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【完結済】槍の新兵は夢を見ない  作者: 牛乳太子
第2章【ナラ村防衛戦】
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18話 【魔滝戦その⑥】ランクB ゴブリンキング

それぞれの場所入

その頃各門の中間にある広場には治癒師とルッカがせっせと治療していた

骨折までは直せるけど数名重症者がくる、完全回復術を持ってはいないらしく回復には限界がある

重傷者は完璧には直せない、そして回復術には限りがある


貴重な術なのだ


後半治癒師は魔力切れで力が入らなかった

そこでルッカは痛み止めなどの薬草を使ったり骨折者は木で腕や足を固定などして色々対処した


『怪我人が増えて来たわね・・・・』


ルッカが呟くと治癒師が口を開く


『申し訳ありません・・・お力になれず』


笑いながらルッカは答えた


『大丈夫です!回復なんて貴重な術・・・提供してくれただけ感謝につきません』


そういってルッカは治療を続けた、時間は30分を過ぎたのだろうか

正門の怪我人も増えてきた、赤猪で太ももを折った人も運ばれてきた

治療を受ける太ももの男は言う


『ジャフィン君とグスタフ君・・・すげぇな、中位職って言われても可笑しくない強さだ』


ルッカは太ももに気 木だよね を固定して痛み止めの薬草を飲ませる


『あの2人よ?大丈夫よ!ジャフィンは強いんだから』


だが治療されている男の顔は暗い、ルッカはそれを感じ取った

暫く無言で治療が続く、治癒師の人は治療が終わりそれでも動けない人、回復しきれなかった人を馬車に乗せて避難所に移動させる作業をせっせとしている


『戦っているのに静かなんだ』


『静か?戦ってて?』


治療されている男は暗い顔で頷いた


『ゴブリンキングだけなら・・・いいが・・・』


『そいつが正体不明だった魔物じゃなかったんだ』


『あいつじゃないとジャフィンが言っていたよ』


『ジャンが・・・ランクBのゴブリンキング以上を警戒したのね』


『あぁ・・・』


そうして治療が終わった、怪我人の列がやっと終わった

ルッカは手に薬草が付いているので軽く流す


ここから正門は20分かかる、馬は馬車で使い徒歩で行くしかないのだ

中間と言ってもそのくらいかかる



そして馬車に乗せられた正門から来た怪我人の1人が空を見て叫んだ


『現れたぞぉぉぉぉ!』


ルッカも見上げた


正門の方角から赤い狼煙があがった

とても赤く、大きい

狼煙といえないくらい燃えているような赤い色


『ジャン・・・』


静かに手に力を

ルッカは入れた


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

『しゃぁぁぁぁぁぁ!』


キャメル部隊の前衛の1人が叫ぶ


終わったのだ、こちらの戦いが

皆喜び合った、怪我人は多数出たが勝利だ

あくまでこちらの門の

最後の方は何故か敵の進行が様子見の形でにらみ合いが多くなったが深追いせず

ゆっくりと撃破していった、時間がかかったがまぁいい


終わった合図の黄色の狼煙をあげた


ここからは5名くらい増員に出せる、どこが多いのか

だがキャメルは偏っていると感じていたのでレナウスさんとこを経由させて動ける戦士を向かわせようとした


そして


正門から赤の、あの異常な狼煙が上がる

キャメルはすぐに増援を送る、数人はここで警戒だ

だがここからだと遠い、馬は伝達要員に渡してしまい徒歩だ

30分はかかるだろう、急がないと

間に合うだろうか


キャメルは走り出した



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


『こぉの雑魚どもがあああああああああああああああ』


レナウスは最後の1匹のデビルパンサーを追いかけまわす、すると後衛の弓がパンサーの頭部に弓を放ち

絶命させた


『あっ俺の獲物!』


『さっさと倒せばいいだろう?』


『ぐ・・・』


そうしているとキャメルの方から青い狼煙が上がった

レナウスは笑みを浮かべた


『よし・・こちらも黄色の狼煙をあげろ』


青い黄色の狼煙が上がる、少し時間がっかったか

いやかかり過ぎたが悪い事じゃない

仕方がなかった


完全に敵が何もないとわかるまで動けずにいたのだ

後半は無駄に逃げ回る敵を追っかけていたのだが・・・それは仕方がなかったとは言いにくいのだが


『隊長、では正門へ?ここからだと防壁の内側を沿って行けば走って10分で行けますが?』


衛兵とレナウスは足が速い、他は無理だろうが


『一先ずこの持ち場の安全確認したらだ』


そうしてレナウスが少し森に入っていくが気配はない、もう終わりだろうと思った瞬間

部下が叫ぶ


『レナウス隊長!!!!正門から赤の狼煙が!!!』


レナウスは目を見開く、その狼煙はとても太かった

焦って量を間違えたのだろうとレナウスは冷静に判断する(実際は量をただ間違ったのだが)


