6話 【クエストぉ・・・】
ケイン『鼻がいいのです!』
ルッカ『便利ねぇ!』
ナッツ『商品ですか?』
俺たちは、いや俺はルッカとくっついて寝ていたら
グスタフがドアをドンッと開けながら口を開いて入ってくる
『ドンパチ中ならすまんなぁ!朝だぞクエストだぁ!』
『キャッ!?』
『ノックぐらいしろぉぉぉぉぉ!』
そして俺たち6人はギルドにて初クエストを受注し
街から出たところにある森に来たのだが
ルッカの怒号が鳴り響く
『グスタフ!それ毒キノコ!あんた草とキノコもわからないの!?食ったらお腹ゲリタフよ!!』
『くそぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!』
『ナッツ君それはアサガオ!ねぇわかる!?小さい時にお家で育てたよね!?』
『ふぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!』
『ジャン何してるの!?それはただの薬草!丁度いいから私が貰うわ!』
『ぐぬぬぬぬぬぬぬぬ!』
『あ!ケイン君わかるのねぇ!それよ!』
『えへへ!』
俺たちは毒消し用の薬の調合に使うケシクサの納品10個を受注した
重複して受注出来る為、一応ランクDのタイラーグリズリーの討伐5体
そしてハイゴブリンも5体だ
午前は採取クエストというのも実績にいれとかないとランクアップできないのだ
たかだかなのかどうなのか、2時間かけて10個は採取した
余分に3個一応採取で13個か
そして森に入る前に持ち歩き出来るご飯を買ったので休憩がら昼食をとり
俺たちの専門クエストが来た
『逃げるなぁぁぁぁ!糞熊ぁぁぁぁぁぁ!』
ドスドスと走りタイラーグリスリーを追いかけるグスタフ
タイラーは必死に逃げている
既に気配感知【中】のお陰で残り1匹らしい
ナッツと俺は偶然出会ったオークというCランクの魔物と対峙していた
緑色の筋肉質の魔物、デカさはグスタフと同じか
持っている大剣を器用に使いそれなりに知能はあるらしい
数は2体、後方にはルルカとルッカそしてケイン
タイラーはグスタフに任せよう、一応ルッカは弓を使えるので持ってもらっている
弓は5本くらいしかないけどルルカとくっついている
大丈夫だろう
『グロロロロロ』
俺とナッツは武器を構える
『ナッツ、右よろしくな』
『任せてください』
俺たちはタイミングよく分かれる
1体のオークが俺に大剣を振り上げて走ってくる、巨躯なのに速いな
『狼撃破!!』
槍の突きで2匹放つ
俺はそれなりに狼気を込めた狼撃破を1匹はオークの振り上げた武器の腕に当てる
武器を落としてくれた、良し
次の狼撃破はオークの足に当たり転倒した
そのまま俺は全力で走り前のめりに倒れたオークが起き上がる前に
ジャンプして後頭部から槍を素早く3回刺した、もう終わりだ
ナッツの方のオークは斜めから振り下ろされた大剣の攻撃を受け流し
トリックソードが発動してオークの腹部を回転しながら突き刺す
そのままカカトで足払いをして転倒させて頭部に剣を刺した
うむ、なかなか手際がいいな
昔はランクCの相手なんてナッツには難しかったのだが
お前も強くなったよ
『先輩、終わりました!』
ナッツはシュッと剣に着いた血を振って落とし剣を収めた
俺も背伸びをしながらナッツとルルカとルッカそしてケインのとこに戻る
『C相手に良い感じじゃないジャン』
『ルルカママの特訓のお陰だな』
『そうなのです!』
ルルカはお母さんが褒められていて嬉しい様だ
『しゃぁぁ!5匹目だぞお前ら』
グスタフが奥からタイラーグリズリーの部位報酬をいれたであろう袋をもって現れた
『グスタフぅ!大丈夫でしたか?』
ルルカがグスタフのお腹をポコポコ叩きながら口を開く
そうすると自慢げに奴も返事をする
『バッチシだぜ!』
熊が熊を倒すのはシュールだ、だがグスタフは人間だ
その後はケインが役立った
『・・・あっちからゴブリン系の匂いがしますよ』
『流石ケイン君ね!嗅覚は伊達じゃない』
『それほどでも・・・』
ルッカに褒められてケインが照れる、
ケインは鼻がとても良い、魔物の匂いを嗅げるのは最近知ったのだ
『ではハイゴブたんを倒すの!』
『ハイゴブ・・・たん?』
『そうなの!』
ナッツが突っ込むがそっとしとこう
その後は直ぐにハイゴブリンを見つけてそれはナッツとルルカに任せた
ルルカも多彩な引き出しを持っていてハイゴブリン相手も普通にできていた
俺たちはそろそろ帰らないと夕方かなと早めに帰ることにした
『いやぁ後半の討伐はケインの鼻のお陰で助かっぜ』
『役にたてて嬉しいです!』
グスタフもケインを褒める
『グスタフさん?その担いでる袋に何入ってるんすか?たくさん入ってそうですが?』
『ん?秘密だ!』
ナッツの質問にグスタフが笑うが、何か良いのでも見つけたのだろうか?
そうして冒険者ギルドに戻った
『お疲れ様です!確認をするので報酬を並べてください!』
『わかりましたのよ!』
受付嬢がそういい、ルルカの袋から剥ぎ取り部位が出てくる
『はい!確認しますたのでクエスト達成です、最後にタイラーグリズリーの剥ぎ取り部位を確認します』
『おう!まぁ待ってろ』
その言葉でグスタフはタイラーの部位を出そうと袋をゴソゴソしだした
グスタフは背中で担いでいた袋から何かを受付に落とす
ゴトン!!何やら大きい音がした
『・・・ひっ!!!!首ぃ!?!?』
出したものはタイラーグリズリーの首
その数9体分、その首が受け付けからどんどん落ち、中央廊下にも転がる
周りの椅子に座っている冒険者も、ヒッ!とか声を出していた
受付嬢も顔が真っ青だ、震えて腰が引けている
ルルカが突っ込む
『グ・・グスタフゥ!?牙と言いましたのよ!?』
『剥げなかったから首ごとでいいだろー!』
『大雑把ですのーーー!』
『ぐぉぉぉぉぉぉ!』
ルルカがグスタフのスネを蹴りグスタフが悶える
そしてルッカが呆れていた
『はぁ・・・無駄に疲れそう・・・』
苦笑いでそういうと俺も同調する
『面白い出だしだな』
『まぁね』
ルッカはニコッと笑う
『では先輩!査定だとオークの報酬込みで合計金貨5枚らしいですので』
『まぁランクCもおまけで倒したしな、ランクCクエならもっと稼げるな』
『はい!』
まぁまぁだろう、このくらいでいい
俺たちが拠点にする宿屋アクアリーア
俺たちの衣食住の維持費は1日金貨3枚、効率良くいけばもっと稼げそうだ
これからも頑張ろう、明日は王女と犬の絵本の手がかり組そして
クエスト組に分かれることにした
次の日
冒険者ギルドではグスタフの一件で
首狩りグスタフと二つ名が付き、グスタフは先に有名になる
ナッツ『先に二つ名ですか!?』
グスタフ『ククククク』
ジャフィン『あっ凄い喜んでるこいつ』




