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彼女シリーズ

彼女と初デートの日には幼なじみはいないほうがいい。

作者: 水鏡良芽





「あのねぇ。俺と貴女の関係は何ですか?」


「幼なじみでお隣さん」


「他は?」


「小、中とクラスが一緒で登校下校は一緒に帰る仲」


「それで、まず、何で貴女は毎日俺の家、具体的にはリビングとか俺の部屋とか台所とか風呂とかトイレにいるのかな?」


「家に誰もいなくて暇だから」


「うん、それもよくはないと思うな俺。でも我慢するよそれぐらい。でもそれよりも不満があるな俺」


「何?毎朝目覚ましのタイマー五分ずらしてるのが不満?それとも朝の牛乳に下剤入れてるのがばれた?教科書のノート入れ替えたの分かったのかな?」


「……恐ろしいなお前。だがまあいい。それよりも大事なことだ」


「何だ?」


「何で俺の彼女との初デートについてくるかな!」


「好奇心の成せる技っ!」ぐっ


「黙れ!」


「具体的には尾行しちゃいました。動機は面白そうだったからつい」


「帰れ」


今現在駅前の時計台の下付近で交際二ヶ月の彼女と念願の初デートに向け、待っていた。なのにこいつが来やがった!しかも発言から察するに尾行とかあり得ねー!


「お前まじ帰れ!誤解されんだろーが!」


「またまた照れちゃって、二人の仲でしょ」


「そこまで仲良くねーよ!」


登下校一緒とはいえ、ほとんど会話も無い。

高校生になってからはろくに話しすらしない。


「早く帰れ、じゃないと」


「永瀬くーん」


やばいよやばいよ!もう来てしまった。


「ごめーん遅くなって」


彼女が来てしまった。もちろん


「へぇ…………この子が彼女ねぇ……」


こいつは帰ってない。


「ちょい来なさいよ永瀬」


「待てよ」


幼なじみに引っ張られて少し彼女と離れる。


「何なのよこの子」


「だから見られたくなかったんだよ」


俺は頭をかき、気まずい感じをアピールした。

そう、彼女の容姿が問題なのだ。

無垢な瞳。

白魚のような指。

陶器のような足。

そして、小さな背丈。

135㎝(自己申告)らしい。




「何よあの小学生」


「馬鹿、高校生だよ。しかも二年生」


そう、彼女はどうしようもなく身長、体長、背丈が小さいのだ。

しかも俺よりも一歳年上。


「…………ロリコン……」


「やっぱりか!」


やっぱり言われると思った!

だから会わせたくなったんだ!


「……言いふらしてやる、永瀬ロリコン疑惑!

こいつぁー売れるぜ!」


そう言いサッテイッタ。

誰に売るつもりだ!


「まちやが」



「どうしたの、永瀬君?」


彼女が俺に微笑みながら聞いてきた。

うん、可愛すぎる。

いや、俺だって別にロリコンの訳ない。

だが、彼女は別なのだっ!

アーンド、彼女の魅力はそこではない(いや十分魅力的だが)!


「さっきの女の子、彼女?追いかけなくていいの?大事な人じゃない?」


などと言ってくれる。

初デートの彼氏と話していた女の心配をする先輩。

自分のことよりも他の人の心配が出来る人。

それが先輩だ!

見た目に反した気遣いが俺の胸にgood ぐっと来たのだ!

優しさって大事です!


「いえいえ、いいんです。それよりも早く行きましょう。時間は有限ですよ」


そう言い、彼女の手を取り、軽く走る。






こんな人が多い所にいたら通報されてしまう!














こんにちは、久しぶりの水鏡良芽です。

今回は短編でさっくりと書きました。

楽しめたら幸いです。

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