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神に会いにいけと言われた

 カミシロが目を開けると、目の前にスコープスが一人立っていた。「起きたか。フューラーがお呼びだ。」そりゃどうも。カミシロはそう言って起き上がった。スコープスはそのまま振り返り、歩き出した。カミシロは黙って着いて行った。


 カミシロは昨日と同じ会議室に連れてこられ、昨日と同じく、同じ場所にフューラーは座っていた。今度は最初から正面を向いていた。「さて」フューラーが言った。「お前には処罰を下さねばならん。しかし、お前のやれる事がわからない。そうなる以上、お前をどうする事もできんわけだ。」おれをあのまま監禁させとくんじゃないですか? 「そんなもの何になる! 何の役にも立たん人間など殺してしまった方がいいんだ。しかし、お前には何らかのまだ、見つけていない、やりたい事があるかもしれん。」やりたい事なんかないですよ。「じゃあ、やらねばならん事だ。お前をある場所へと案内する。そこで、ある人物と話してもらいたい。それでもダメなら、お前を殺す。」そうですか。とカミシロは言った。ああ、おれ、死んじまうのか。


 「で、その人物ってのは誰なんです? 」とカミシロが聞くと、フューラーは神だ、と答えた。次は神か、参ったな。とカミシロは思った。

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