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【完結済】槍の新兵は夢を見ない  作者: 牛乳太子
第5章【ゼリフタル武人祭】
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22話 【不可思議な男】

ジャフィン『なんかどこかで会った気がする』

???『・・・・』

グスタフを見送り俺は選手控室でのんびりと背伸びをし

椅子から窓の奥のリングを見ていた

にしてもいつ名前が銀狼のジャムルフィンになった?

グスタフもだよ、首狩りとかここでもか!

登録時には名前だけだったがこんなことするのは


あの特Sランクの女性だろうな


会場がだんだんに盛り上がっていく

第1試合がもうすぐなのだ


表向きだが国で一番の人間が決まるのだ

俺もそのトーナメントにいるのだと考えると不思議と興奮を覚えた


そう考えていると俺の横にいた男が突然ふらついた

ん?少し・・・光った気が


『うっ・・・』


俺は条件反射ですぐ動き彼を支える、見たことのある男だが

彼は俺に話しかけてきた


『すまない、いきなり立ち眩みがしてな・・・情けない、緊張しているというのか』


『大きなイベントだ、普通の人間という事さ』


俺がそう言葉を返すと彼は笑顔になり

もう大丈夫だといわんばかりに自力で立ち上がる


『大丈夫だ・・・心配はいらない』


彼がそう言うと己の胸に握った拳をつけて口を開いた


『私の名前はカール、聖騎士カールと言います』


『俺はジャムルフィンだ、よろしく』


『ああよろしく、お互い頑張ろう』


カールはそう言い軽く手を上げて控室から出て行った

そうか、彼がグスタフと戦った光の子カールか

事前に戦い方は見させてもらったが

残念なことにトーナメントでは反対側なので決勝じゃないと戦えない


せっかく動き方観察していたのに

ここにいるだけでもできる事はやろうと思った

控室にいる選手を見て特徴とかあれば見ておこうと部屋を見渡したのだが


ふと奥に黒い仮面を被る人物がジーッと俺を見ていることに気が付いた

俺は首を傾げた、なんか【どこかで会った様な気がする】のだが


気のせいだろうか、その男も目を細めて俺を見ていると遠くからでもわかった

次の瞬間に彼がボソッと何かを呟いた


何を言ったのかは周りの音で聞こえなかった

だが何か俺に呟いた、俺に対して呟いていた

だがわからない


その黒い仮面の男はその後すぐに目を瞑り片手で目を抑え、前かがみに身を屈めていた

どうしたのだろうと俺は気になり立ち上がる

まだ黒い仮面の男は体を丸めていた

暫くしてその人物は姿勢を正しすが目の前に俺がいることに今度は目を丸めて驚く


俺は声をかけてみた


『おい、大丈夫か?』

『・・・なっ!』


その反応の仕方に俺は理解が出来なかった

俺から見れば1人で何やら怪しい動きをする人だが

こいつも緊張してるのかと思ってしまう

彼の両肩を叩き俺は聞いてみた


『さっきは俺に何か言っていたのか?』


『・・・あなたは何者なんですか?』


俺の言葉と会話が違うのだが俺はスルーして答えることにした


『ジャムルフィンだよ、あんま緊張すんなよ?』


『あ・・あぁ・・ありがとうございます』


彼はすぐに席を立ち、控室を出ていく

トイレかな?我慢してたのかな?


そうしているうちに司会の声が聞こえてきた


『さぁ皆さんはぁじまりますよ!第1試合がです!まずは一般枠同士の戦いとなりまぁす!!』


グスタフか、出てくるまでもうちょいか


『さぁてスカーレットさん、どう予想いたしますか!?上位職であるトリックナイトのバツ選手とスカーレットさんが育てたレア中位職と言われているヴァイキングの首狩りグスタフ選手!』


トリックナイトはナッツの流剣士の上位版だ、あれ!ナッツどこだ!?


『バツ選手の基本的な流し技の練度次第と素早さ次第でしょうね、グスタフさんは本能的に動くスタイルなのでバツ選手の剣術以外の戦術スキル鍛錬が育っているかになります』


『となると普通の受け流しではやり合えないと?』


『そうです、大剣使いなのにグスタフ選手の体術は6もあります、なのでごり押しが十分できる高水準のステータスなのです』


スカーレットさんの言葉で会場がどよめく

その会場の反応に彼女は追い打ちをかけた


『バイキングは超接近戦闘職であり対1にとても強い職です、その利点を存分に奮える様に体術レベルを上げました、弱点と言われる遠距離も対応できる構成ですので偏った鍛錬をした上位職にとって彼は嫌な相手になります、彼に体を掴まれたら死ぬと思ってください』


・・・・グスタフ、荷が重いだろう?

お前の次は俺だろうな


ナッツ『思い出してくれた!!!!』

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新作ですがこの小説を見てる人ならわかる部分が多い内容になってます 勇者ですが指名手配されたので逃亡ライフをはじめます
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