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童話の国へ  作者: 花散里
2/2

泡になったお姫様

私は泡


泡は楽


何も考えずに


何も見ずに・・・













本当に?













あなたは誰?












自分の心から


目を背けて


あなたの恋はただの自己満足?














だって王子様と


私では


住む世界が・・・!













そうして


自分の気持ちに


目を背けていれば


楽かもしれない


傷つかないかもしれない


その代わり


誰もあなたを愛さないわ













だって!












お願い・・・。


目を背けないで。


この世界に


愛でもって


産まれたあなただから


傷ついて


悲しんで


笑って


自分の気持ちに素直でいて













あなたは・・・?













私?


私はあなたを愛によって


産みだしたもの。














気づくと


私は海岸で倒れていた


王子様が駆け寄ってくる













今度は


間違えないわ













母様。

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