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【完結済】槍の新兵は夢を見ない  作者: 牛乳太子
第2章【ナラ村防衛戦】
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10話 【ナラ村見学】

朝になり、今日の予定をまとめるらしい


俺とナッツはルルカ&ケインの声で起きた

俺はベット、下にはナッツが布団で寝ている感じで寝ていた



『ジャフィンさん!ご飯です!お母さまが呼んでますよ!』

ルルカはパタパタと手で俺の毛布を叩く


『先に下に降りてますよジャフィンさん』

『行ってますよ先輩!』


ナッツも朝強いな、流石安眠スキル!俺は弱いんだ

しばらくしてリビングに行く

とりあえず食べながら父さんが口を開く


『お前あれすごいな、まだ体中いてぇ(笑)』


『父さん今日休んでろよ明日だぞ魔滝到着予定・・』


『へへへ!そうするわ!』


『もうあなたは無茶するわねぇ・・・逆にジャフィンはしなさすぎるけど』


母さんがこちらに顔を向ける


『これからだよ母さん、あと話したいことって?』


『あなた兵士時代にスキルがうんたらーって言ったわよね?』


『そうだよ・・・今見せるけど、とりあえず冬の恩恵返上式でないと職も変えれないんだ』


皆にもう一度俺のステータスを見せる

そうだ、職スキルをなんとか元通りにしないといけないのだ

じゃないと何もできない、中位スキルにもなれないのだ

母さんが話してくる


『転職はこの村ではできないけど教会で職を戻すことは出来るわよ?』


『まじ?』


転職にはそれなりに資金がいるが職を戻すのはそんなかからない、でもかかるにはかかる

転職に金貨50枚、職を戻すのは金貨20枚だ


『先輩の貯めたお金でいけそうですね』


『まぁそれもあるし冒険者ごっこで魔物倒してギルドで小遣いレベルのをちょくちょく稼いでたしな』



兵士でいると金を使う機会がない、俺は金貨40枚貯まっていた

家にも仕送りしてたからそれがないならもっと稼いでる


『すまんな息子よ、俺もそのステータスの原因がわからないんだ・・・』


『あれ?これ・・・呪いがぐちゃぐちゃになってるんですね?』


ルルカがとんでもないことを言った


『ルルカちゃん?なんて?』


『私のお母さまがネクロマンサーっていう上位職なんですけどそれで聞いたことあるなあって』


俺はルルカのその話に興味があった


『そういう事だ?ルルカ』


『呪いに違う系統の呪いをかけると呪い同士喧嘩しちゃって変になるんです』


俺は何かを思い出そうとするが思い出せない

ルルカは続けて言う


『あらかじめかかっていた呪いに呪いをかけられたんです、あんま皆知られてない事ですが・・・兵士の職スキルは呪い属性なんです』


『『『なんだってーーー!?』』』


皆で驚いた、兵士の恩恵が呪い属性

いやまてよ確かにそうかもしれない

眷属化だ!それは呪いの得意技だ!

悪い呪いじゃない技だが呪いは呪いということか


『根本的に呪いを使った兵士スキルなので呪い同士が喧嘩中なんです、ノートン将軍は上位職の真無双ですから眷属化スキルを持っています』



真無双、あの将軍も槍だ

騎乗して敵を殲滅する軍神のような人であり同じ槍使いとして尊敬?して所属希望したのだ

その恩恵式の恩恵が眷属化スキルでの呪いだったとは

だがなんの呪いと喧嘩してるんだ?


『なんか情報遮断系スキルの色した魔力と喧嘩してます』


ステータス開示封印、お母さまの技の封印スキル・・・


あなたのその封印も呪い属性でした


『あら・・まぁ・・・あはは・・・』


母さんは目を開いて動揺している

昔ステータスみせないようにしたあれか!!!

