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【完結済】槍の新兵は夢を見ない  作者: 牛乳太子
11章 鉄仮面少女は獣に安らぎを求めて言葉を待つ
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16話 見上げれば雷帝 

音速なんて生温いと自信を持って言える銀彗星の加速で空気の壁を容易く突き破る

そしてあまりの速さに軽く辺りには衝撃波が放たれるが俺だけ今感じている時間は違うはずだ


ナッツ達はいまだに俺が動いたことに気付いていない

この武銀帝狼眼となってからは高速な動きでも目で追えるので判断が遅れるという事態には陥らない


多分俺がゼファーとぶつかれば彼らの脳に叩きこまれるだろう

先手は俺だと


宙に浮いた俺は口から言葉を発せずにハルバートの先をゼファーに向けて銀の爪を展開、3つの巨大な爪がハルバートの先に現れた


『なかなか』


ゼファーの鼻先に俺の攻撃が触れる瞬間にそう聞こえた

ガキィン!と金属音が聞こえてハルバートを持っていた左手が激しく痺れ始めた

何故?あんな固い鼻だったのだろうかと思うのも束の間、それは鼻先ではなくてゼファーの前足の大きな爪だと知る


『!?』


驚いた…余裕な顔をされて止められた気がする

彼は前に前足を出して俺のハルバートを横から叩くような感じで弾いたのだ

普通に唾ぜり合えばいかにゼファーの鋭利な爪でも両断されるかともいう思い合っての行動だともいえる

弾かれたてしまい俺は仰け反るような姿勢になり武器を離さない様に掴んでいるのに必死であった


『く!』


姿勢を正している暇なない、そう思い無理やり体を回転させて回し蹴りしたが一瞬の眩しいくらいにこの場が光ったと同時に忽然と俺の目の前からゼファーが消えた

眩しくて俺も目を少し塞いでしまったのだが予見スキルがあるから多少心配はなかった

目を開いた時にはゼファーガいた場所に18本の剣と赤黒い光線が通過しようとしていた瞬間であり俺の後に迫りくる攻撃を避けるために一気に避けたんだと知る


『ふほぁ!』


後ろから声がした


『グスタフ!』


着地しながら体の面を後方に向けてそう口にするがすでに遅い

グスタフは遠くにある大きな気に向かって吹き飛んで背中を打ち付けていた、立ち上がるのが苦しそうだが懸命に腕で地面を押して戦闘復帰しようともがいている


『早過ぎて見えないわよ!!!!』


『えぇ・・・どうすればいいんですか』


ルルカとナッツの声だがナッツの元に先ほどゼファーに飛ばした剣達が戻ってくる

彼らにもあいつが何されたか見えなかったのか

ゼファーはグスタフを背に俺達と距離をとっているがその顔は楽しそうである


『ヘルファイア』


ルルカが右手を前に出すと手の平からの魔法陣から赤黒い光線がゼファーを襲う

だがしかしゼファーの体から雷がほとばしりその電撃は龍の様にうごめきながらルルカのヘルファイアを軽く掻き消した


掻き消した時には既にゼファーはルルカに向かって走っていたのだがその速度に反応は誰も出来ない

彼のスピードが速すぎるんだ、バチバチと甲高い音をこの場に響かせながらこの空間を縦横無尽に走り回るゼファーだがその速度は音速は越えているだろう


俺は獣特有の反射神経と動体視力を得ているので彼の動きは終える

だが普通の職ではこの速度は難しすぎる!だが反応できる奴がいた

ルルカの前にいつの間にかナッツが移動して剣先を迫りくるゼファーに向けたまま叫んだ


『メーサーシーセン』


18本の剣が一瞬でゼファーの周りを取り囲むとその剣先から紫色の光線が発射された

囲まれた時には流石のゼファーも面倒な技だろうと思ったらしく剣の範囲外へと逃げたのだがナッツは腰の剣を抜いて避けたゼファーに向けてメッサーシーセンをおまけて撃ったのだが肝心のゼファーは避けもせずに心地よい感じの顔をしている


明らかに質量の違いでダメージが入っていない

そのことはナッツも承知らしく軽く悔しい顔をしていたけども俺はその間銀狼を10匹放って隙を伺おうとしたのだが避けようともしないんだよ

俺の銀狼はゼファーに当たるとまるで始め飛んだかのように消えていくんだ


『我に触れると危ないぞ?』


そうだよな、体中放電してるんだし触れると危ないけどももしそうならどうやって攻撃すんだよ



『真空斬!』


グスタフが起き上がっており剣撃を飛ばすとそれと同時に走り出しその後ろにナッツの剣達が追従する

ルルカは流石に接近戦は駄目だと感じてヘルファイアの準備をし始めたのだが先ほどまでゼファーガいた場所に奴がいない、一瞬で消えたというよりも電撃が広場中に走り回りそれがゼファーだとわかり俺はそれを追いかけた

音速レベルの速度で走る電撃の中でも一際大きな電流の塊を発見したがこれか!!


