11話 【やってまったー!】
ナッツ『僕は何もしてません』
ルルカ『ナッツは安定なのだ!』
ナッツ『何がです!?』
『ルッカ姉さん大丈夫?』
『うん・・・平気』
ルルカがルッカを起き上がらせていた
俺はそれどころじゃなかった
アニマが超スピードで受付の奥に吹き飛んでいった
この技を使うとか俺もどうしたんだろうな、でも仕方ない
目を細めて奥を見ると壁にめり込んだアニマが見えたが
多分重症だと思う
『ひっ・・・・』
『なっなんだいまの!?』
アニマの後ろにいた2人が吹き飛んだ先を見る
俺は2人に近付いて口を開いた
『別にいちゃもんつけたいならつければいい、せっかくだから我慢してやる・・・だがな』
俺は超全力で左側の螺旋階段側の壁に狼撃破を1発手の平からドンっと放つ
その狼撃破は狼気を精一杯込めたので今までで一番綺麗な銀色の狼になっていた
一瞬で頑丈な壁を軽々破壊し外への大きな入り口ができる
2人はブルブルと震えている
『俺の女に手を出すと本当に殺すぞ!!!!!!』
『ひぃぃぃ!』
2人は逃げようとする、俺はシルバシルヴァの発動を切る
20秒間使ったか、切り替えがスカーレットさんの特訓で可能になり
30秒までは発動後は少し体が重い程度までの副作用にまで軽減された
もっとながく使えばそりゃ当初の俺みたいになるが
俺はルッカに近付いて叩かれた頬を触る
『大丈夫か?ルッカ?』
『あ・・うん・・・まぁ・・うにゅ』
???
何故か顔が真っ赤になっていた、ツッコんでいる暇はない
気付くとグスタフが逃げようとした2人を両手で首を掴み持ち上げていた
『じゃあよぉ逆に聞くぜ?おまえら本当に中位職か?簡単に首がもげそうだぜぇ』
『いぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!』
首を持ち上げられた2人は絶望的な顔をした
『先輩?この人たち中位職のエレメンタルソードで会ってますけど中位職ってこんな弱かったんですか?』
『俺に聞くな知らん!こいつらが弱すぎなだけだ・・・』
『お・・・怒ってるぅ・・』
俺の返答にナッツは少し身を後ろに引く
そうしていると2階からあの人が来た
『何してるんだお前たち』
ギルマスのグロウさんだ
俺は少し冷静になり周りを見渡すと
ギルドの中にいた人全員壁際に寄り震えていた
俺は正直に話すことにした
『すいません、突っかかられて俺の攻撃で壁が壊れました』
『はぁー・・・・問題児って手紙にも書いていたが・・・想像以上だな』
壊れた壁を見て頭に手を当ててグロウさんは降りてくる
そして俺に近付くと俺の頭をコンッと小突いて口を開いた
『スカーレットさんから詳しく手紙で書いている、多分何か壊すだろうから請求はこっちの寄越せともな』
『お母さまが!!!』
ルルカが驚く
どうやら俺たちは確実に問題を起こすと思っていたらしく
この事態を見越してその点の内容も書いていたらしい
すいませんでした
『グロウさん・・・すいません、俺がやりました』
『まぁいいエレメンタルソードはここを縄張りにしてたしいきなり来たお前らが目立って気に食わなかったんだろう、あいつらにも多少請求しとく』
『すいません』
俺が再度謝るとギルマスは頷き
グロウさんはグスタフに言う
『すまんがそいつら降ろしてくれないか?一応中位職だがお前より弱いんだ、頼む』
『・・ッケッ見掛け倒しか中位職も、おらよっ!』
『うあああぁぁぁぁぁぁぁ!』
そう言ってグスタフは二人を軽く投げて
本当のギルドの入り口に投げ飛ばし2人はそのまま消えていく
消えながら声が聞こえたがまぁいいか
グロウは苦笑いしながらグスタフの肩を叩き呟く
『首狩りグスタフか・・・予想以上に強いな、欲しいくらいだ』
『ふっ!残念だが無理だな』
『そうか。はは』
そういってグロウは受付の奥にいる作業員を集めて後処理を始めた
俺たちは帰っていいぞと言われたので宿屋のアクアリーアに帰る
帰る途中グスタフに俺は謝った
『すまんグスタフ、お前に言っといて俺が手を出してしまった』
そういうとグスタフはケッ!と言いながら笑い
背中をドンッと叩いて口を開く
『まぁ仕方ねぇさ、俺も少し楽しめたしな』
『グスタフさん首握りつぶそうとしましたよね?』
『しねぇよ!』
ナッツの突っ込みにグスタフが即答する
グスタフにケツを蹴られていた
帰る途中のルッカは俺をチラチラと見ていたが
まぁルッカの怪我も軽いから安心した
そして俺はアクアリーアに着いた
グスタフ『へへへ!なんでキレたんだぁぁぁ?』
ジャフィン『やめろぉぉぉぉぉ!』




