5話 【少し我慢だ】
次からはちゃんと進めます
※誤字報告感謝です、申し訳ない半分見てくれているのが嬉しくで頑張れそう
書いているうちに語彙力が低いことに気づき動揺してます!
『ん・・・あれ?』
盗賊であり戦場奴隷だった少年は目を覚ました、戦場奴隷について説明しとこうか
この世界には奴隷というのは500年前には撤廃されたらしい、なんだか非効率だとかなんとか
色々な種類の奴隷はいたが裏では戦場奴隷という使い潰し目的がメインの奴隷が残ってるらしい
契約の仕方は付与者より格下じゃないと無理だと聞く
依頼ができたら自由にしてやるという言葉で上手く利用するのだが終われば死ぬ
死ぬように上手くされてしまうのだ、本人は気づかない
戦場奴隷・・・自由になった人、実際はいるかはわからない、俺の情報ではだが闇が深いからわからない
自白で死ぬも鉄板過ぎるらしく必ずつけると聞いた
任務の失敗や成功に関しての呪いはできない、できるのはそれの上位職との事
駒は犯罪者か、あるいは借金理由で上手く乗せられたか色々駒にする為の落とし方はある
俺も詳しくは知らないが
助かる方法は1つ知っている
『あ・・・起きましたよジャフィンさん!?』
ケインが口を開く
少年は現在の状況が理解していなくて固まっている
少し震えているようだ、まぁとっさの出来事だろうな少年にしてみれば
『ジャン、どうする?』
俺は決まっている、やることは
俺は少年の肩を叩いてこちらに意識を向けさせる
『あの・・そ『なにも喋るな、死ぬぞ』』
俺は少年の言葉を遮る、ルッカやナッツ、ケイン
そして乗客も、えっ!?みたいにこちらを見つめていた
『・・・・・・』
少年は無言で震えている
『黙って聞けよ?わかったら頷け、ひとまず1段階目は助けてやれた、だが次が本番だ・・・奴隷の刻印の詳細はかけた奴以外絶対にわからない、ある言葉を言おうとすると死ぬ、多分自白は鉄板だ・・・ある行動をとれば死ぬ・・逃げたりだ、生きている事がバレれば最悪死ぬ』
乗客も唾を飲み込んでいる、みんな真剣だ
当たり前だ・・・ここからが山場だ
『こっから執念場だ、ハッキリした呪いの規約がわからない以上博打で動かしたくない、なんの言葉も行動も・・・何もできない』
俺は続けて言う
『遠隔操作で殺すにはかなりの力を使うんだ、でも契約解除は簡単だ・・・死んだと思わせてあっちの出方を見る・・・呪い以外で死ぬと見に行かないと死亡が確認ができない刻印なんだよ、この刻印の欠点だ』
少年はただただ真剣にこちらをみる、真っすぐ・・・そして歯を食いしばり
『無理やり動かす眷属を増やす技スキルなんだよこれは、職は中位の傀儡師だ、いいか?生きてるかの確認はできないし駒もそんな増やせないし、しかも刻印の主は弱い・・・呪い付与が見たところ2つだけだ、強いなら4つ付与する・・・力がないか本当の使い捨てだ、この職スキルは人形ならいいが人間相手にこの眷属化を使うと生きている間は他の駒を増やせない・・・遠隔で勝手に殺すにもほとんどの力を使うから死んだと思えば勝手に糸を切って刻印が消える、そして新しい奴を見つけるか大人しく人形使うかだ』
少年は瞳に涙を浮かべ、震える
『まぁいらん話をしたかもだが、8割の確率で生きれる・・・2割が何なのか?相手の警戒心がすこぶる高いなら念のために殺す為のスキルを起動する、契約は簡単だが生きてる眷属を殺すには遠隔で眷属用スキルである死滅を使うしかない・・中位スキルだから殆ど力を使ってしまい動けなくなる可能性がでるんだ、解除という糸をただ切るだけの方法を待て!・・・違反しないなら当分ならば生きていけるが生きれてもいつか遠隔で殺すスキルを使う判断をあっちはする、絶対嫌だろう?理解したか?』
超高速で何回も何回も頷く
俺は少年の頭を撫でる
『根気比べしよう、他の盗賊連中も遠くにいただろう?死んだように見せかけて見てないとこで騙しといた、煙を遠くで見れば燃やしたと思うだろうからそいつらが親玉にその死亡報告をするだけでいい、お前を回収したのを見せないように遠くの盗賊に敵意を向けて退かせてからお前を隠したからな、燃やされたと思っているはずだ確実に・・・死んだと思えば解除したがる、だから待て!俺だけの命令を聞け』
少年は無言で何回もがむしゃらに頷いた、泣いている
乗客も俺の仲間も無言だ
ここで俺は空気を読めない事を言うことにした
『今死ぬ確率が1割になったぞ』
『!?!?!?!?』
少年は目を見開く
他のみんなもそうなる
『刻印消えてから殴られてもいいが・・・他の人間の命令を聞くと死ぬとかあればお前今死んでいたからな!とりあえず俺がお前に命令できないとなんもできんしな!それが付与されてないと1割になる』
少年はびっくりした顔をし無言でボロボロ泣き出した
言わないほうがよかったな、あぁルッカが睨んでいる・・・やべぇ後悔だ
俺は喋り続けた
『お前が本当に自由になったら名前を聞こう・・・俺たちの自己紹介も後だ、帰ったらお前を隠すし行動は制限する、安心してしまって刻印の規約に引っかかってはだめだ、死ぬ・・だから相手の解除を待て』
遠隔で殺すとは、これは元傀儡師に聞いた!
