りんごん!りんご~ん!誕生はごまだれ~
ひょんなことから育毛の女神と呼ばれ始めたエルはヨシを見返すために
おいしいりんごんを更においしくしてなんとか
威厳を取り戻そうとしていた!
ついでにそれを料理してもらってアップルパイにして貰っておやつにしようともしていた!
だが運命の悪戯か完成した黄金のりんごんはバ○スを放ちエルの手から離れてしまう。
これは本編<異世界に行った(転移した)ニートのお話 ~きっと明日は働くでしょう~>
のヨシが受けた数回目の依頼の時に起きた話(現在未投稿)です。
えでんのりんご たべてもらいたい えるに
~とある丘の上~
「ふっふっふひひ・・・いつも私をくっちゃ寝の女神といったヨシさんをこれで
見返してやるです。」
ここはテイマーの聖地、自由貿易都市としても半場独立しているテイマーの都
アドニカム郊外、グリフォンの森、この都市アドニカムを作ったテイマーにして
錬金術師、魔道技師やら賢者やら色々と二つ名をもつネロ=アドニカムが育てたと
いわれているグリフォンが治める森である。
(さっきから何をなさっているのですか? そんな所にいると落ちちゃいますよ?)
エルは現在丘の上、ちょっとした崖になってる所に腰掛けて足をぶらぶらと
しながら赤い果実、りんごんを撫で、頬擦りしながら不気味に笑っている。
しかしエル自身が省エネな小さめサイズ、通称ちびエルになっているため、
ふひふひ言いながらりんごんを膝に乗せ抱きついて頬釣りしてるなんとも、
不気味な生き物と化していた。
「ふひひ、女神たる私がそんな簡単に落ちるわけないじゃないですか~」
(そうですか、で‥‥何をなさっているのですか?)
「ふっ‥‥これはですね~、この前見つかった私の隠された能力!神力をこめると
なんか凄くなる力!拾った薬草ですらあんなに美味しくなったんだからネロちゃんの
所のりんごんならもっと‥‥もっと美味しくなるはずです! どやぁ!」
(イラッ‥‥。)
りんごん抱え、どやぁ顔でこちらを向くエルに若干背中を押して本当に落ちないか
試したくなる衝動に駆られる魔道書さんであったがエルの抱くりんごんに、
今も込められつづけてる神力でどうなるか少し気になったのでしばらく
傍観することにするのだった。
「さぁ‥‥、りんごーん! 美味しくなるのです! そしてヨシさんを見返して
やるのです!私の力が髪を生やすだけではない事を! 成長の神じゃなくて
発毛の神じゃないのか?だなんてふざけたこと二度と言えなくしてやるのです!」
(いいじゃないですか‥‥、髪様と崇められて信仰心増えたんですから。)
「そうですけど‥‥、それは私が望んでるような信仰心じゃないです‥‥。」
魔道書さんにそう言われたエルは虚ろな目に影を纏う、平日公園にいる
お父さんのようにも見えた。
そうなのだ‥‥、少し前、抜かれようと毟られようと次の日には元道理になってる
ヨシの髪の異常性に気づいた一部の男性冒険者と権力者が推測し崇め始め、
ひょんなことで窓から捨てたエルが使った水を被った長年輝きを持つ冒険者に突如
産毛が生えてきたことで一気に真実味が増しヨシ達が泊まってる宿屋にエル水を
求め一部の人たちが‥‥、輝きを宿す者たち押し寄せた。
その結果、宿屋に篭って居られなくなりこの騒ぎが落ち着くまでの間、
頑なに働きたがらないヨシはしぶしぶお使い依頼を受けたのだった。
==数分後===
「見て下さい! りんごん金色になりましたよ!どうですか魔道書さん!
これこそヨシさんに喰らわせる神の一手にふさわしい果物の輝き!」
そういいながら見せてくるエルの腕の中には金色に輝くりんごん‥‥。
(そうですか?どれどれ‥‥、これは‥‥。)
[黄金のりんごん] りんごんの神種改良種(女神エル産)
ネロが庭園に溜まる魔力が勿体無いからといって植えてみたら作れちゃった
庭園特産果実アグニアの好物りんごんに女神エルが神力で染上げた結果、
様々な奇跡と可能性を秘めた果実になった。
究極のりんごん、とても甘いにもかかわらずあっさりとしている不思議、
糖度は21 余りのおいしさに食べ過ぎると中毒になる。
特に根絶し失われた毛根の再生から四肢の欠損、あらゆる呪いを完治させる。
主な効能
成長・進化・治癒・蘇生・育毛促進 その他
(一応成功したみたいですよ、究極のりんごんだそうですよ)
「そうでしょう!そうでしょう!黄金に輝く究極のりんごん‥‥。
いえ、これはもう、りんごんではないのです!」
(ならなんと名づけますか?)
「成長の女神たる私の作り上げた果実‥‥! この子をエルが作りし伝説の果実!
略して《エデン》と名付けるのです!」
(ごまだえ~)
そう言うとエルは自分の体の半分ほどもあるりんごんを両手で掲げると、
一層強く黄金のりんごん‥‥エデンは輝きを増し掲げらているエルの姿も
あいまって、それは某緑の勇者がアイテムを入手した姿を彷彿とさせ‥‥、
巡回中だったコッコナッツイーター達はそれは伝説の一場面のようだったと
後に語ったとか。
「おーい! そこで二人で何し‥‥!? うぎぃっ!? 目がぁぁぁぁメガァァァァ!?」
「ひゃうっ!?」
(あっ‥‥!)
その一層強く輝き出したタイミングで運悪く二人を呼びに来た男‥‥、
ヨシはもろにその光を浴び目を焼かれた某天空城王()の如く叫びのたうち転げ回り。
それに驚いた拍子にエルの掲げてた黄金の果実は手の上で跳ね、
実を弾ませると手の平から零れ落ち、地面を跳ね、そのまま勢い良く崖の下に
実を投げて落ちていった‥‥。
<痛っ!? え? え? にゃぁぁぁぁ!? おちてるぅぅぅぅ!?>
色々あったりなかったりして長いこと投稿してなかったのでリハビリがてら
本編<異世界に行った(転移した)ニートのお話 ~きっと明日は働くでしょう~>
のヨシが受けた数回目の依頼の時に起きた話(現在未投稿)。
本編の出来事の裏の話で10-20話分くらいの外伝予定。
お暇でしたら読んでみてくださいな~
複数オムニバス形式(予定)
異世界に行った(転移した)ニートのお話 ~きっと明日は働くでしょう~
http://ncode.syosetu.com/n8457eb/
異世界に行った(転生した)ニートのお話 ~明日もきっと働くでしょう~
http://ncode.syosetu.com/n8551eb/
こびゆうん先生に書いてもらった私の作品共通幼女神エルたん
フリル、羽、ぱんちゅが好きな素敵な紳士こびゆうん先生のついったー
https://twitter.com/kobiyuun
※成人誌作家様なので未成年の方は注意
であよかったら次回、また機会あったら読んでくだちぃ ノシ