表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【完結済】槍の新兵は夢を見ない  作者: 牛乳太子
第1章【始まりの槍】
7/757

7話 【通い妻】

次のページにて主要キャラのステータスや設定にいたします

『ジャン、村が大変なの……それで戻ってきてほしくて』

『それでいきなり来たのか?次は冬かと思っていたが』


いつもなら半年ごとにくるから冬のはず

とりあえず訳を聞いてみる


『どうしたのか簡潔に頼む、ルッカ』


ルッカ・シャルモル

小さいときによく遊んでいた幼馴染みだ

殆どは俺の稽古を見ていただけだが

そんなこんなで腐れ縁だここまでくれば


『んと…隣の街の外周辺で魔滝が起きそうで、その流れが少しこっちにきそうなの…』


ルッカは下を向いて小さくなる

なるほど魔滝か、魔滝はたまに起きる魔物の群れの事であり人里に押し寄せる事はよくある

興奮状態になった魔物が滝の様に押し寄せるから魔滝って言われてる


『ルッカ、数は予想できるか?』


『ジャンのお父さんが隣街は800らしくて…村には100前後かもしれないって事でジャンを連れてくるようにあなたのお父さんに頼まれて』


お父さん!なんでルッカに頼んだんだ!?

早馬他にいるだろ?いないか、村だし総人口は1000人いるかどうかだが

戦える人は2年前なら50人くらいいた筈

しかも大抵の魔滝はゴブリン8割だから

敵の戦力の半分でもいけそうだが?


『魔滝の詳細はどこまでわかる?ルッカ』


『ゴブリン半分にデビルパンサーとかタイラーグリズリーとか半分ずついたかもって言ったよ?でも他にもいそうだったけど奥まで見えなかったらしくてわからないって』


情報が不透明だ、今回ゴブリン半分という水増し君が少ない、タイラーグリズリーはめんどくさい

冒険者ギルドで討伐ランクCの魔物だ

素早くはないがやたらとパワーがあるし耐久力があるからな

前の俺なら1匹でも倒せるか本当際どい魔物、まぁ呪いで重くなっていたときの天敵だったがいまなら善戦できそうだ


デビルパンサーはスリムな黒い虎だ

白の斑模様がカッコいいと思ってる(笑)

夜に活動する魔物な気がするのだが日中にあいつでてくるのか?

真っ黒やぞあいつ?


『ジャフィンさん、ひとまずそちらが落ち着いてからですねこれは』


『先輩っ!僕は間に合ったら向かいますので』


ナッツはヤル気満々だな

ルッカの話だと三日後にはくるんじゃないかということで朝から馬で飛ばしてきたらしい


『三日後か、ナッツは無理するな?ゆっくりこい』

『間に合わないなら終わってから実家帰りますよ!』


そこまで戦いたいのか?聞いてみたらスキル上げしたいらしい、まぁそれはいいとして


『どこに泊まる気だ?』


『先輩っ!泊めてくださいぃ!』


なるほどいいか

ナッツには悪いが戦争あとのひと仕事を手伝ってもらう事にする。

キャメルは色々報告などあるらしく部屋から出ていく、出ていく時にルッカにご挨拶しつつこちらを見てニヤニヤしながら退散した

なんのニヤニヤだ?


『先輩!俺も空気は読ますよ?!』

ナッツが椅子からたちながら喋る

ルッカは苦笑いしていたがまぁいい


明日の朝にご飯食べたあと出発と決めてナッツも自分の部屋に戻った


『ルッカ、俺が戦力になるとは限らないぞ?村には衛兵もいるし俺の父さんもいる、ましてやあのグスタフもいるんだ』


グスタフ、奴も同い年の男だが俺は苦手だ

何かと突っかかってくるが悪い奴じゃないと思う


あいつも腕はある奴だ、帰ったら会うのか…


『でも…ジャンのお父さんが呼べば大丈夫っていってるし、結構ジャンの話も村にくるんだよ?』


どんな話なんだそれさ


聞いてみたら新兵の癖に槍を巧みに扱いやたら前線で敵を倒す黒髪の男がいると村にたまに見回りにくる王国兵が言っていたらしい

それ俺か?黒髪だがだがあれか、槍の歩兵って


少ないし俺なのか、まぁ槍使う人は騎乗してる騎兵が多いし歩兵で槍ってそんなみない

慣れてないと槍で歩兵は無理なんだ

槍のリーチで周りにぶつかるから

俺は気にしないで使ってるけど


『はぁ、まぁルッカがここまで来て頼まれるとなると断るにも断れん』


ルッカは苦笑いしながら言った


『だと思ってジャンのお父さんが私に頼んだらしいけど』


『お父さん……まぁいいか、今日は泊まってくだろどうせ』


ウンウンと頷いているのでご飯は食べるのか聞いてみたら食べるらしく

食べきれずに明日に持ち越したカレーを暖め直して食わせることにした



朝帰りェ………

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
新作ですがこの小説を見てる人ならわかる部分が多い内容になってます 勇者ですが指名手配されたので逃亡ライフをはじめます
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