グスタフ達は流石にその速度は目で追う事すらできずに中央に固まりナッツ達と均等にその外側を見ているが対応できないだろう


俺だけしかゼファーの速度に反応できていない



銀彗星でやっと追いついて真横からハルバートを振ったのだが俺の攻撃を回転して避けると俺の腹部に何かが食い込んだ気がして苦痛を顔に浮かべた、チラリと怪我の場所を見たのだが殴打の類らしく流血はしていない


『銀超乱』


側に空中からゼファーらしき電流に向けて撃ち抜こうとしたのだがその電撃か宙を舞って俺の銀超乱で構築された爆発する銀狼全てをその場で爆発させていた


俺の思考も一歩追いつかない


『ここを壊す気か?』


バチンとこの場全てを眩しい閃光が発生すると遠くでゼファーがいつもの状態でこちらを伺う

これは戦いを言っていいものなのだろうか、本気の力で遊ばれている


『わりぃがここまで強ぇとは思わなかったぜ』


グスタフが苦笑いして口にすると続けてナッツも話したんだ


『次元が違い過ぎますよ、動いているってのはわかりますが一歩体が追い付きません』


『流石に無理ねぇ、でもやるだけやらないと』


あと一歩相手の行動に追いつける様な反射神経や動体視力が欲しいという事だ

声がゼファーにも届いている様であり小さく微笑みながら彼はこちらに近付いてきた

俺達は固まって警戒を最大限高めるが俺のシルバシヴァもあと40秒なんだけどもそれが尽きる前に終わる気がする


『我はお主たちと戦って計りを得てほしかったがまだ早かったようであるな?遊びの本気だと気づかなかった様だがこれが本気だ、これが強さだ・・・これが生きとし生ける全てを見下ろしてきた力ぞ』


その通りだ、こいつの上には2体しかいなかったんだ

これが十天の上位陣の本当の力だ


『貴様らにまだ我の奥義は早いな、これで満足して地に伏せよ』


その言葉の後にゼファーは一気に眩く発光し始め俺はとんでもなく体中震えだした

俺だけじゃなく全員であり俺以外は膝をついて苦しそうな顔をしている

これから何が起きるのか俺は予見で察していた、不味いのが来る


雷篭ライトウの行進』


そう聞こえた、雷の爆発がゼファーの前方から巻き起こり幾多の電撃が地面を這うようにしてこちらに向かってきた、襲い来る電撃は爆発しながらこちらに向かってくるが逃げ場はノアの眠る付近のみでありあそこにはいけない!!!


その場所以外が電撃で覆われるが逃げ場は無い、飛ぶしかないのだ


『全員飛んで掴んでください!』



ナッツが叫ぶと皆同時に飛んだ

下はもう電撃まみれて着地すれば感電間違いなしであり死ぬんじゃないのだろうかと思うくらいバチバチと音を立てている


ナッツは掴んでと言ったが意味がようやく分かった

彼の浮遊する剣が俺達の事情にあり剣を握るとそのまま宙に浮く様な状態になったんだ

肝心のナッツは剣を束ねて板状にして2本の足でゼファーの攻撃を耐え志納でいるけどもグスタフとルルカは宙に浮く剣を掴んでいるだけ


俺は掴まなくても良い

銀彗星で少し上空に飛ぶと口を開いた


『銀帝次元槍!』


ハルバートを両手でつかんで真下に押し込むとその位置に銀色の円が現れた

特殊な次元を使いゼファーの近くにその攻撃を移動させる技だがこれは奴もわからない筈だ


真下に突き刺したハルバートは銀色の円を潜ると立っているゼファーの真上から背中を刺すような形で現れた


『!?!?!』


ようやく当たった

今しかないと思い俺は銀彗星で一気に接近した、瞬きする程度の時間でもそれは隙でありゼファーは得体のしれない攻撃に少々驚きを顔に出しているが決して攻撃された箇所を見ようとはしない

