16話 【魔滝戦その④】子守唄
敵は策士なのか?
ケインとルルカはジャフィンのお母さんの手伝いをしていた
先ほど3つの地点からの緑の狼煙を見てルルカなど何なんだろうねと話していた
『まぁ父さんもいるしジャフィンもグスタフ君もいるから大丈夫よきっと』
ケインは晩御飯の食材の準備を手伝いながらマリスと話す
『きっと大丈夫ですよね!だってジェフィンさん強いんですもん』
『そうそう!めっちゃ強いんだよー!』
ルルカも同調しながらジャンプしてマリスに言った
現在は3か所での魔滝防衛、村人は皆避難所で待機しているらしいが
この家だけは通常営業だった、けっしてブラック企業じゃない筈
『危なくなったら避難しましょうね?』
『『はーい』』
ルルカ&ケインが元気よく返事をする
そうしてこの3人は部屋のお掃除でもしようとしていた
その時にふとマリスはケインに話しかけたのだ
『あぁ!思い出したわ!ジャフィンに歌ってた子守唄』
『子守唄?ですか?』
ケインは頭を傾げた
どんな歌なのー?とルルカが反応する
『ケイン君を見ていたら思い出したのよー?あれは何の歌なんでしょうね?犬の子守唄みたいねぇ』
マリスが腕を組んで会話を続けた
『昔私も母さんに歌ってもらったらしいのよ、まぁ私の御家の十八番ね!想い人に歌っている歌なのかなぁ・・・・』
マリスは歌ってあげた、2人に向けて
椅子に座るルルカは目を輝けせて足をパタパタしている
ケインは
泣いていた
何故だろう
無意識にケインは泣いてしまう、関係ない歌なのに
ケインの頭に何かが入っていった
底知れぬ者の意思がその頭で囁いていた
頭に中に聞こえる声
『あいつに唄え、今こそ届く・・この想いが!急げ、死ぬ前に』
そうしてその声の主は消えていく
消滅に近い感じをした
ケインは気が付いたらマリスさんに揺さぶられていた
ルルカはビックリしている
『どうしたの!ケインちゃん?!』
ケインはハッと意識が戻り周りを見る
とても悲しいオーラを感じた
『僕・・・どうなってたんですか?』
マリスは熱があると勘違いしたのかケインのおでこを触る
『ケインちゃんなんか変な言葉を言いながら死んだ様な目をしたのよ?心配で・・・』
ケインは意識を取り戻した時、そんな覚えていなかった
夢のような感覚だったのだろう
マリスは昼ご飯を持つとルルカとケインに話しかける
『お留守番お願いね?私は魔滝の人にご飯届けるから!まぁ広場に持っていくだけよ』
そういってマリスは家を出た
ルルカはお昼寝だー!と言って二階に上がる
ケインは少しボーっとしてしまう
そしてケインは自分の父さんに言われたことを無意識に思い出した
来るべき時に来るべき者に与えよ、さすれば一族の誇りが復活する
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そして
『釣りはいらねぇんだ!大人しく受けとりやがれぇ!』
グスタフが狂人と化したようにゴブリンをなぎ倒していく
『調子いいなグスタフ』
俺は奴に話しかける
『はぁ!?足り前だろう?ヒヨッてんのかてめぇ!?』
はぁこいつは絡みが・・・・戻ったな
俺たちは敵とぶち当たり、当初の敵が一部違うことに気づいた
森の奥底から来る敵は監視でも見えなかったのだ
だいたい視野に
見える敵それは
ワイト約30体
ゴブリン約40匹
ゴブリンソルジャー約20体
ハイゴブリン5体
ゴブリンキング1体
デビルパンサー16匹
赤猪 10匹
タイラーグリズリー9
ゴブリンソルジャーはゴブリンの武装した的な感じだ、ゴブリンは裸に武器を持つ
だがゴブリンソルジャーは防具も装備していて少し素早いが皮装備だし問題ない
突けばいいだけだ
だがゴブリンキング・・・Bクラスの魔物だ、どこにいたんだこいつ
こちらの戦力はこうだ
ナラ村正門防衛隊
前衛15人(俺・ナッツ・グスタフ含む)
中衛10人
後衛10人
計35人
まだ柵は壊れていない、最初は10人だったが予想外の魔物の出現で変えざるをえなかった
前衛を増やした、柵の外には10人、他前衛は柵の中で作った隙間から来る敵の排除だ
側面が攻撃されにくいように側面の柵は頑丈にしたので前に集中できる
『おらおらおらおら!』
俺の背中にいるナッツの声だ、ワイトを剣で斬っている
当然柵の外に俺とナッツやグスタフ他数名がいる
ゴブリンと一緒にデビルパンサーが走ってきて柵を越えてくる
中衛半分は柵の中に入った数匹のデビルパンサーとゴブリンの対処だ後衛はちゃちゃいれてくる側面にファイアショットやロックショットという岩をぶつける魔術を使い倒していく
一応は順調だが
『先輩!タイラー来ます!』
ナッツが俺の側面のゴブリンソルジャーを斬りながら言う
俺はすぐに遠くを見るとタイラーグリズリー2体が走って突っ込んでくる
俺は指示を出す
『タイラーは俺とグスタフで対処する!他は入口を固めろ!ナッツもだ!』
俺の声が響く、少ししてタイラーグリスリーが来る
『・・・重い時は相手大変だったが、今なら問題ない』
そう言って俺は爪を振りかぶるタイラーグリズリーの攻撃を避け
股下に滑り込む、俺は股からすり抜けると同時に首に槍を突く
タイラーグリズリーはガガガガと声を出し倒れて来たので俺は避けていつもの位置に戻ろうとする
『体が軽いとただでかい熊に見えていいな』
ナッツが戻ってくる
俺は集まったゴブリンとワイトそして少しの赤猪の相手をすることにした
子守唄ぁ




