第一話 運命なんて信じない
なんか 文章めちゃくちゃな気が…
先に謝っておきます
すいませんm(_ _)m
「のぉお〜!!」
とある街のとある郊外…。
小鳥囀る爽やかな朝の空気の中に 少女の叫びがこだまする…。
そう この朝っぱらから大声で奇声をあげている少女こそ この物語の主人公。 すなわちヒロインってやつだったりする…
「叶〜!朝っぱらから 何叫んでんのっ!起きたなら早くご飯食べちゃいなさいっ!」
少女に負けない大声で階段下から叫んだのは 少女の母である
ちなみに 「叶」というのが少女の名前…。
しかし階下で叫ぶ母の声も耳に入らないのか 少女…叶は青い顔をしながら呆然と机の上に散乱した教科書を眺め呟いた。
「どうしよう…。」
叶の記憶が昨日に遡る。昨夜は期末試験の勉強をしようとして 机に向かった所 30分ぐらいで強烈な眠気に襲わたので 少し仮眠を取ろうと一時間後に目覚ましをかけて寝た所までは覚えている。
…が、気付いたら朝の小鳥の囀りで目を覚ましたのだった。
「目覚ましかけたのにぃ〜」
無意識のうちに3つ仕掛けてあった目覚ましをすべて止めてまた眠りについたらしい
最悪なことに 叶は一夜漬勉強派なので今まで全く勉強していなかった。
今日のテストの『歴史』も『物理』もテスト範囲の三分の一しか頭に入っていなかったのである。
まぁ 自業自得というやつである。
結局 朝御飯もろくに食べないまま 叶はトボトボと学校に向かった
「カナ〜。テストどうだった?」
「聞かないで…」
テストが終わった喜びに弾んだ声で 声をかけてきた友人とは反対に 叶は暗い声で答えた。
「私はそこそこ出来たよん♪」
またしても 弾んだ声で言ったのは 先程も登場した叶の友人 『鈴木 明日香』である
「そっかぁ〜良かったね♪」
言葉とは裏腹に叶は 明日香のほっぺたをつねりながら引きつった笑顔をみせた。
「いひゃいっれば〜」
明日香は やっと開放されたほっぺたを擦りながら続けた
「カナ機嫌悪いね。どしたん?」
どうしたもこうしたも…
人が出来なかったテストを出来たって アンタが喜んでるからだろがっ!と心の中でツッコミをいれつつ
「昨日勉強しないで寝ちゃってさぁ〜
テストさっぱりだったし、ほとんど勘で答えうめたし。後は神様に頼るしか…」
と言うと 自分の胸の前で手を合わせ祈るポーズをした
「アハハ んじゃ あたしも 祈ってあげる〜♪ カナのヤマ感が当たってますよ〜にっ」
明日香も ふざけて手を合わせる
普段 神様など信じていない叶だが こういう都合のいい事だけ 神様に頼るのである。
叶は 神様も運命論も占いも信じていなかった。
自分の人生がすでに決まっているなどありえないと思っている。
人生は自分で切り開くものだ。というのが彼女の持論であり信条であるのだ。
そして叶は 自分の力で夢を叶えられますように… との願いを込めて両親が付けてくれた名前を気に入っていた
人生は自分で切り開く…
そんな 叶の持論を覆してしまう出会いがこのすぐ先に待っている事を彼女はまだ知らなかった