視界に俺達をずっと捉える為だ


『やりおるか!ジャムルフィン!』


『狼剣斬』


新しく覚えた技だ、ハルバートの先端から銀色の狼気が3mほど伸びるがこれは物体を斬る為のリーチが伸びた剣だろう

これなら振れる


『おらぁぁぁぁぁぁ!』


『見事!』


俺は全力でゼファーに向かってその剣と化したハルバートを振ると彼に触れた瞬間再び電撃と化して俺を巻き込んで通過していった


『がっ!?』


触れればそうなるか今わかったよ、体中激痛が走り痺れまくるんだな

地面はもうゼファーの技の効果も終わり普通に着地できるのだが俺はドサッと体を打ち付ける形で倒れた

それと同時に俺はシルバシルヴァを解く


彼の通過した先を見ると俺と同じくグスタフ達もその電撃を避けることが出来ずにその場に倒れていく


迅雷瞬走ジンライシュンソウ・・・これに反応できるのはまだ虫神とリヴィだけであるな』


徐々に電撃の塊がゼファーの体に戻っていくとそんな声が聞こえた

早過ぎて見えなかった、予見で危険だと感じ銀彗星で避けないとと思った頃には既に攻撃を受けている

体は反応できても頭が追い付いていなかったんだよ


『まだ頭で戦うからそうなる、お主等全員体に身を任せよ・・・グスタフは勘が良いぞ!お主は体で戦っていると見る!お主だけ体が勝手に動いたのであろうがルルカを守ろうと動き出したな』


『ぐ・・・から・・・だ』


口すらも思う様に動かずにルルカの近くで倒れている

ルルカはうつ伏せで苦しそうな声を出しているがナッツもだ

俺も全然動かないが俺も考えてから動いていたと言われると不定出来ない


『お主等が目指す場所は頭じゃなく体で動く世界だ、我の攻撃が来るとわかって考えずに体に任せたと思えたのは1人だけの様だな、体が皆一瞬強張ったという事はそういう事だ!考えれば体は一瞬でも力が入る・・・お主等全員糞でもする気か?その一瞬で先にグスタフだけ動いていたがまだまだのようであるぞ』


ゼファーの体が元通りに戻ったが俺は驚いた

彼の体の側面が深く斬られていたんだ、その傷跡は俺以外にもグスタフもナッツも目を見開いて驚いていたがそれを見られていると感じたゼファーは放電を止めて話し始めた


『異次元の攻撃と術属性の斬攻撃か・・・流石にあの速度の戦いでは避けれなかった様だが致命的ではない』


少しゼファーの息が荒いが無理をしたようだ

いや今使うにしては酷だったのだろう、老いた体では全盛期を十分に使えないからだ

その場に座り込んだゼファーはエリアヒールを俺達に発動してダメージを癒してくれるけど効果が絶大だ


皆何事も無かったかのように立ち上がるがほぼダメージが消えている

だが疲れからか俺達はその場に尻もちをついてパタリと仰向けになった


強すぎる・・・・本当に俺は魔天狼になればこいつに勝てるのか?

確かに1段階ごとの道到達で在りえないくらいに強く放っていたけどもこの強さを肌で感じてこの高みにまで到達できるかどうか不安になる


『体で戦えばもう少し我に傷をつけれたものを』


薄ら笑いを浮かべるゼファーにグスタフは溜息をついて声をこぼした


『あたふたしかできねぇとはな』


『僕も逆に考えることが仇になりました』


『世界は広いわね』


3人共悔いが残るようだが俺も残っている

ゼファーを見過ぎていた気がするんだ、だから駄目だったのだろうな

長い戦いではなかった

時間にして1分も経過していないレベルが高すぎる敷地の戦いは俺達にとっては1日中戦っていたかのような疲労となり襲い掛かる


『ゼファー、お前リヴィに勝てるんじゃないか?』


俺が彼にそう言うとゼファーは鼻で笑い答えた


『よくて道ずれだな』


老いか・・・お前が全盛期ならばいけただろう

全盛期の力を短時間なら出せるというもののそれは本当の全盛期の力なのだろうかと今関係ない考えをしてしまう俺がいる


『ジャムルフィン・・・お主は考えて動いても我に傷をつけられるのだ、ならばもっと体で戦え』


『わかった』


『ナッツよ、確かにお主は手数は一級品だがそれを活かすのは全ての剣を複雑に動かせるようになってからだ!全部同じ動きをしても本領とは言えまい、18人と戦っているかのような感覚を敵に陥らせるくらい細かく動かせるようになるがよいぞ』


『はい』


『ルルカよ・・・体術と魔術を学べ!スカーレットにもっと高威力の術を求めよ!ヘルファイアは確かに扱いやすいがくるとわかれば対応は簡単ぞ?同威力の術をあと2つ覚えよ』


