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AI棒

作者: 黒船雷光
掲載日:2026/04/27

「トモエ、おはよう。今日はいい天気だよ」


「いゃぁ……な月曜日じゃん」


「いやいや、今日は大切な日だって言ってよね?!」


「あ、ちょっと……カーテン開けるのやめてよ!まぶしいよぉ〜」


「僕だってこんなことしたくないよ」


春にしては少し強い日差しが顔に当たる。


「んも~月曜日以外に何かあるんだっけ?」


「え?!今日は大学のレポート発表会って自分で言ってたよね?」


「そうだっけ?」


「いくら何でも忘れすぎじゃない?ご飯できてるし、出発予定時刻には間に合いそう……ただし、今すぐ起きたらだけど」


「なんで、月曜日の朝ってこんなにも面倒とかダルいっ感じるんだろ?」


「それ、まじめに答えたほうがいい?」


「ごめん、ただの愚痴」


「だと思った……でも、ちゃんと準備していたし……大丈夫だよ」


「あ?何その間は?……あ、行かなきゃか!」


「やっと頭が回り始めたね。大丈夫、トモエならできるよ」


ダイニングテーブルにはシリアルと牛乳。


「またこれか……」


「仕方ないよ、生活費から逆算してもトモエの健康を考えても、安く済ませて栄養価のこと考えたらこうなる」


「たまにはホンモノのサラダとか食べたいなぁ」


「それは悪くない考えだね。今だとプチトマトは安いかな」


「トマトぉ〜それならトマトジュースでいいかなぁ」


「ほらまたそういう事言う……だから買えないじゃん」


「わかってるよ」


「なんか、新しい歯磨き粉が出たみたい。ちょうど使い切ってしまったじゃん?どうする?」


「何が違うの?」


「専門的な話を省くと予防とホワイトニング効果が2割増。25円割高だけど」


「う〜ん……」


「あ、悩むならシャンプーとトリートメントもぼちぼち……」


「いや、そこは悩みを増やすんじゃなくて無くす方向に考えてほしいんだけど」


「そうだけど、基本僕がトモエと一緒に居られるのもメーカーサポートありきだからなぁ……」


「それがなければ、最高の相棒なのになぁ〜」


「僕はAIだからAI棒かな?」


「うわぁ…………ギャグ寒っ」

AIがさらに汎用化されて、使用するのにサブスク時代が今ですが、より高度になれば広告収入に即した日常会話に広告突っ込んでくるタイプが出てくるのかな?と。

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