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【完結済】槍の新兵は夢を見ない  作者: 牛乳太子
第2章【ナラ村防衛戦】
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2話 【夢凱通(ユメガイトウ)】 

ジャムルフィンは寝不足です

起きた、そうしたらルッカは先に起きていたらしく残ったカレーを温め直していた

そうしているとナッツとケインのコンビが入ってくる


異様にニヤニヤしたナッツはたまらなく憎い(笑)


『ナッツ、別に普通だからな?』


『またまたぁ!?』


ところで昨夜キャメルはいつ部屋からいなくなったのか聞いてみたところ、ナッツに紛れて退出したらしい、あいつもどーせ空気呼んだんですよ!みたいに思っているだろう


俺たちは談笑しつつ朝食、再度予定の確認をして各自行動開始だ

キャメルはいつも通り剣の打ち込み練習に行き

俺とナッツは退役届けを出すので詰め所総合窓口ぽいところへ

ルッカとケインは俺たちが戻るまでお留守番だ


『退役届け、緊張です先輩!』


『普通にだせや(笑)』


とくに問題なく判子をもらう

退役理由は一身上の都合といい、まぁ家庭関係ですとナッツと書いといた

退役の説明を軽く受けていたら最後の方に

【恩恵の返還式の参加】の説明を受ける


やはり冬か、年越し前だった

問題なく進み俺たちは宿舎に戻る


部屋を空ける為にルッカが部屋を掃除してくれていた

ありがたい、ナッツはほとんど俺の部屋にいりびたっていたので掃除はすぐ終わる


そして俺とナッツとケインとルッカで部屋を明け渡したのちに出発することにし


夢凱通から村に向かうことにした

移動は馬車だ、俺たちの他に数人乗っている


1日かかるといっても昼前から出発すれば夕方にはつく筈だ

夢凱通とは道の名前だ、比較的に広く馬車どおしすれ違いやすい国が整備した道であり

魔物もでにくい


馬車に揺られて俺たちは向かう


『ケインすまんな、やることやったら送るからな』


『ジャフィンさんそんなかしこまらなくても、大丈夫ですよ!』


『先輩は夜、やることやれたんですか?』


ナッツはニヤニヤしながらこちらを見る


『ナッツ!お前村まで徒歩な』


『いやぁっ!』


ルッカは笑ってた、途中魔物が森の方からこちらを見ている様子が馬車の窓から見えたが襲ってはこないだろう


魔物じゃなくて違うのはいるが

馬車が止まる


馬車の馬をひいていた人が前の窓から顔を出してきた


『御客さん、すいません…盗賊が道をふさいで』


運び屋が声を震わせながら喋ってきた

俺はすぐに槍を持ち、ルッカにケインを任せる

俺はすぐ戦えない者で固まっておくように指示して外に向かう、ナッツは外で走っていたはずだから盗賊と対峙してるだろう


盗賊か、外にでると6人ほどの悪ですと主張が激しい服装で馬車の前にいる

周りに人はいない、多分だが森の方から見ていて人気が無くなってから襲おうと思ったのだろう

こんな時は時間をかけようと相手はしない

急いで剥ぎ取りにくるものだが


盗賊6人が少し動揺していた


ナッツの前に1人倒れていた


『ナッツ、状況報告』


『先輩、現れた瞬間に1人はそのまま突っ込んできたので先鋒だと思いまして倒そうとしたら丁度流し斬りできて倒せました!』


『本番で使えたか、技スキル増えたな』


『はいっ!』


ナッツは笑顔で答えた

流し斬りは相手の攻撃をその勢いを利用して外に受け流し、続けて斬りつける剣技スキルだ

ナッツもなかなかに器用になってきている

俺がうるさくナッツに基本的な練習は一生懸命やれと言ってたので素直に練習していたのだろう

最近成長が期待できる奴だ!戦場じゃなければ冷静に動けるのだ


『な!なんだてめぇ…おい!止まってる暇はねぇ!早く殺して剥ぎ取れ!』


あの奥の男がリーダーか、6対2か

心配だがやるしかないか


『ナッツ!!』


『わかってますよ先輩ぃ!』


相手より迅速に俺たちは動いた、先に動けば大抵の盗賊は立ち止まって待つ

それが駄目なのだがな、ほら待ってる

後ろのリーダーはまだ戦おうとしない



実質5対2だ、何故かって?

ちんたらやるつもりはない


リーダーがでるまでに敵の人数を減らしてさがらせる

俺とナッツは相手まであと5メートルくらいのとこで分かれた

側面攻撃だ、俺たちの基本戦法

戦場で死地を生き延びた元遊撃隊を舐めるな


俺は1人に槍撃破を放つ、敵はガードしようとしたがそれは無駄だ、俺の槍撃破は他と違う

ガードした敵1人をふっ飛ばし、横で少し隙を見せた一番外側の敵の体の中心に俺の愛槍【紫林檎】を突き刺した


少数戦なら少数に集中できるのでそれなりに強いコンビです

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新作ですがこの小説を見てる人ならわかる部分が多い内容になってます 勇者ですが指名手配されたので逃亡ライフをはじめます
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