殺せるけどそんなん使いたくないと言っていた、遠隔で殺すとなると博打レベルの力を使うとかどーとか聞いたなぁ、使った後クールダウンでしばらく術使えないとかあるとも
勝手に死ぬような感じの付与に仕向けて呪いで死んだらすぐ呪いの核が戻ってくるよ!!って笑顔で言ってた
呪いには核があるらしく人間は1人しか眷属できないとかなんとか
違反してしまえば死んだ知らせは行くが付与での呪い以外で死ぬと、呪いの成分が何故かその場に残留してしまうらしいのだ、だから近くに監視を置いて様子をみるらしい、おっしゃりました!
兵士にそんな元悪人がいた
今回は成功を見込んでいてある2つを規約にしたのだと思った
逃げたら死ぬ
自白したら死ぬ
安易な規約しかできないらしいが、成功したら誰かに殺されてるだろう
失敗なら死ぬか捕まるか、捕まっても
自白したら確実に死ぬだろうが、
付与する規約は意外にも付与者にとって不自由らしい
何度も言うがこの情報が正しいとも限らない、そんな闇系の情報本当かわからないのだ
無言で頷く
『夕方だな、あと3時間くらいでお前の命はどうなるか決まる・・・それまで頑張ってこらえろ、催眠術あれば楽なんだが・・・だから荒治療だ、では・・以上』
荒治療だ、正直相手の刻印内容次第だ
色々いったが中位職の傀儡師の刻印だ、黒い円に×がついている
その×の4つの隙間に黒い点が2つ付いている、4つの隙間の意味
これは付与できる呪いの数が4つ迄の意味だ
強い奴ほど付与数が多い、2つしかないが、だがだ
2つなら2つのうち1つでも規定違反すれば死ぬ
そして生きてる人間は1人しか眷属できない、この少年を眷属化して呪い以外での死亡ならすぐ解除して次の駒を作る方が絶対良い
遠隔で殺す力は持っていない・・多分・・だから解除したがる、だから監視を置いていたのだろう
『先輩・・・よく説明わかりませんでした』
『すまん俺も詳しく話そうとしたら途中の説明が中途半端になっていたからそれはすまなかった』
『申し訳ないけど見てるだけで恐ろしいわ・・・』
いきなり死ぬかもしれない人間がいるからな、ルッカの意見はごもっともだ
『呪いつけた奴は確実に弱いからなぁ、そこらの傀儡師より魔力ないだろうし遠隔で殺すことは自殺行為だと思う』
『あ・・・あっ!』
乗客の1人が少年を指さし驚く
少年の刻印が赤く光りだす
ナッツがテンパりだす
『先輩先輩死ぬんですかこれ!?なんかに触れたんじゃないすか!?ねぇ!先輩!?!?』
こいつのせいで少年はブルブルと震えだす
『ナッツお前村まで『いやぁ!』』
治癒師の女性は笑顔になっている、彼女もこの職スキルの事を知っているだろう
だから優しい顔を今しているのだと思う
少年の刻印が真っ赤になって光が消えていく
そして光が消えると同時に刻印がボロボロと消えていったのだ
3㎝くらいの黒く丸いトゲトゲした核が馬車の窓からどこかに飛んでいく
半人前の傀儡師め、早いが多分遠くから見ていた2人のなかにいたんだろうな、早すぎるわ
少年はずっと刻印があった胸元の、鎖骨あたりについていた場所を見つめる、そしてこちらを見る
俺は腕を組み少年を見る
少年は今、鎖が解けた
俺は彼に言うことが残っている、これを言わないと始まらないだろうこいつは
『おめでとう!君は自由だ、俺の名前はジャムルフィン・・・あだ名は新兵だがジャフィンでいいぞ』
『僕はナッツ!君強かったね!』
『私はルッカ、女の子みたいな顔して可愛いわね、よろしくね』
『ケインです・・その・・・お疲れさまでした』
『・・・私はルルカと言います、その・・ありがとう・・ござい・・ま・・うぅ』
ルルカはまた泣き出した、大声で泣いた
沢山泣いた
今までの苦労を流すかのように泣いた
どこまで辛いなんて俺たちにはわからない、だけど
辛かったのだろう
『やっぱ女だよなぁこいつ』
『え?ジャン知ってたの?』
『投げた時に股間に男の大事な槍が無かった感じがした』
フルスイングでルッカにぶん殴られ俺は意識を失った
ルッカは強いようだ
※傀儡師の技スキル眷属化の話を書いていたら矛盾点がかなりあり最初から設定しなおしたら2時間かかりました、おれ?みたいなとこあったら目をつむってください
誤字無いと思います!3回読み直しました!