーブルは可愛く座る
『銀狼のジャムルフィンか・・・良い名だ、一つお願いしたいことがある』
『なんだ?』
『我と勝負してほしい』
『はっ!?』
俺は意味が分からなかった
ジャフィン『ええええええええええええええ!!??!』