『帰ったらお母さまにせがむわ』


『グスタフ!お主は今のままで良い・・・天位職になればその戦い方活かしきることができよう』


『ケッ』


総評だなこれ、まぁ考え過ぎて立ち止まってしまっていたから動き続けろって遠回しで言われてる感じがするな

それにしても本当に速過ぎだぞゼファーの電撃移動

通常時の電撃移動は俺は反応できたが最後のあの技での移動は全然見えなかったがどのくらい速度がでていたんだろうかと気になる


『ボコボコねジャン』


『ルッカ』


彼女が傍に近付いてきて頭を撫でてくるが俺は犬じゃないぞ?でもいいか

全員仰向けだ、疲れ切っている


『本当どうすればいいか頭が追い付きませんでしたが頭で考えてれば意味ないですね』


ナッツがそう言うとゼファーは彼の顔を上から覗き込みながら答えた


『考える暇あるなら動け、そういうことぞ?我からしたらお主等なぞ何回殺せたか』


それが答えだ、まぁ俺達にはまだ難しいかもしれんが自然と動けるようになるってゼファーが程よくフォローを入れてくれた

暫くして少しずつ体の体調も万全とはいかないが緊張も解けていった


『まぁ無理よねぇ、帰ったらお母さまに最強の術でもおねだりしてみようかしら』


『今のお主ならばまだ許可が下りぬだろうな、先ずは上位職になればあいつはその気になる・・・今は目お主が思う様に上位職を目指してから我の言う事を意識して動いて見せよ』


『そうするわ』


『ふむ』


ゼファーは尻尾をパタンを床に何回も軽く叩きつけて彼女と会話していた

それにしてもノアがいるというのに無茶したな、多分眠るノアを傷付けない様にゼファーは立ち回ったと考えてしまうとかなりの差があるのだと実感できる

だがゼファーは少し俺を褒めてもくれたんだよ


『ハルバートを剣にした攻撃は流石に回避できんかったからあれくらいの調子でうごけるようになるが良い、さすれば我と良い勝負が今の段階でもできる』


マジか!頑張ろう

やる気が出てくるとゼファーが欠伸をしてから再度俺達に通告してきた


『お主等全員で我の様な強い敵と戦うと連携が雑だな、気負い過ぎている証拠・・・愚か・・・順番に来ても意味は無い、ひたすら体を信じて四方から引っ掻き回せばいいし強敵ならばジャムルフィンに一撃を任せよ』


言いたいことはわかるな、阿修羅猪がいい例だ

あいつは間髪入れずにひたすら攻撃していたけど敵が強敵になった途端それが十分に出来ていないって言いたいんだろ?否定はできないな

当ての動きを見過ぎている草がここで露呈したと考えてしまい少し悔しい


『動き方を見直すが良い、さすればおのれの本領を知る事が出来よう・・・まだ半分定程度と感じる』


『あんま虐めないでよゼファー』


ルッカがゼファーの前足をモフモフとしていると彼は軽く笑い彼女の体を鼻先でスリスリし始めた

この変態犬ぅ!!


『最後に彼を強くするのはお主だ、今までのステータスが惜しい気持ちはわかるがこれから共に生きたくば今を捨てこれからを作り直せばいい』


『大丈夫よ』


『強い娘よ』


ゼファーはふわっと立ち上がるとそのままノアの眠る小さい石碑のような場所に移動するとそのままそれを囲む感じで座る


『行くが良い、何もできなかったと悔やむならば強さを求めよ・・・だがナッツはチームの中でも頭がいいから余裕がある戦いのときはちゃんと周りを見てチームを管理して動かすことも慣れるが良いぞ』


ゼファーに褒められてニヤツきを抑えるナッツだがそこは素直に喜んでも良いと思う

あの床一面電撃まみれの技を回避するために動いたのはお前だし大手柄だよ


『いや・・はい・・へへ』


抑えてるけどやっぱ嬉しそう

そうして俺達は戦いというよりかは一方的な敗北を喫してしまい雷狼の乗ってルーカストアの領地まで送ってもらったんだ、時間は16時だ


『またねバッハ!』


『フシュン!』


鼻を鳴らしてそっぽ向くバッハだけどもそれならなんでルッカを背中に乗せてここまできた?

やはりこいつツンデレだと俺は確信している

中に入ると速攻で俺はルーカストア兵に囲まれて深いお辞儀をされて戸惑ってしまう

他の仲間は首を傾げて俺を見ているけどナッツだけは苦笑いで俺の声をかけて来た


『宿はミューリアにあるあのアクアリーアにしときますので先輩はルーカストア国王の元にいってください』


『俺が?』


俺も首を傾げているとふと兵士の中からリーダーっぽい男が一礼してきて俺に話しかけて来たんだ


『銀狼様であられますね、前回ご迷惑をおかけした件に関して国王が是非謝罪をしたいとの事で招待状を持ってここでお待ちしておりました』


言い終わった兵士は懐から一枚の紙を俺に渡してきたが王印と共に文字で特別招待状と書かれていた

他にも文章が書いてはいたが用件は聞いたのであまり見なくてもだいたいわかるから頂いた招待状を今度は俺が懐にしまいこんで皆に話したんだ


『今から行ってくる』


『早く帰ってきなさいよ』


ルッカにそう言われて俺は銀彗星で城へと向かった

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新作ですがこの小説を見てる人ならわかる部分が多い内容になってます 勇者ですが指名手配されたので逃亡ライフをはじめます
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