表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【完結済】槍の新兵は夢を見ない  作者: 牛乳太子
第5章【ゼリフタル武人祭】
111/757

29話 【武人祭2日目】ミミリーVS銀の意思

ミミリー『私が相手なんだから!』


ジャムルフィン『ガオー』

『さぁ!始まります2日目の7戦目でございぃぃぃます!』


会場はその言葉だけで盛り上がる、多少前の戦いでリングの一部が破損したらしく少し補修して俺の番になる


トコトコとリングの中央に向かって歩き出すが遠くからあのお転婆そうなミミリーが見えた

この前なんかつっかかってきたが悪い子ではないのだろう。だが苦手かもしれない


ナラ村関係者の席をチラッと見たのだが

ルッカが殴る仕草で俺に何かを伝えてくる

よくわからないが勝てばいいのだろう、勝てたらだが


『さぁ出てきました双剣の波で相手をどんどん押し込む女性ミミリー!最近メキメキと知名度を上げてきた彼女はどのように今回は勝つのか!そしてスカーレットさんの弟子ですがこの方はいったい?』


なんか俺の話になるのか・・・何言われるのだろうか

少し心配だ、でも多分色々威圧されると思う

負けたらスカーレットさんの計画がつぶれるのだ、怖い


『彼は・・』


彼女を見ると少し考えいるような素振りを見せて下を向き、すぐに話し出した


『正直どういっていいのか難しいです、ただ彼の職はですが・・・』


『彼の職は槍ですよね?なんの職ですか?スカーレットさんが彼の職はいったんステータスは公開しない方針でと言われて謎の多い選手ですが・・・中位職というのは聞きました!』


彼女はイチゴジュースを飲んでいた、好きだなぁ

何言われるのだろうか、気になって見ていた

もうすぐ中央に着く


『彼の職については大会後におおやけになると思われますので今のうちに私が言っておきますが・・・この話の後に彼の迷惑になるような行動をとった場合・・・私たちの組織が潰しますのでやめてくださいね。たとえ王族でもですよ?』



その言葉を聞いた瞬間、ありえないくらいに観客が静まり返る

それはスカーレットさんが多少殺気を闘技場全体に飛ばしたからだ

要するに脅しだ、本気だぞと・・・この国最強を敵にするぞと言う脅し

2日目から一番上で国王並びに王族関係も見ていたのだ、ビックリしてるだろうな確実に

俺は少し動揺した、とりあえず彼女がバックについてくれるという事はわかった

問題は何を言うかだが


『遠い昔に潰えた世界最強の槍職スキルの持ち主との事です、偶然にもその職を復活させてその道に進む者ですね、まだ中位職ですが・・・天位職になれる職です』


俺は少し目を見開いて彼女を見た、彼女はニヤッと笑いこちらに手を振る

あれ?この前天位職の話の時に知らない様な雰囲気をかもし出していませんでした?

知ってたのか存在を、いや違う

あえてまだ教えるに至らなかったんだろうか

そう言うことにしておこう


『ス・・スカーレットさん?天位職はわかります・・世界で5人いるかどうかの、国宝級の職ですよね?』


司会がどう話していいか驚きで戸惑う、観客もものすごくざわついている

かなり持ち上げられそうだが、逃げ場がないなこれは

彼女は口を開いた


『私は世界の天位職を3人なら知ってますがその職よりも桁外れに強くなります、彼は今の中位職であの十天の傑物とやりあったくらいです、負けたらしいですが』


やはりこの人は色々と知っているらしい

ならば俺たちが強くなればそれに見合う情報をくれるのだろう

そういう事だと俺は感じた、知らない振りをしてたのか


十天という言葉に俺は体が固まる、手加減・・・してくれたんだよ・・ゼファー・・・


『え・・十天・・・中位職で・・?』


司会も十天は知っているようだ、いや俺たちの周りが知らな過ぎただけで十天はかなり有名だ

世界最強の10人なのだ

会場も驚きで埋め尽くされていた


『ええそうです、何千年も前に消えたスキルですから記述はほぼありません、ただ歴史を知る魔物がこの職に勝てる天位職はいないと言ったらしいですよ』


会場は更に混乱した、そんな中スカーレットさんが口を再度開く


『簡単に言うとこの職スキルは最後までいけば単騎で国を軽く潰せる力を持っています、その名は摩天狼マテンロウその道を行く者です・・・銀の狼の技を持つ銀狼のジャムルフィンさんですね、本気を出すと結構エグイので極力その身体能力爆発技は控えるようにしてくださいねジャフィンさん?』


俺は無言で頭を縦に何回も振る、わかりました!無暗に使いません!

