12話 【ルルカ復活と羊の正体】
ルルカ『おや・・・私の様子が』
全員『?』
スカレ『ふふふふ』
1日目が終わり俺たちは本館に向かいまず風呂に入った
ナッツは疲れた顔してたが大丈夫そうだ
俺たち3人は軽く体を洗い湯船に入ろうと立ち上がり会話した
『先輩!あの分身本当に僕なんですかね?剣の扱いが凄くて』
『多分だが実際お前が扱える剣の技術だろうな、それを引き出せって事だろう』
俺とナッツは湯船に入りのほほんとする
『へぇーなるほどですねぇ』
ナッツは頭にタオルを置いてくつろぎつつそう答えた
『くふふふ、いいじゃねぇか』
グスタフがドパァァァンと湯船にジャンプして入ってくる
お湯が外に流れる・・・勿体ない
『あぶあぶあぶぶ!』
ナッツがツルっとそれで滑り一瞬湯船に沈む
俺は窓から見える夜景から空を見ながらグスタフに聞いた
『お前は後半シャドーボールどうだったんだ?あれ人形の連続攻撃の合間に撃ってきたろ?』
そういうとグスタフはフンッと鼻を鳴らして腕を組む
『最初は訳わからんかったがたいぶ撃ってくる感覚がわかったぞ?打つ前になんか影が揺れるんだよ』
『意味わかんないすよグスタフさん』
ナッツが苦笑いして口を開く
多分それは魔力を流し込んでいるからそう見えるのだろうと推測した
グスタフはフゥーーっとリラックスして答える
『人形をジーッと見てるとよぉ?なんかユラッとあいつの周りが微妙に揺れるんだ。なぁんかしてくるんじゃねぇかなって匂うんだ』
『それもしかしてだが魔力の流れか?』
俺はグスタフに聞いてみる、ナッツは湯船で背伸びしていた
『多分その可能性は高い、だがまぁだ確実じゃないがもっと見える筈だ・・・そう思うぜぇ?』
ギラギラと獣の様な目で俺を見てグスタフは答えた
『僕は後半少しですが何となく自分の剣の勢い?ですかね、それを利用して戦えばなんかやりやすくなりましたね』
ナッツは湯船で泳ぎつつそう口を開いた、湯船は広い
多分館の人が使う風呂なのかその分広いのだ、館には沢山人がいるからな
『ですけど僕は少し筋肉痛です』
『おぉ!ナッツ、いいじゃねぇか筋肉痛』
グスタフが食いつくとナッツが泳ぎをやめて笑う
『剣に重さを乗せなさいとも言われたので素直に良い兆しですね』
ナッツがそういうとグスタフはナッツの肩を叩く
叩くとナッツはイデッと言うが強く叩いてないので筋肉痛の痛みだろう
『俺は技の応用というか動き方の引き出しを増やさないといけない感じだ、どう技を使うかだ』
『まぁ単純に攻めるてめぇも嫌いじゃないが、そうもいかねぇからなこれから』
力こぶを腕で作り自分の筋肉を見ながらグスタフはそう言ってきた
たしかに技術面で不足しているからそこは足りないと思っていた
使えるだけじゃいけないのだ、どう使うかだ
残歩も扱いも理解してきたしいい出だしだ
そうして話しているとナッツがのぼせそうで俺たちは湯船から上がり
体をお湯で流して風呂から上がる
次は夜食なので用意された黒い衣類を着て食堂に向かう
すると知らない少女が待っていた、ルッカとケインも近くにいるが・・
その少女は赤い髪型で髪が背中まである、誰だ!
そしてその少女は俺たちを見て笑顔で口を開く
『おー!やっと上がりましたか!ご飯ですよジャフィンさん!座るのです!』
俺は喋り方があいつに似ていると思い質問してみた
『あれ・・・ルルカ?』
『はいそうですよ?』
『『『えええええええええええええええええ』』』
俺とナッツとグスタフは驚いた
どうやらスカーレットさんの魔術で前の状態の髪型に戻せたらしい
可愛らしい少女だった、確かに髪があれは15歳と思える容姿だった
『お嬢ちゃんってもう言えねぇなぁ!たまげたぜ!』
グスタフが目を見開き驚くとそう答える、それに反応してルルカも口を開いた
『私はお嬢さんじゃないのです!ルルカなのですよー!』
ピョンピョン跳ねながらグスタフにそう答えた
ケインもびっくりだったらしくいまだにルルカの髪を見ている
ルッカも同じように見ているがルルカの髪をなでなで等している
その度にルルカはエヘヘーと言い素直に撫でられていた
『もう早くご飯食べましょ?ペコペコで・・・』
ルッカが言うのも無理もない
あいつは本に集中してずっと夜まで水すら飲まないくらい集中して読んでいたらしい
そうしてスカーレットさんも来て夜食を食べることにした
皆食べ始めている、相当お腹がすいていたのか食べまくる
肉料理も多いが野菜もその分多彩にある
だがそこには禁断の肉が一つの皿に乗っていた
それにナッツは反応した
『ひぃ!!羊の肉ぅ!?!?』
皆はその肉を見てマジマジと見ているとスカーレットさんが笑いながら聞いてくる
『すいませんそれは私が食べますね(笑)にしてもルルカから聞きましたが相当トラウマなようで』
当たり前だ、あの羊は・・・・うん
だがルルカが椅子から立ち、身を前に出してスカーレットさんこと自分の母に質問した
『お母さまならきっとボコボコにできるの!怖かったの!お母さま!』
俺たちは全員それに興味があった、どう答えるのか・・・
皆の手が止まる、だが
グスタフはバグバグと食いながらでも意識は彼女に向いていた
『羊の化け物リヴィ・ネイ・ビー・ファーストですか、私は冒険者時代は聞いた事ありませんね』
彼女も肉を切っていたナイフを皿に置き
前を見て再度考えながら口を開く
『でも・・・セカンドにサード・・・フォース、その中のファーストですかね、その中の1人だけですがであった事はありますが』
え?何その意味ありげな単語・・・あんなのがまだいるの?
彼女はイチゴジュースを飲んでグラスを置くと続けて言う
『世界には世界十天というこの時代の傑物を記す言葉があります、その勲章がフルネームの最後に付けられるのですがこれは単純に数が小さいほど強いのです、その称号の者に勝てば自分がその称号を受け直ぐ事はできます、ですがファーストですか・・・彼は迷信だと思いましたが、存在したのですね』
彼女は苦笑いしつつ軽く言ってくれた
俺たち全員固まった、グスタフも手が止まりフォークに刺さっていた肉が落ちる
『そのリヴィはファーストですので十天の者ならおそらく世界最強です、勝てばファーストを名乗れますよ?記述ではその十天が始まった何千年前からずっと頂点にいると本で読んだことがありますがその羊さんでしたか・・・運が悪過ぎますよ本当に』
俺の運スキルが変に発動でもしたのか?そう思うと笑えて来た
彼女はニコニコを笑いながらサラダを自分の受け皿に盛り始める
ナッツとルッカそしてケインも汗を額から流す、俺もだ
リヴィ・ネイ・ビー・ファースト
奴は多分世界最強だという事だ
『出会いたくない物ですね、フォースから先の傑物は出会えば死と本で書いておりました、私でも速攻で逃げますよ?』
ルルカはニコニコしながら固まる、面白い
流石のグスタフも超苦笑いしていた
リヴィ『えっっへん!!!』
全員『・・・・・・・・・・』