ルルカは魔力感知【大】というさすが上位職ネクロマンサーの娘!と思いたくなる凄い補助スキル持ちだった


職はさきほどのように戻すことはできるがそれよりなら呪い解除したほうが金貨10枚とお得らしい


ルルカの話ならだ、呪い解除だと眷属化によっての兵士状態が解けるらしい

条件は同じ上位職じゃないと解除できないらしいが


『そういえば教会のポトロト爺さんは上位職の聖人持ちだなぁ!呪い解除ならいけるだろう』


俺は安心した、やっと憂いがなくなると



ケインがパンを食べながら言う


『ジャフィンさん、それなら解除して中位職目指した方がいいかもですね、今のステータスなら楽だと思いますが』


『そうだな、ひとまず魔滝が終われば考えよう!』


予定はこうだ

俺は教会に行きポトロト爺さんに呪いの解除をお願いする

その後、中位職になれるのがなにか調べてなれたらなりたいが資金的に保留したい

魔滝が終わり次第に村が落ち着いたのを見計らい

俺たちの旅が始まるのだ


今の俺では十分に力を発揮できないとキャメルも言っていた

中位職で今の力を使えるらしい、下位職に槍術6は荷が重いらしいのだ

扱いきれていない、まぁ俺の体だしわかる


俺たちはそんな話を練りつつ朝食後はルッカを迎えに行く

ナッツも一緒だ


ルッカはもう準備していたらしくすぐに出て来て予定を話す


『意外と来るの早いわね!朝弱いのにね、教会ねーわかったわ!』


そういいながらガッツポーズをするルッカ


俺たちは村の商店を眺めつつ足を進める


『・・・・穴掘って住んでないんですね』


『ナッツ!そこまで不便じゃない!』


あははと言うナッツ


『先輩!焼き鳥ですね!ちょい食べたいので買います!ちゃんと3つ買いますよー(笑)泊めてくれたんで僕の奢りです!』

『ナッツ君ありがとうねー』

『さんきゅーナッツ!』


焼き鳥の皮、そう塩を食べながら進む


『色々村も変わったでしょ?普段帰ってきても商店街までこないでしょ』


『そうだな(笑)』


村の中心にいくとビックリはする

昔より多くの商品や多くの人がいる

栄えてきて嬉しい限りだ


ナッツは寝巻買っていてウキウキしていた

僕!寝巻着ないと寝れないタイプです!ていったが

安眠スキル持ちが言うと説得力がない


そうして村なのに中心街?を抜けて教会の屋根が見えてきた

やっとこのハテナ?ともお別れして俺の戦術スキルが使える!

いきなりヒーロー!!!にはならないか(笑)


だが前から見覚えのある男が歩いてくる

その男は俺を見て目を鋭くした、こいつは苦手だぁ

何かと突っかかってくるが悪い奴じゃないんだ、実際子供相手に遊んでいるのをよく見る


だがだ!俺には厳しい


ナッツが見た目にビビり目を見開く

身長は180くらいか、また筋肉増えたなコイツ

鍛えるのが好きなのだろう、見た目は頭髪はドレットヘアー

それしか目に入らないがイカツイ


『あらー!こーんなとこで会うなんてー!グスタフぅ?』


ルッカが挨拶するとグスタフは口を開く


『・・・死んでねぇのか、タフな野郎だ相変わらず・・・』


そういってグスタフは俺の左肩をトンッと拳で小突いてくる


『この村でつえぇのはお前だけじゃねぇ、調子こくなよ』


ナッツはあわわわと心配している・・が


『変わらないなグスタフは』


そういうとグスタフはケッと顔をしかめる


『魔滝終わったら勝負しろ、嫌とは言わせん』


そう言って奴は腕を組む


『まぁ魔滝なんぞ目じゃねーがな!』


そう言ってグスタフは俺たちが歩いてきた道へ消えていく



『先輩・・・あの人めっちゃ強いですよね?』


ナッツは戦場で生き残ってるから相手の強さがわかる人間だ


『ああ、強いよ・・・いつも喧嘩していたよ』


『いいなー喧嘩仲間かぁ!』


ルッカ・・・そんなんじゃないと思うが、まぁいい


俺たちは教会へと足を運ぶ




グフタフ君は何か理由があって彼に厳しいらしいです


基本戦闘系上位職は滅多になれない設定ですが(戦闘系は中位職で終わる人が9割設定)

それ以外の上位職スキルだと頑張ればなれるらしいです

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新作ですがこの小説を見てる人ならわかる部分が多い内容になってます 勇者ですが指名手配されたので逃亡ライフをはじめます
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