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【完結済】槍の新兵は夢を見ない  作者: 牛乳太子
第5章【ゼリフタル武人祭】
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18話 【修行は欠かせない】

グスタフ『努力の極みスキルの説明がわかりづらいから』


ナッツ『簡単にしました!』


努力の極み【?】 熟練度補正により上昇率がアップ

努力の極み【?】 鍛錬によるレベル上昇率がアップ

『おらおらおらおらおらぁぁぁぁ!』


『ぐぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!?』


俺とグスタフは帰ってきて早々ルッカの家の隣の広場で体術特訓だ

グスタフと拳でやり合ってるが、体術でコイツとやるのは少将きつい

軽く近所迷惑か、時間は19時だ

スカーレットさんの速い馬車で朝方出発したのだが夕方には村に着いた

凄い


『特訓好きねぇ』


『凄いですね』


ルッカとケインが近くにある木の椅子に座り見学している

体術はあると便利だ、武器以外での攻撃方法が増えるからな

手数は多い方がいいに決まってる、俺はそう思う

グスタフも本能的にそう感じている筈だ


『鬼無双!!』


グスタフの十八番の技が上から振り下ろされ俺は素早く奴にタックルした


『ぐほぉ!?』


グスタフは軽く後ろに吹き飛ぶがご自慢の耐久力で耐えていた

いやお前硬すぎだよ本当に、ステータスが高水準だもんな


模擬戦の後は筋トレだ、色々やった

俺はまたルッカを背中に乗せて腕立て伏せとかしていた

ルッカは楽しそうだったが俺は死にそうだった

グスタフは倒立して腕立て伏せしていてこいつだけ可笑しいと思ったが


まぁいいだろう


次の日になるとグスタフは変わった修行をしていた

俺とルッカとケインはそれをみていた、またあの広場だ


『・・・・ぬー』


グスタフは影から出したシャドーボールを遠隔で操作し器用に移動させたりしている

俺から見れば凄い成長なんだが、彼の意欲はすさまじい様だ


『もうちょい速く動かせるはずだなぁ、まだ遅い』


グスタフは集中し左腕の指を器用に動かしてビュンビュンとシャドボを動かす

俺たちの周りを回転させたり上下に動かしたり色々している

これが初めてじゃない、ルーカストアに入国してからそんな特訓をしていた


模擬戦での特訓では利き腕である右で大剣を使い

左手でシャドーボールを操りながら戦うと言う事もしていたのだ


それがだいぶ安定してきたのだろう、前は揺れながら移動していたシャドボだが

今は揺れることなくスイスイと操作で来ていた


『前より疲れなくなったぜぇ?』


グスタフは嬉しそうな顔をしながら頷く

俺は奴の肩を叩いて


『そろそろ俺もヤバいかもな、よくここまで持っていけるな』


グスタフはドヤ顔を俺に見せつけながら遠くのシャドーボールを手の平に移動させ

粒子となり消していった、フゥと息を吐いたのちこう答えた


『引き出しは多い方が相手もこっちの動きを探るのに時間くうだろうからな』


『流石グスタフねぇ~、ステータスも上がってるんじゃない』


ルッカが彼をおだててはいるがそうそう上がるもんじゃない

5以上の壁はデカいのだ、そう思っていた時期が俺にはありました


『グスタフさん今ステータスどんなです?』


ケインがグスタフに近付き太ももを叩いて聞いていた

彼は腕を組んで考えたのちにステータスを覗いてみたのだが


『・・・・は?』


ん?どうしたのだろうか

俺は頭を傾げた


『どうしたのグスタフ?』


『・・・・ちょい見てくれ』


俺たちは開示許可がでて表示されたステータスを見たのだが


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

グスタフ・ザイツェルン(18)ヴァイキング【中位】


☆戦術スキル

剣術【5】剣術熟練度、恩恵により攻撃力・耐久力が中アップ

体術【6】体術熟練度、恩恵により耐久力と素早さが中アップ

魔術【4】魔術熟練度、恩恵により魔力量を中アップし・詠唱時間を中軽減する


☆補助スキル

痛覚耐性【中】 痛覚を少し軽減する

我慢  【中】 耐久力が少しあがる

威圧  【中】 相手を恐怖状態にする

気配感知【中】 それなりに生物の気配を察知

魔力感知【中】 体内の魔力の流れをある程度感じとることが出来る

根性  【大】 致命的な攻撃でも耐えることが出来る

恐怖耐性【小】 恐怖状態を僅かに緩和

努力の極み【小】 鍛錬によるレベル上昇率が小アップ


☆称号スキル

ゴブリンキラー  ゴブリン族に対し攻撃力が上がる

人形キラー    眷属化した対象に対し攻撃力が上がる

グリズリーキラー グリズリー系に対し攻撃力が上がる

喧嘩師      技スキル以外の攻撃力を大アップ


☆技スキル(ステータスに表示されない部分)

居合・骨砕き・脳天唐竹割・鬼無双(拳)・連拳断(拳)

パワーブレイク・共鳴斬・シャドーボール(黒)

シャドーショット(黒)


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


あれ?努力の極み・・・?


『うわぁグスタフさんすごぉい!』


ケインがジャンプして楽しそうだ

グスタフ本人は目を丸くしてステータスを見ている


『魔術が1上がってるし魔力感知の中になってるし日ごろの鍛錬ねグスタフ』


ルッカがグスタフの背中を強く叩く

彼は満更じゃない顔をしていた、実際嬉しいのだろう

誰だってそうだ、頑張っている結果がステータスの出る


『俺も戦いやすくするためにスキル上げないとな』


『それがいいぜぇ』


グスタフが腰に手を当てて頷く、俺はその様子を軽く笑顔で答えた

そうしていると特訓の時間も過ぎようとしていた

ルッカが口を開く


『次の特訓はスカーレットさんとこでね!明後日出発なんだから無理して特訓しないでよ?』


『わかってるさ』


『わぁってるよ』


俺とグスタフは返事をしてその場で解散になった

誰よりも苦労をし誰よりも妥協をしない男

それだけならまだしもだ、センスもあるのだ

彼はこの先どう変わっていくのか、俺も気になっていた



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ムルド大陸地図完全版(多分です)

挿絵(By みてみん)

ルッカ『来年で上位職なるんじゃない?』


グスタフ『フハハハハハハ!』

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新作ですがこの小説を見てる人ならわかる部分が多い内容になってます 勇者ですが指名手配されたので逃亡ライフをはじめます
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