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【完結済】槍の新兵は夢を見ない  作者: 牛乳太子
第2章【ナラ村防衛戦】
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13話 【魔滝戦その①】 

戦闘開始

魔滝の敵の動きで朝方集合時間など変わったらしい

俺たちは早めに起きた、ルルカ&ケインは部屋をのぞくとスヤスヤと寝ている

もう暫く寝ていてくれよ


ナッツとリビングに降りると腕を組んでテーブルの椅子に座り父さんが待っていた

朝飯が並んでいる

今日は卵焼きに鶏肉のスープ、そしてサラダ

ナッツはやっぱ空気を読む男だ、静かにいただきますと言い

ゆっくりご飯を食べる・・・お前好きな食べ物なのにな

俺も食べ始めると父さんも食べ始める


母さんは台所の使った食器を片付けていた


『嵐の前の静けさ・・・てか(笑)』


父さんが口を開いた、ナッツは食べながら耳を傾ける

俺は父さんと会話をした


『中級職が俺の方の門にいないのはいいのか?』


『お前とグスタフは中位職に匹敵すると見込んでの結果だ、喜んでいいぞ』


まぁ下位職だけどそれなりに頑張ってたからな、ナッツが食べ物を胃に押し込み話してきた


『ですがレナウスさん、肝心の1体はやはりメインの入り口からと想定してるんですか?』


少し考えて父さんが口を開く


『それも不明だ、各入口の状況を見てその1体・・・そいつがどこに行くか監視の2人が見張る、わかれば落ち着いた入口から増援する予定だな・・・話し合いでは正門に来ると想定したが予定は未定だ、臨機応変に素早く対応しなくてはな』


確かにそうかもしれない、いやそうするしかない

正体不明の1体は最悪の場合、対処しきれるかがわからないのだ

できるだけそいつの動きは見ておきたいのだろう


『ごちそうさまでした』


そういうと母さんが俺に行ってきた


『ジャフィン?ちゃんと寝れたの?』


『寝れたよ母さん』


『昔はよく寝れない時は私が寝かしつけてたからねぇ、あなた歌が好きだったから』


『そうなのか?』


『ええ、よく子守唄を歌ってあげてたわ・・・歌うとねぇ笑ってくれるのよ、いつのまにか寝ているのだけど・・・どんな歌だったかしら、うーん・・・度忘れしちゃったわ(笑)』


確か小さい時に母さんによく歌ってもらった歌があったのだが思い出せない・・・俺も

今となってはどうでもいいかもしれない


俺たちはご飯を食べ終わり直ぐに支度をして各広場に集まる、それぞれの入り口の手前に広場がある

今回は中間である入り口B周辺の広場に集まる、そこから各入口に行きやすい


皆真剣な顔つきで集まっていた、グスタフもいたが

あいつの顔つきはいつもわからない、真剣なのだろう

だが知らない人間からすれば睨んでるイカツイ人間だ

ナッツが俺の後ろに隠れる、怖がり過ぎだぞナッツ


キャメルはもういた


『ジャフィンさん、今日はよろしくお願いします!こちら指揮担当ですが魔滝の勢いが落ち着き次第増援の準備をいたします』


『そういえばこっちにはあの1体は来ないらしいな』


朝方また衛兵からの伝達が届いたのだ

魔滝の変化あり、一度皆で時間8刻に集合せよ、

正体不明の魔物、ルートが入口Cから離れて進んでいる、と

その後、姿が見えなくなったという、森の奥に隠れたのか?

