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【完結済】槍の新兵は夢を見ない  作者: 牛乳太子
第3章 【共に道を歩む者】
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6話 【兵士カード返しに行こう】

ジャフィン『ルルカ助ける時にカード返してないの気づいてな』

ナッツ『返さないと怒られますよ?』

俺はまず皆に事情を説明をして兵士宿舎の隣にある軍用ホールへ向かう事にした

なぁ兵士の身元確認書を返却してなかったんだ、まぁそのおかげでルルカは助かった?のかな


皆には入口で待っていてもらう事にし、キャメルを呼んで案内を任せた

グスタフには暴れるなと念押しに言っといた、残念な顔をしていた

そしてキャメルには自前に来ることは手紙で伝えている

この軍用ホールはまぁ俺とナッツが退役届を出した総合受付所もあるが

見学通路など様々ありたまに学園の一環で生徒が見に来るときがある


俺は皆と別れ兵士宿舎の2回から連絡通路を通り、軍用ホールへと向かう

見た目は綺麗な建物だ、隣のオンボロ宿舎とは全然だな

まぁレトロチックな感じでレンガを主に使った建物であり、清潔感がある


俺は連絡通路を歩いていると見覚えのある人が歩いてきた

中央付近で互いに誰か気が付いてあちらが声をかけてきた


『おぉ!ジャムルフィンじゃないか!お前退役したってなってみんなびっくりしてたぞ?』


アラサーなってまだ独身!綺麗な銀色のプレートをした鎧を着ている

銀色と赤が見事にマッチした鎧だ、アラサー前半だが顔は良い方だ

俺は声をかけられると思わなくてこっちもびっくりしたが


挨拶はすることにした


『ベリト副将じゃないですか、その節は急で申し訳ありません』


そういうとベリト副将は俺の肩を叩き笑顔で口を開く


『いつまでも新兵ポジだったがみんなお前を慕ってたんだぞ?一部嫌味を言ってたが何かあったのか?』


ここまで声をかけてくる人じゃなかった気もする、ノートン将軍の側近でもあり副将なのだ

新兵だった俺に声をかけるなんてそうそうなかったがどうやらその辺の人にも俺の事は知っているらしい

ベリト副将は腕を組んで考えて目を瞑りながら答えた


『いや、色々と人には事情はあるからな・・・とても残念だけどな、お前がいなくなった穴埋めが大変だよ』

俺は頭を傾げる


『俺の?ですか?新兵の俺の代わりなんてゴロゴロいますよ?』


ベリオ副将を目を開けてやれやれみたいなポーズで言う


『お前の実力の穴埋めだよ、お前は力半分であれだけ動けてるからな・・・俺は見てたんだぞ?』


俺の顔の目の前でマジマジと俺の目を見る


『・・・ジャフィン、変わった?』


『え?そう思います?』


ベリオ副将は俺から2歩ほど離れ頭をかく


『いや、すまんな余計なお世話だったかな・・・また恋しくなったら特別にまた入隊許可するからいつでも来いよー?』


俺はお辞儀をして答える


『その時はお願いしますね』


そうして笑顔で小走りしながら兵士宿舎へと副将は消えていく

俺はあの人とはまぁまぁくらいしか話さないが色々見ていたんだろうな


そして連絡通路を抜けて俺は総合受付にてカードを返却したのだが

そのダリオ副将の言っていた嫌味を言ってそうな奴がいた

そいつは俺を見つけるとニヤニヤしながら近づいてきた


鎧はダリオ副将と同じだがこいつはグスタフを大人しくした感じの悪役が似合う顔だった

俺は一応挨拶をする


『ガリオ100人将殿、お久しぶりです』

だが俺の挨拶は無駄の様だ


『おお?新兵のジャフィン君じゃないかぁ・・・君やめたの?』

ワザとらしく会話するコイツは名前の通り100人の部隊の兵士を持つ兵士長である

ガリオはニヤニヤと笑いながら俺の周りをゆっくり歩く、近くの兵士もザワザワと見ている


『ガリオ100人将殿は私に御用で?』


『言うようになったじゃないか?』


ガリオはまだ20代前半だが・・・・

つっかかり方はグスタフと比べると理にかなっていない、だが実績があるので100人将なのだが


性格に難ありだな、ガリオは俺を指さしながら口を開く


『退役したって聞いたけどどうしてだい?まぁ君には合わないだろうからねぇ、新兵扱いだしね』


『そうですね、戦争で敵を倒してもつまらないのでやめました』


俺も言うようになったなぁ、絶対昔なら笑ってごまかすが

ガリオが目を細めた


『・・・強くなれなくてかい?』


『強くなる為の刺激が無いので、遊撃隊だとそんな強い敵いなかったんですよ』


これは俺も昔から思っていた事だ、戦争では遊撃隊と言っても死亡率は高い、だが

特別強い奴と会えずにいつも通りやればいいか的な考えにしかならなかったのだ


俺の言い方も悪いのだがそれがガリオに触れたらしい

俺に近付き睨みつける


『・・・それでやめたのかい?』


おれは即答する


『えぇつまらないので』


その瞬間だ、ガリオの拳が俺の顔面を狙っていた

俺は来る事がわかっていたので普通に横に避けて戻ろうとする

通り過ぎる際、横目でガリオを見たが目を丸くしている、だがすぐにこちらに向かってくる

血の気は多いのはいいが場所を選んでほしい


『貴様っ!避けるな!』


『なら俺のも避けて見ますか?』


皆のもとに戻ろうとガリオを背に歩いていたが

振り向き様にまた殴ろうとしてきたので首を軽く動かして避け

しゃがみつつ斜めに足を振り上げて奴の顔面に回し蹴りする

ガリオは壁に激突してそのまま倒れる、意識はあるようだ


周りの兵士や受付女はあわあわしているが俺は知らない、やっちまったか

とりあえずなんか悪い事しな気もするので謝っておく


『ガリオ100人将、申し訳ないのですが本当に兵士でいても俺には意味がないのです・・・』


奴の顔は憎しみで歪んでいたが俺は気にすることなく立ち去った

途中ホールの入り口にいた兵士に小声で

『ナイスだ強い新米!』と言われたのでニコッと(笑)お辞儀してその場を去ろうとしたが


あいつは終われなかった


『貴様ぁぁぁぁぁ!調子になるなよぉぉぉぉ!!!!こっちも本気でやってやるよぉぉ!』


名前言うのも面倒だ、奴でいいか?


奴は立ち上がり剣を抜き、血走った目で走って俺に向かってくる

問題は起こしたくないのだが・・・



やるしかないか




グスタフ『100人将って強いのか?』

ジャフィン『わからん』

グスタフ『試していいか?』

ジャフィン『やめろ粉々にする気か?』

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新作ですがこの小説を見てる人ならわかる部分が多い内容になってます 勇者ですが指名手配されたので逃亡ライフをはじめます
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