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【完結済】槍の新兵は夢を見ない  作者: 牛乳太子
5.5章【太古の記述】
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12話 不安と希望

ルルカ『地獄が始まるのだ!』


ルッカ『読書』

風呂を終えるとカールは直ぐに館をでた


『ミミリーが宿で待ってるのでな』


そう言うとナッツやグスタフはおちょくるが

冷静に彼はハッと鼻をならし冷静を装った


少し顔赤かったけど


俺は今日から特訓終了まで寝ることになる部屋に着いた

前回と同じ部屋だった、荷物を置いて寛ぐことにした


『明日からねぇ』


そういってルッカがベットの近くにあるソファーに座る

こういった部屋は10部屋あるらしい


『そうだな、これで少しでも強く慣れれば俺は嬉しいよ』


『今でも十分誇らしいくらい強いわよ』


ルッカはソファーから立ち上がりベットに座る俺の隣に来てもたれ掛かってきた

だが俺は強くなることに夢は合った

だが今は夢と言うよりかは・・・・


『今じゃ全然足りないんだ、誰よりも・・・・そう世界で一番強くならないと』


『ふぅん』


強くなる為の目的が生きる為なのだ

俺は少しずつ不安に蝕まれている、毎日続かない生活

いつかは俺に審判の日がくるのだ


何故俺なのだろうと

確かに強くはなりたい、だがその目指す先が世界最強じゃないといけない

目的が生存するためになったのだ

俺はルッカを抱きしめる、心地よい

こんな日が続くようになるには限界を超えた強さが欲しい


この職を持ってしまった事によって無慈悲に課せられた使命

この職だからこそ目指せる世界最強


『どうしたの?』


『あいつが来るまでに最終地点までいかないと』


俺の頭を優しく撫でてくれる

俺の夢はチンケだ、誰よりも小さい夢だ

だが



誰よりもとてつもなく大きすぎる夢だ

だが止まる事はできない

信じて進もうこの道を


『大丈夫よ』


『不安だがこうなったら行くとこまでいくしかないか』


『フフ・・・わかってるじゃない、でもグスタフもあなたの分も背負う気よ?』


『あいつも?』


『あなたは急いでるから・・・彼も気づいてるのよ、彼はあなたの事理解してるのわかるでしょ』


まぁそうだ、俺の事を一番見てくれていた

ルッカと同じくらいにだ、だが


『いつかはあいつと戦うだろう』


『リヴィね』


『ああそうだ』


俺は抱きしめたままベットに倒れる

そのまま明かりを消してベットに潜り込む

ルッカが胸に顔をうずめてくる


『焦らず行きましょう、私は見てる事しか出来ないけど』


『傍にいてくれればそれでいい』


『あなたならできるわ、私が嘘つく?』


『まぁ無いが、頑張って見るか』


そう言いながら俺はルッカに覆いかぶさり

キスをしながら服を脱がした


一緒にいると獣になりたくなるのだ

強いと言われても俺も半人前だ、わかってる

単純な人間なんだよ、好きな人といればやる気がでる

こう獣になれば、なんていうかその・・・


自信が持てる


普通の男だ、ヒーローじゃない


『もう、変態』


そんな声が聞こえたがしょうがないだろう

そんな出来た人間にまだ慣れてない

だがそれでいい、単純な方法でやる気が出るなら


心配はない


次の日ルッカに起こされ俺たちの特訓は始まった


グスタフま魔術レベル上げ

ルルカは剣術レベル上げ

ナッツは技を駆使して人形撃破、多分技取得目的だ


俺は銀に意思のレベル上げだ


『ぐっはっはっは!!ダークボム!!』


人形を捕まえたグスタフは後方からの黒い球体を人形の背中にぶち当て

爆発させる、動きが鈍くなった人形をそのまま振りかぶり地面に叩きつけた


人形は大破だ、粉々だな

破壊力を増した彼の攻撃力は脅威だと感じる


ナッツは人形の動きを見切りながらこつこつとダメージを与えている

あれでいいのだろう、体力勝負だな


ルルカは前回と違い剣術レベル上げなので普通の人形と戦っている


俺はいつも通りだ


『銀彗星』


高速で人形に近付き残歩をぶち当てて背後に着地する

人形が振り返ると同時に爆発が起こり粉粉になる


狼気の練り方の調整もそれなりに器用になってきたと実感する

倒せるギリギリまで加減を覚えた

いい加減に狼気を込めすぎると持久戦で不利になるからだ

ここぞという時のトドメに一発いいのを込める!


これだろう


この人形は前より強い

接近戦をすると本当に強い

槍を難なく避けてくるから単純にやり合うと勝てない


多彩なやり方で攻めないとかすりもしない

だが一太刀でも当たればそこから追い込める

チャンスを無駄にするなって事だな、大変だけど


一日目はこんな感じで終わりをつげる

明日はタイミングは悪いのだが休みにしてもらった

皆で王城に行き国王に会うのだ


ここから王城までは2時間でいける、昼頃に約束していた

まぁ国王にも色々と今後を円滑に動きやすくできるように互いに良い利益に繋がるように


情報提供と協力関係の話になるだろう

構わない、色々してもらったし俺は多少国王に協力はする

村のために動いてくれたのならそれなりに俺もやらんとな

ルッカ『変態主人公』

ジャムルフィン『男だしな』


ルルカ『評価をお願いしたいのだ!』

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新作ですがこの小説を見てる人ならわかる部分が多い内容になってます 勇者ですが指名手配されたので逃亡ライフをはじめます
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