シルバシルヴァがだめかぁ、そんなに危険なのだろうか・・・


俺は全てを無視して中央に着く、ミミリーもポカーンと俺を見つめていた

わかるよその気持ち、いやすまないわからない


俺もそうなりたいよ、でも強くなるならいつかはこうなると思っていた

それが今か、多分彼女は何か考えての事だ

十分信頼できる人だ・・・多分!!



『あんた・・・人間なの?』


ミミリーが俺にそう言ってきた


『そうだと信じたいが俺は中位職だぞ?』


『・・・わからないわね・・』


少しミミリーは考え込むがすぐに双剣を構えた

俺も同じく槍を構える、どっちも木製だぞ!


『気になる・・・では!準備が整いました!始めたいと思います』


その言葉で静かになった気がした

俺は負けたら恥だと思い、とある技を使おうと思った

始まったら即使おう、いや!やっぱり様子見だ!


『はじめ!!!』


ミミリーが素早く突っ込んできた、流石に速い

だが見える許容範囲だ


俺は直ぐにどうくるか予見スキルに集中してみるが

でかいのやってくると感じた、すぐにそれは当たる


『連奏乱舞!』


ミミリーが俺の手前で高速回転し始めてその勢いで凄まじい連続攻撃を繰り出す

双剣の技だろう、しかも上位技だ

出し惜しみをしないように考えたようだ

彼女の体全体から攻撃が放たれる、俺はそれを回転に合わせて槍を細く持ち・・弾いた


『ぬん!』


『ペグッ!?』


ミミリーの回転攻撃に合わせて回し蹴りをしたのだが

腹部に当たったらしく変な声が聞こえた

そのままミミリーはリングの外まで吹き飛ぶ

リングの外は芝生だ、入りのリングは約50m以上でリング外は芝生は10mほど

その先は壁だ


芝生に落ちるミミリーは動かない

俺は即様子を見に芝生に近寄るが、彼女は気絶していた


『あれ?スカーレットさん、あの連想乱舞って双剣の上位技ですよね』


『そうですが?』


『なんであの高速回転を槍でさばき切れるんですか?』


どうやら可笑しい事をしてしまったらしい

困った、普通に回転に合わせて弾いてただけだが

でもこの職になってから物凄く良い事がある

反射神経と言うが動体視力がありえないほどに良くなった


多分その影響だろうな今のは、うんそうだ!


『ミミリー選手!気絶により!銀狼のジュムルフィンの勝利です!』


そろそろ聞き慣れそうな歓声を聞いて俺はリングを離れた

慣れないなぁ、この空気

持ち上げられるのはいい気分にはなるが今の俺にその資格があるのだろうか

それだけが心配だ、少ししたらグスタフの見舞いに行こうそうしよう


逃げる様にリングを出た俺は選手控室に行く

すると選手の反応がぎこちない、歩くと少し広がるようになる

さてどう反応するべきか、そう思っていたらノートン将軍が声をかけてきた


『ジャムルフィン、あれは本当の話なのか?』


将軍は戦争直前にしか見せない様な顔つきで俺を見てそう言ってきた

俺は苦笑いしながら正直に答えた


『摩天狼っていうなんか昔伝説だった専用の職の道に勝手になってしまいました、まだ途中ですが』


『摩天楼・・・聞いたことがあるぞ』



え!?俺は意外なところからこの情報が聞けるかもしれないと少し思った


ミミリー『いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!』

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
新作ですがこの小説を見てる人ならわかる部分が多い内容になってます 勇者ですが指名手配されたので逃亡ライフをはじめます
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