まぁこのままでいくかどうかの再確認だろう、そこの説明は多少省こう

入口Cを過ぎてから消えたとしてもBかAが濃厚か、対応しやすい

集合時間になり村長は挨拶をして最新情報を伝える

やはりキャメルのとこにあいつはこない、キャメル部隊は何人かホッとしていた

そして各持ち場に行くことになる


『キャメル、お前はそろそろだ・・・いつも通りやれよ?』


『はい!こっちはワイト多めらしいですね、タイラーグリズリーも5体くるらしく・・あははは』


5体か(笑)でも中位戦闘職が4人いるのだ、心配はないだろう

キャメルならタイラーとこちらの中位職をぶつける戦いを作れる、頭がいいからなこいつは


『ナッツ!ジャフィンさんを頼むよ?』

『言われなくとも!キャメルも頑張れ』


キャメルとナッツが会話してるが時間だぞ

キャメルはお辞儀をして持ち場へと向かう、死ぬなよキャメル


『ジャフィン、暴れてこい』

『父さんも無理すんなよ?』

『はっはっは!誰に言っている?』

父さんは笑いながら俺の肩を叩く

そして俺も向かうのだ、俺の姿が消えるまで父さんはずっと俺を見ていた



俺とナッツは歩いて持ち場に向かう

グスタフは・・・絡んでこない、そこまで馬鹿じゃない

もう自分のすることの整理とかしてるはずだ、何より戦いのセンスがある

俺はナッツと戦いの打ち合わせを入念にしつつ持ち場についた


陣形の確認と交代のタイミングの確認、念入りにしている

そうしているとグスタフが話しかけてきた

俺の胸を軽く小突いて口を開く


『・・・くだらねぇ事で死ぬなよ?』


俺はふふっと笑って返事をする


『わかっている、約束は守らないとな』


そうするとグスタフは持ち場につく

気持ちの割り切りが上手い奴だ、本当は俺に言いたいこと沢山あるだろうがあいつはわきまえてる


ナッツも真剣な顔で俺の横にいる、周りの確認で動いている俺との距離を保ち腰に巻いている剣をいつでも抜けるようにしている

さすが元兵士、いつでも対応できるように・・・アシストできるようにしている


『先輩、心臓がバクバクします』


『気を引き締めていくぞ』


その瞬間、狼煙が上がる・・・緑の色の狼煙

緑、それは正体不明の魔物未確認の意味も込めている



キャメルの入り口での戦闘が始まった合図だ


『キャメル・・・』


ナッツは狼煙を見てつぶやく、それでも俺との間合いは崩さない


『あいつは大丈夫だ』


ナッツにむけて俺が言う

俺たちは持ち場につき、静かに待っていた



そうとても静かだ





鳥の声も聞こえない、門の遠くに見える森が風で揺れるくらいだ


そして



父さんの場所からも狼煙が上がる・・・色は・・・














正体不明の魔物現在未発見


その瞬間こちら側の部隊が顔が強張った、その魔物発見時は赤の狼煙が上がる

こっちなのか・・・

様子見てまだ隠れているのか?

まだわからないが、得体が知れないのだ


『・・・何が起きてもやるしかねぇんだよ』


グスタフが大剣を構える


『・・・どうですかグスタフさん・・・』


こちらの持ち場の1人がグスタフに語りかける

そうすると奴は大剣の刃の背を自分の肩にトントンと叩きながら口を再度開く


『言われたとこだけすればいい、強さは関係ねぇ・・・結果を出せる奴が一人前じゃねぇ、言われたことが出来る奴が一人前だ』


続けてグスタフが言う


『無理な事は注文してねぇ筈だ、中衛はアシストに専念しろや前衛は俺らがやる』


グスタフに語りかけた人は安心したように頷き持ち場にすぐに戻る


また



静かになる・・・・

ナッツは森をずっと見ている、他の連中もだ

俺は周りを警戒して側面など中衛が見ている方向も見る


前衛と中衛は入口の外、柵の中で待ち構える

後衛は正門入口の中らへんにいる


グスタフは大剣を手首を使い巧みに回している


そして奴は気配感知【中】持ちである

他の持ち場にも気配感知スキル持ちは振り分けられた

こっちはこいつだ



そんなグスタフは





笑った、獰猛な顔が更に悪魔のような笑みを浮かべて




笑った



数人それに気づき構えた、そしてグスタフの声がその場の人間に聞こえるよう高らかにこだまする





『来るぞぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!各自構えろぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!』


一斉に構える、その大剣は森に向けて指している


『正面からだ!側面は少数!だが不明の野郎らしい気配はまだねぇ!!!』



そうして魔物が森から現れた、100体以上いるだろう

こちらに殆ど来たか、何故かタイラーグリズリーが9体いる

あれ?増えた?あれ?キャメルのとこにいるはず・・・?

ゴブリンはまだいい

ハイゴブリン5体か・・・デビルパンサー16匹、こいつも増えたな

ワイトとゴブリンが先頭にいる

敵の前線はゴブリンがメインであるがワイトが気持ちだけ少しいる


魔物は走り出した、俺たちに向かって

見えた後の号令は俺がやることになっている


『初動前衛部隊前に!かかれ!』


俺たち10名は柵の少し外に出ることにする、出過ぎないようにしないとな

討ち漏らしは柵の中の人に任せよう


『ナッツ!!!!!』


『はい先輩!』


俺たちは柵の外にでた、グスタフも一緒だ


敵とぶち当たるまであと50m・・・40・・・・・・・20・・・・・


もう当たる

1人の大剣を持つイカツイ男はニィっと笑った

その大剣を振りかぶる


『さぁ!!!遊ぼうぜぇ!くそ野郎どもぉ!!!!!!』


一振りで3体同時にゴブリンを切る、大剣のできる力技だな



俺は居合撃を4発放ち前方ワイトの頭蓋骨を砕く

あいつ抱き着いてくるから嫌なんだ、そして目の前にはゴブリンが3匹走ってくる小剣を持っている


だが俺は敵が振りかぶる前に素早く3匹のゴブリンの頭部を貫く


『ナッツ側面!』


『はい!』


少し敵の前衛が側面移動し横から走ってくるのでナッツに任せる

俺はナッツの背中を守る


他の前衛も戦闘が始まっていた





そして


俺たちの持ち場にも狼煙が上げられるのが見えた

色はまだ




緑だ





さぁ始まるサマスヨ


グスタフ『おらぁぁぁぁぁぁ!』


フンガー!

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新作ですがこの小説を見てる人ならわかる部分が多い内容になってます 勇者ですが指名手配されたので逃亡ライフをはじめます
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