焦っている?正門に正体不明の魔物・・・


『・・・ジャフィン』


気付いたらレナウスは橋に戻り門をくぐって正門に向けて走っていた


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

『グルォォォォォォォォォ!』


ゴブリンキングが大剣を振り回す、俺はバックステップで避けグスタフはそれを大剣で受ける

だがグスタフは軽く2メートル程吹っ飛ぶ


『ナッツ!周りは頼むぞ!』


『はい先輩!』


ナッツは邪魔なゴブリンを相手している、他の前衛もゴブリンに対応してもらっている


『ぐ・・・流石Bか・・・力で勝てねぇか』


グスタフが呟く

俺も構えながら口を開けた


『Bだ、油断したら死ぬぞ』


『わぁってらぁ!』


正直ナッツにはまだ重い相手だと思いゴブリンキングの相手から外した


俺とグスタフで



コイツを倒す



『グラララララララアアアアアアアアア!』


『ちゃんと喋りやがれぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!』


ゴブリンキングの斬りつけをギリギリ避けて足を斬る

だが完全に切れない、固いのだとても

グスタフの大剣でも完全に斬れない、多分10回斬らないと足は斬れないだろう


『槍撃破!』

俺は押しを斬られてスキができたキングに槍撃破を4発放つが少し後ろに身が下がる程度だ

だが少しだけ効いていた


少し2人で下がった


『グ・・・ギギギギギギギギギ』


タフな奴だ・・・長期戦になりそうだ


その時グスタフが俺に言ってきた

『・・・一瞬で良い、隙を作ってくれ』


俺はその言葉の意味を考えるまでに頷く


俺はキングに突っ込んだ、キングが俺を見た


『グラァァァァァァァァ!』


『ぐおっ』


素早い斬撃が俺を襲う、一発でも当たったら死ぬ

失敗は絶対に許されない、俺は上手く間合いを取れずに手こずる

キングの大剣はリーチがながい、身長190㎝

大剣が2メートル以上ありそうだ、俺のリーチと同じかそれ以上


だが俺は持ち前のスピードを使いキングの大剣を左右に振らせた

そうしてタイミングを合わせて入れる間合いに入る


『くらえ!ランサーバスター!』


父さんとのけいこ?で覚えた技だ

間合いを詰め、大剣で再度攻撃する前に放った

キングの頭部に槍が触れて、中位レベルの無属性の爆発が起きる

地面の砂煙が吹き込む


俺はすぐに下がらず間髪入れず槍撃破を2回・・・3回と頭部に叩き込む


キングが揺れた、俺はニヤッと笑った


『グスタ『見てるわ糞がぁぁぁぁぁぁ!』』


また俺の声を遮り奴は俺の頭上を越えてジャンプした

オークキングに向かって、奴はヨロヨロと揺れている

今しかない


『楽しかったぜ!!!脳天唐竹割り!!!!』


大剣用の技スキル、下位技で威力は一番と言われている技だ

威力だけなら中位技にも匹敵するらしい、俺のバンカーバスターと同じなのだろうか

ただ癖があるらしい


集中に数秒必要で振り下ろす時に溜めてしまうのだ

だが威力は保証されている



『ギョゴ・・・・・ギギャァァ・・』


頭部から大量に血が噴き出してもキングは動いた、なんて生命力だ

あの技でも完璧に頭部を切断されなかった、脳にはいってる筈だ


無尽蔵にキングは大剣を振り回す、もう知能を使っていない!


グスタフの肩はゼェゼェと声といっしょに揺れていた

相当溜めさせたからな、呼吸が乱れたんだろう斬ってから

息が整うまで俺が相手する


『居合撃!』


突きの居合を放つ、かなり固めたはずだ

俺の基本の高さなら・・・


『ギヒャブっ!』


居合撃はキングの口に命中した

口の中は柔らかいでしょ?固い体はちと自信なかった

無尽蔵に暴れるいまなら柔らかい箇所がいい


『ヒョォ・・・クフォ・・』


もう少しだ・・・俺もまだ体力は半分切ったあたりだがまだいける

グスタフも技後の呼吸が整ったらしい


俺は横からキングを居合撃で突く、何度もだ

するとキングはこちらを向いてがむしゃらに斬ろうとしてくる

グスタフがそれを見てキングに走る


『とっととくたばれや!』


グスタフの斬撃は、いや突きだった

大剣でキングの喉を刺す


その瞬間もっとキングは暴れた

まだ倒れないのか?これがランクBなのか、1人じゃとても倒せる気がしない


絶対にだ


俺たちはまだまだだ・・・・強さでいえば何も知らない


Bとはこんなにも・・・そう思っていたら





俺の体が震えた







気配感知【小】が




グスタフが恐れていた気配を感じ取った




とても寒い、夏だよな・・・おかしい




目の前のキングとは念のため距離をとっていた


だが



俺とグスタフは森を見た、震えが止まらない



呼吸が酷くなる



何かが使づいてきた



わかる



森から現れる



俺はグスタフが感じていた気持ちを知った

頭には真っ赤な警報でこういわれている気がした














『全てを捨てて今すぐ全力で逃げろ』






もう遅かった



森の奥から毛皮に包まれた禍々しい角を2本付けた異様な魔物が

ゆっくりと歩いてきた



誰なの(´;ω;`)?


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新作ですがこの小説を見てる人ならわかる部分が多い内容になってます 勇者ですが指名手配されたので逃亡ライフをはじめます
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